ジェルネイルのはみ出しや失敗を修正する作業のイメージ

「あっ、ジェルがはみ出しちゃった…」「アートのラインが曲がってる…」

セルフジェルネイルをしていると、こんな風に手が止まってしまう瞬間がありますよね。

やり直しがきくといわれるジェルネイルですが、実はすべての失敗を修正できるというわけではありません。硬化前か硬化後か、はみ出しなのかアートの乱れなのかによって、直せるかどうか・直し方がまったく変わってきます。

今回は、ベースジェル・カラージェル・トップジェルの失敗、アートの失敗をした際の修正方法について、状態別にご紹介いたします。まずは今の状態を確認するところから始めましょう。

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結論からいうと、ジェルネイルの失敗は「硬化前か硬化後か」「はみ出しなのかアートの乱れなのか」で直し方がまったく変わります。焦って手を動かす前に、まず次のどれに当てはまるか確認してください。

  • ジェルがまだ硬化していない(ライトに当てる前)→ ウッドスティックや筆でそのまま修正できます
  • すでに硬化してしまった → ネイルファイルやニッパーで削って整える工程になります
  • 盛りすぎて表面がボコボコ・デコボコしている → はみ出しとは対処が違うので、専用の見出しへ進んでください
  • はみ出しではなくアートの線や模様が乱れた → アート修正の見出しへ進んでください

状態を確認できたら、下の該当する項目に進みましょう。無理に急いで直そうとすると、かえって仕上がりが汚くなったり、ジェルが早く剥がれたりする原因になるので注意してください。
ジェルネイル失敗の状態別チェックフロー図(硬化前後・はみ出し・凸凹・アート崩れ)
なお、修正はできる場合であっても、汚くなったり取れやすくなったりすることがあります。可能であれば1からすべてやり直すのがベストです。特にアートの場合は、修正よりも上手に誤魔化すワザを身に付けることも大切になります。

また、修正するときに大事なのは”できるだけ早く直す”ということです。硬化するまで調整できるのがジェルネイルの魅力ではありますが、時間がたてばたつほど修正も難しくなりますし、仕上がりも汚くなります。修正するときは、できるだけ早く対処するようにしましょう。

甘皮除去で失敗を減らす

甘皮(ルースキューティクル)が多く残り、ジェルがはみ出しやすくなっている爪の状態

このように、甘皮(ルースキューティクル)がたくさんついていると、ジェルがはみ出したり、皮膚についたり、失敗しやすくなります。

丁寧なプレパレーションで整えた、ジェルネイルを始める前のきれいな爪の状態

丁寧なプレパレーションを行い、このようなきれいな状態でジェルネイルを始めるようにしましょう!

はみ出し自体を防ぐコツは、別記事「ジェルネイルのはみ出し防止対策!セルフでも簡単キレイに塗るコツ」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【ベース・カラー・トップ】硬化前の修正方法

大きくはみ出してしまった場合

ベースジェルがサイドや根元に大きくはみ出してしまった状態

このようにベースジェルがサイドや根元に大きくはみ出してしまった場合。

ウッドスティックではみ出したベースジェルを取り除く手順

ウッドスティックではみ出したジェルを取り除き、ウッドスティックについたジェルをキッチンペーパーなどで拭き取ります。

ウッドスティックでジェルを取る→拭き取るを繰り返して、はみ出したジェルをすべて取り除きましょう。

エタノールを含ませたキッチンペーパーで皮膚についたジェルを拭き取る手順

さらに、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーで皮膚についたジェルを拭き取り、ジェルが爪だけに塗布された状態になったら硬化します。

ジェルには流動性があり、はみ出したジェルを取り除いてもまた流れ出てきてしまうこともあります。
ジェルをとってもとってもはみ出してきてしまう場合は、修正はせず、すべて拭き取ってやり直しするようにしましょう。

はみ出しが小さい場合

はみ出しが小さい場合の状態(ウッドスティックで簡単に除去できる例)

はみ出しが小さい場合は、ウッドスティックで簡単に除去することができます。

はみ出した部分がとれたら、ジェルが流れ出てくる前に素早く硬化しましょう。

裏にはみ出した場合

爪の裏側にカラージェルがはみ出してしまった状態(わかりやすいよう茶色のジェルを使用)

このように爪の裏にジェルがはみ出してしまうこともあります(わかりやすいように茶色のカラージェルを使っています)。

爪の裏にジェルがたくさんはみ出してしまうと、そこからジェルが剥がれてしまうので、硬化する前に修正しましょう。

筆を使って爪の裏にはみ出したジェルを適量まで取り除く手順

筆を使って、ジェルが溜まっていない程度までジェルを取り除きます。
爪の裏にジェルがついていても、薄くついている分にはジェルが剥がれてしまうことはありません。

適度な量に調節できたら、硬化しましょう。

【ベース・カラー・トップ】硬化後の修正方法

はみ出してしまった場合

はみ出したまま硬化してしまったベースジェルをネイルニッパーで切り取る手順

大きくはみ出したまま、硬化してしまった場合は、ネイルニッパーなどを使ってはみ出したジェルを切り取ります。

エメリーボードではみ出して硬化したジェルを削り、皮膚と分離させる手順

はみ出したジェルをカットできたら、エメリーボードを使ってはみ出したジェルを削り、ジェルと皮膚を分離させます。

皮膚から分離できた、硬化後のはみ出しジェルの修正結果

皮膚にくっついていたジェルが取り除かれ、爪と皮膚が分離しました。

たくさんジェルがはみ出した状態で硬化してしまった場合は、修正するよりもオフしてやり直すのがベストです。
そのまま修正して仕上げても、すぐにジェルが剥がれてしまう可能性がります。
面倒かもしれませんが、上記の修正方法は、あくまではみ出しが少ない場合のみに有効です。

皮膚についた場合

皮膚にだけジェルが付着してしまった状態(わかりやすいよう茶色のジェルを使用)

このように皮膚だけにジェルが付いてしまった場合の修正は簡単です。(わかりやすいように茶色のカラージェルを使用しています)

ネイルニッパーやウッドスティックで皮膚に付いたジェルを剥がす手順

ネイルニッパー、メタルプッシャー、ウッドスティックなど、道具は何でもOK!

ペロっと剥がれることが多いので、簡単に除去することができます。

厚塗りで凸凹・デコボコになった場合の修正

結論として、ジェルを塗り重ねすぎてできた凸凹は、硬化後にファイルで表面を平らに削るのがいちばん確実な直し方です。

1.180G程度のウォッシャブルファイルを使い、盛り上がっている部分を中心に軽い力で少しずつ削ります

2.一気に削るとジェルが薄くなりすぎて割れやすくなるため、様子を見ながら進めます

3.表面が均一になったら、スポンジバッファーで仕上げ磨きをし、トップジェルを薄く重ねて再硬化します

厚塗りジェルネイルの凸凹をファイルで削る手順の図解

一度にたくさん盛ってしまうと、硬化不良や凸凹の原因になりやすくなります。次回からは1回に塗る量を薄めにし、2〜3回に分けて重ね塗りをすると、凸凹になりにくくなります。

凸凹の程度によって削れる量には個人差があるため、一気に仕上げようとせず、様子を見ながら少しずつ進めてください。

ジェルがはみ出す原因は?

ジェルがはみ出してしまうのは、

・筆にとるジェルの量が多い
・ジェルがゆるい(柔らかいジェル・気温が高い)
・一度に硬化する本数が多い

などが原因となっている場合がほとんどです。

はみ出しの失敗を防ぐために、

・筆にとるジェルの量は少な目にして、足りなかったら追加する
・粘度が高めのジェルを使う
・1本ずつ塗布→硬化する

などの対処をして、はみ出しの失敗を防ぐようにしましょう!

はみ出し防止のコツをさらに詳しく知りたい方は、「ジェルネイルのはみ出し防止対策!セルフでも簡単キレイに塗るコツ」もあわせてご覧ください。

【アート】硬化前の修正方法

筆で修正する方法

線が二重になったり太くなったりしたアートを硬化前に修正する様子

線が二重になってしまった、太くなってしまった場合のアートを硬化前に修正します。

スクエアブラシにエタノールを含ませてアートのラインを整える準備

スクエアのブラシにエタノールを含ませ、軽く拭き取ります。

筆を押し当てるようにしてアートのラインを整える手順

筆を押すようにして、ラインを整えます。

ラインに沿って筆を動かし、はみ出したジェルを拭き取る手順

ラインに沿って筆を動かし、はみ出したジェルを拭き取ります。

筆を押すようにしてアートのラインを再度整える手順

筆を押すようにしてラインを整えます。

アートのラインが綺麗に修正できた状態

綺麗に修正できました!
修正が完了したらすぐに仮硬化します。

拭き取って修正する方法

失敗したアート部分を拭き取って修正する準備

描いた部分を拭き取って修正することもできます。

キッチンペーパーにエタノールを含ませ、アートを拭き取って修正する手順

キッチンペーパーにエタノールを含ませて、失敗したアートを拭き取ります。

ただし、この方法は波ラインの部分を仮硬化してなければ、すべてのアートを拭き取ることになってしまいます。
普段から、アートがうまくいったら、こまめに硬化して万が一失敗した時に修正してもやり直さないで済むようにしておきましょう。

【アート】硬化後の修正方法

硬化したアートを修正する場合は、ネイルファイルを使って削り落とします。

硬化後のアート修正で使用する180番のウォッシャブルファイル

使用するのは180Gのウォッシャブルファイルです。

アートの一部を修正する場合

削り落としたいアート部分にネイルファイルを当てて調整する手順

削り落としたいアートにネイルファイルを当てて、そっと動かし、除去したいアートの部分だけど削り落とします。

細部はエメリーボードなど目の細かいファイルで削る手順

細かい部分は、エメリーボードなど、細かく削れるネイルファイルを使いましょう。

ネイルニッパーでアートの一部を取り除く手順

ネイルニッパーで取り除いてもOKです。

削り落としたアートのダストをエタノールで拭き取る手順

すべて削り落とせたら、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーでダストを拭き取ります。

点々模様のアートを削り落として修正できた状態

点々模様を消すことができました。

アート全体を修正する場合

180番のウォッシャブルファイルでアート全体を削り落とす手順

アートの一部を修正する場合と同様に、180Gのウォッシャブルファイルでアートを削り落とします。

全体のアートを修正する場合は、アートを削り終えた後、全体的にネイルファイルをかけましょう。
すべてのアートが削り落とせたら、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーでダストを除去します。

アート全体を削り落として修正できた状態

アート全体を修正できました。

ここからアートを描き直す場合、このまま描くとカラージェルをはじいてしまうことがあります。

アートを描き直す前の、ジェルをはじきやすい爪表面の状態

スポンジバッファーを全体にかけ、表面を滑らかにします。

スポンジバッファーで表面を整えベースジェルを薄く塗布する手順

ベースジェルを全体に薄く塗布して完全硬化します。
この時、必ずベースジェルを使いましょう。クリアジェルだと細かいアートなどは滲んでしまいます。

ここまでやってから、アートの描き直しをするようにしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. ジェルネイルの修正は何度もしていい?

A. 同じ部分を繰り返し修正すると、ジェルの密着が悪くなったり見た目が汚くなったりします。1〜2回直しても仕上がりが安定しない場合は、無理に修正を重ねず、オフして最初からやり直すのがおすすめです。

Q. 硬化後に失敗した場合、削らずに直す方法はある?

A. 硬化後のはみ出しや凸凹は、基本的にはファイルやニッパーで削って整える以外に確実な直し方はありません。一時的にマニキュアなどでごまかす方法もありますが根本的な解決にはならないため、時間があるときにきちんと修正することをおすすめします。

Q. アートを修正すると自爪や周りのジェルを傷つけない?

A. ファイルやニッパーの当て方によっては、周囲のジェルや自爪を傷つけてしまうことがあります。細かい部分は目の細かいエメリーボードを使い、力を入れすぎずに少しずつ削るようにしましょう。

Q. セルフでの修正が難しいと感じたらどうすればいい?

A. 無理に自分で直そうとして状態が悪化してしまった場合は、ネイルサロンでのオフ・付け替えを検討するのも一つの方法です。自爪が薄くなってきた、痛みがあるといった場合は、早めにサロンや皮膚科へ相談してください。

Q. 修正した部分だけ先に硬化していい?

A. 硬化前のジェルであれば、修正した爪だけ先に硬化しても問題ありません。他の指はそのままにして、修正が終わった指から順番にライトに当てていくとやりやすいです。

さいごに

いかがでしたか?

ジェルネイルとアートの硬化前、硬化後の修正方法を、状態別にご紹介いたしました。

今回ご紹介した方法で修正は可能ですが、冒頭でもお伝えした通り、修正したジェルネイルは汚くなったり、剥がれやすくなったりします。

もしやり直せるのであれば、1からやり直して、せっかくのジェルネイルが長持ちするようにしてくださいね!

この記事の監修:なな先生(ネイリスト)|プロフィールはこちら