爪の乾燥がひどい人へ|ワセリンの効果と保湿方法7選(爪の乾燥ケア全体像)

「爪が乾燥してひどい」と感じ始めたのは、いつ頃でしたか。

白くなった時でしょうか。縦線が目立った時でしょうか。それとも、二枚爪になってしまった時でしょうか。

爪の乾燥は自覚しないうちにも進んでいることが多く、そのままにしておくとさらなる爪トラブルを招きかねません。

「ワセリンって本当に効果があるの?」「手だけでなく足の爪にも使えるの?」という疑問にもお答えしながら、爪が乾燥する原因と正しい保湿方法をお伝えします。まずは30秒でできるセルフチェックから見ていきましょう。

\ ネイルぷるん公式・無料 /

セルフジェルの「うまくいかない」を解決する
無料オンライン講座

LINEで無料講座を受け取る

30秒セルフチェック:爪の乾燥は進んでいませんか?

次の項目に当てはまるものはありますか?

  • 爪の表面が白っぽくカサついて見える
  • 爪の縦線が以前より目立つようになった
  • 爪の先が薄く割れやすくなっている
  • 除光液やジェルオフを頻繁に行っている
  • 手洗い・水仕事のあとに保湿をしていない

2つ以上当てはまる方は、爪の乾燥が進んでいるサインです。放っておくと二枚爪や爪割れにつながることもあるため、この記事で原因と正しい保湿方法を確認していきましょう。
爪の乾燥度セルフチェックリスト

乾燥によって起こる爪の不調

爪の乾燥によるささくれや白っぽさなど不調のイメージ

「ささくれができる」「白っぽくなる」のはもちろんですが、爪自体が乾燥するとこのような不調が現れやすくなります。

  • 爪表面に縦線が出る
  • 爪表面が凸凹になる
  • 爪が割れたりちぎれやすくなる
  • 爪が薄くなる
  • 二枚爪になる

もちろん乾燥以外にも「爪切りの使い方」「(足の爪の場合)自分の足に合った靴を履いていないこと」などの原因も考えられますが、いずれも乾燥は爪の健康と密接に関係しているもので、不調が改善したあとも再発を防ぐために、日頃から入念にケアを続ける必要があります。

二枚爪や爪が割れてしまった場合の詳しい対処法は、それぞれ別記事で詳しく解説しています。

>>二枚爪の原因と対処法はこちら

>>爪が割れたときの対処法はこちら

爪が乾燥する原因とは

「特にそこまでひどくないから大丈夫」と安心してはいませんか。

でも、爪が乾燥する原因は意外とたくさんあります。

正しい原因を知ると、「普段のなんでもない行動が直接的な原因になっているんだ」と気づくことができますよ。

石鹸・食器用洗剤など洗浄剤による乾燥

食器用洗剤による手荒れで爪が乾燥するイメージ

ほぼ毎日触れているであろう石鹸や食器用洗剤などの洗浄剤は、汚れと同時に手についている油分までも落としてしまうため、乾燥しやすくなります。

特に水仕事が多い美容師さんや主婦の方は洗浄剤に触れる機会が多いので、こまめなケアが欠かせません。

紫外線による乾燥

爪は髪や肌と同じタンパク質でできているため、強い紫外線を浴びると髪がパサパサのダメージ髪になってしまうように、爪も水分が奪われてカピカピになります。

除光液による乾燥

除光液の使用で爪が乾燥し白っぽくなるイメージ

除光液をつけたコットンで爪をこすると、ツヤがなくなって白っぽくなりませんか。

あれがまさに乾燥してしまった証拠です。除光液には主にアセトンという成分が入っていて、これが乾燥を促します。

貧血による乾燥

特に月経がある10代〜40代女性がなりやすい貧血。

貧血とは大まかに言えば血色素=ヘモグロビンが減っている状態のことで、酸素や栄養を各所に運ぶ血流の働きが悪くなり、細胞が正常に機能しなくなってしまいます。

爪も酸素や栄養が届かなくなる分、保水力や保護力が弱まるので、乾燥が進みやすくなってしまうのです。

加齢による乾燥

加齢により爪や指先が乾燥するイメージ

歳をとると新陳代謝が悪くなるため、皮膚の角質層で蓄えるはずの水分が蓄えにくくなり(保水力が下がり)、皮脂の分泌量も減少することで爪も乾燥しやすくなります。

食事による乾燥

「身体を作るのは食事」…その言葉にもあるように、食生活も爪に大きく影響します。

例えば「〇〇だけダイエット」「好きなものだけをひたすら食べる」など偏った食生活を送っていたり、忙しいからと栄養ドリンクや栄養補助スナックで食事を済ませていたりすると、爪の乾燥だけでなくあらゆる身体的・精神的不調を招いてしまいます。

爪の乾燥にはワセリンが良いって本当?

爪の乾燥対策として使われるワセリンのイメージ

ネットを見ていると「爪の乾燥対策にワセリンが良いのでは」という記事を多く見かけます。結論からいうと、ワセリンは爪の乾燥対策に有効な選択肢のひとつです。

確かにワセリンは手荒れや唇の荒れなど全身に使える軟膏として長年愛されています。主に原料が石油で、そこから不純物を取り除いて作られているため、低価格ながらも保護力に優れたアイテムです。

ただ勘違いしてはならないのが、ワセリンは皮膚に膜を作って水分を外に逃がさない働きがあるもので、直接的に「潤いを与える」働きはないということ。

ですから、すでに水分を蓄えた肌や爪に塗ることに意味があり、水分がないカサカサのところに塗るのはワセリンが働く環境としてはあまり適していないということになってしまうのです。次の章で、効果を引き出す正しい塗り方をご紹介します。

ワセリンの正しい塗り方・タイミング

ワセリンを爪に塗るタイミングと量の目安

結論からいうと、ワセリンは爪と爪まわりの乾燥対策に有効な選択肢のひとつですが、いつ・どれくらい塗るかで効果に差が出ます。

おすすめのタイミングは、手洗いや入浴の直後、そして就寝前の1日2〜3回です。水分が肌に残っているうちに米粒大〜小豆大のワセリンを爪と甘皮まわりに薄く伸ばすと、水分を閉じ込めるフタの役割を果たしてくれます。ベタつきが気になる日中は、爪の生え際だけにごく少量を塗る程度でも十分です。

ただしワセリンはあくまで保湿の土台であり、原因そのもの(洗剤・紫外線・除光液など)を減らさなければ効果は限定的です。このあとご紹介する対策と合わせて習慣化することが、乾燥知らずの爪への近道です。

足の爪も同じケアでいい?

手の爪と足の爪の保湿ケアの違い

「手だけでなく足の爪も乾燥してカサカサする」という声も多く寄せられます。結論として、足の爪もワセリンでの保湿は基本的に有効です。

ただし足は靴下や靴の中で蒸れやすい一方、季節によっては手以上にひび割れやささくれが起こりやすい部位でもあります。お風呂上がりに保湿するタイミングは手と同じですが、靴下を履く前に薄く伸ばしてベタつきを軽減してから履くのがポイントです。

爪だけでなく指先やかかとまで乾燥している場合は、フットクリームなど油分の多いアイテムでまとめてケアすると続けやすくなります。

爪の乾燥を防ぐ対策7選

では、どのようにケアするのが効果的なのか、7つの対策をまとめました。

ネイルオイルを塗る

ネイルオイルを爪に塗って保湿するイメージ

ネイルオイルは安くて500円前後、高くても2,000円程度で手に入る、頼れる保湿アイテムです。

塗り方のポイントは

①爪を縁取るように4辺につけること
②反対の指でくるくるとマッサージしながら塗ること
③1日3回以上塗ること

こうすることで浸透力がぐんとアップします。

マニキュアのように丁寧に塗る必要はないので簡単です。不器用さんや男性でもサクッと手軽にできます。

塗った後の指先は血色も良くなってぷるんとしていて、まるで若い頃の指先に戻ったような感覚になりますよ。

>>おすすめオイル紹介はこちら!

ハンドクリームを塗る

また、ネイルオイルを塗った上でハンドクリームを塗るのもおすすめです(ワセリンもここで活躍できます)。

ハンドクリームはネイルオイルよりも浸透しにくいもののカバー力は抜群なので、ネイルオイル→ハンドクリームの順番にケアすることでよりしっかりと保湿することができます。

ですが、ハンドクリームはネイルオイルよりもベタつきやすいので、苦手な方も多いでしょう。その場合は、夜寝るときだけこのWケアをするのがおすすめです。

爪美容液を塗る

爪美容液を爪に塗って保湿するイメージ

画像出典:ネイルリペアセラム公式サイト

あまり聞き馴染みのない「爪美容液」ですが、爪に直接塗ることで爪の内部に潤い成分が行き渡り、爪そのものを保湿できたり、爪の環境を整えて成長をサポートしてくれたりします。

値段は数千円とそれなりにしますが、爪を効率的にケアしたい方にはおすすめです。ツヤツヤでハリのある美爪を目指せます。

>>おすすめ爪美容液はこちら!

手袋の着用

水仕事にはゴム手袋、紫外線にはUVカット、就寝時にはコットンやシルクの柔らかい手袋…

様々な場面で手袋は大活躍します。その時々で必要な手袋は異なりますが、ぜひ常備してあらゆる刺激から爪を守ってあげましょう。

加湿器を使う

加湿器を使って部屋の乾燥を防ぐイメージ

冬場になると空気が乾燥するので、室内ごと保湿をして爪の乾燥を予防しましょう。「肌が乾燥しにくくなっているかも」と感じられればOKです。

除光液の使用を控える

爪のことを考えると、除光液は極力使わないほうが良いです。

もし使うとなれば、アセトンフリーのものを使ったり、終わった後はネイルオイルや爪美容液などできちんと保湿するよう心がけましょう。

食生活の改善

食事による爪の乾燥を防ぐ栄養素のイメージ

古くから「まごわやさしい」という言葉があります。ま…豆、ご…ゴマ、わ…わかめ、や…野菜、さ…魚、し…しいたけ、い…芋。

これを1日にバランス良く食べることで、健康的な食生活を送ることができます。

また、ビタミンAは爪の主成分であるケラチンの働きを支え、保水力を高める作用があるので、野菜の中でもビタミンAが豊富なにんじんや、鉄分も一緒に摂れるパセリなどを含めると良いでしょう。

地爪そのものを強くしたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

>>地爪を強くする方法はこちら

こんな症状があれば皮膚科へ

爪の乾燥そのものは、保湿ケアで改善が見込めることがほとんどです。ただし、次のような場合は自己判断でケアを続けず、皮膚科への相談をおすすめします。

  • 爪の割れやひび割れから出血している
  • 爪のまわりが赤く腫れて痛みがある
  • 保湿を1ヶ月ほど続けても改善が見られない
  • 爪の色や形が明らかに変化してきた

これらは乾燥だけでなく、爪甲剥離症や爪囲炎など別の原因が関わっている可能性があるといわれています。

※本記事はネイリスト監修の一般的なセルフケア情報であり、診断・治療は医療機関で受けてください。

日々のセルフケアで爪を乾燥から守ろう

日々のセルフケアで爪の乾燥を防ぐイメージ

私が「歳をとったな」と感じたきっかけとなったのが爪の変化でした。

縦筋なんてそれまで見たことがなかったので本気で病気を疑いましたが、調べてみると加齢が原因とわかり、安心すると同時にかなりショックを受けたのを今でも覚えています。

ただ、「爪は肌とは別物」と思っていたのが「見え方が違うだけでほぼ同じもの」という事実を知れたので、最近はごく当たり前のこととして化粧水や乳液を使う感覚で、ネイルオイルやハンドクリームを使うようになりました。

おかげで爪は加齢に負けることなく元気です。

ぜひ皆さんも、手だけでなく足の爪も含めて保湿ケアをして、あらゆるダメージから守ってあげてくださいね。

よくある質問(FAQ)

Q. 爪の乾燥にはワセリン以外で何がおすすめですか?

A. ネイルオイルや爪専用美容液も相性がよく、香りや使用感の好みで選んで問題ありません。ワセリンは低刺激・低価格で続けやすい点が強みです。

Q. ワセリンを塗るとジェルネイルの持ちが悪くなりますか?

A. 施術直前に爪表面までベタつくほど塗ると密着を妨げることがあるため、ジェル施術の前は一度油分を拭き取ってから施術するのがおすすめです。普段のケアとしては問題ありません。

Q. 子供の爪が乾燥している場合も同じケアでいいですか?

A. 基本的な保湿の考え方は同じですが、お子さんの肌は敏感なため低刺激・無香料タイプを選び、量も少なめから試してください。

Q. 爪の乾燥はどれくらいで改善しますか?

A. 個人差はありますが、原因(洗剤・除光液の使用など)を減らしながら保湿を続けると、2〜4週間ほどで爪表面のカサつきが落ち着いてくることが多いといわれています。

Q. 二枚爪や爪割れもワセリンで治りますか?

A. 乾燥が原因の初期症状であれば緩和が期待できますが、すでに割れている・出血しているといった状態は、別記事「二枚爪の原因と対処法」「爪が割れたときの対処法」も参考にしてください。

この記事の監修:なな先生(ネイリスト)|プロフィールはこちら