ジェルネイル検定中級「グラデーション」やり方のコツと合格ポイント

ジェルネイル検定中級の課題「グラデーション」。
ジェルネイルの技術として、基本となるグラデーションですが、美しいグラデーションに仕上げるにはコツが必要です。

今回は、ジェルネイル検定中級のグラデーションについて、やり方のコツの合格ポイントをご紹介いたします。

ジェルネイル検定中級の課題「グラデーション」やり方のコツ

ジェルネイル検定中級「グラデーション」やり方のコツと合格ポイント

ピンクカラージェルの色味

一言でピンクといっても、青みの強いピンクから赤みの強いピンク、黄色みのあるピンクまで様々です。
ブルーベースの肌色の方には青みのあるピンク、イエローベースの方には黄色みのあるピンクなど、肌の色に合わせてピンクの色味をチョイスしましょう。

ネイルベッドの色素が強い方には、濃い目のカラージェルを選ぶとイエローラインが透けにくく安心です。

ピンクカラージェルの粘度

カラージェルの粘度は、メーカーによって様々です。
柔らかめのジェルは扱いやすくぼかしやすいですが、色の発色が薄くなるので、何度も重ねて塗布する必要があります。
固めのジェルは少ない塗布回数でしっかり発色しますが、ムラになりやすいのでブラシワークが難しくなります。

扱いやすさを重視するか、発色を重視するか、あなたのブラシワークに合わせた粘度のカラージェルを選びましょう。

ブラシ選び

グラデーションに使用する筆は、ベースジェルやトップジェルなどの筆ではなく、グラデーション専用の筆がおすすめです。

筆の幅はモデルの爪にあわせましょう。
大きすぎるとサイドに付着しやすくなり、小さすぎるとムラになりやすくなります。
モデルの爪幅に合った適度な大きさのものを用意しましょう。

グラデーションには長めの筆が、カラーをぼかしやすくおすすめです。
あまり硬い筆はカラージェルをえぐってしまいムラになってしまうので、柔らかめのものがよいでしょう。
程よいコシと長さを兼ね備えた筆を選びましょう。

グラデーション

グラデーションのやり方には主に2種類の方法があります。

タッピングでグラデーション

  1. 爪の先端(1/3ほど)にカラージェルを塗布
  2. 筆を拭いて、カラージェルの境目をたたくようにしてなじませます
  3. 横幅いっぱいぼかせたら硬化します
  4. 二度目は爪の中央(1/2ほど)にカラージェルを塗布します
  5. ②と同様に境目をぼかします
  6. 三度目はさらに深く(2/3ほど)にカラージェルを塗布します
  7. ②と同様に境目をぼかします

カラージェルが薄く、三度の塗布では十分に発色されない場合には、さらに回数を分けて塗布し、グラデーションに仕上げるようにしましょう。
カラージェルをなじませる際、筆圧が高すぎるとムラになってしまいますので、カラージェルの粘度に合わせて力加減を調整しましょう。

スライドしてグラデーション

  1. 爪の先端(1/3ほど)にカラージェルを塗布します
  2. 筆を拭き、ベースジェルを筆になじませて、カラージェルの境目に筆をスライドさせてなじませます
  3. 横幅いっぱいぼかせたら硬化します
  4. 二度目は爪の中央(1/2ほど)にカラージェルを塗布します
  5. ②と同様に境目をぼかします
  6. 三度目はさらに深く(2/3ほど)にカラージェルを塗布します
  7. ②と同様に境目をぼかします

筆を当てる角度がきつすぎるときれいにぼかすことができませんが、コツをつかめばタッピングしてグラデーションにするよりムラなく仕上げることができます。
スライドでグラデーションをするときは、平筆またはアンギュラー筆(フレンチ)がおすすめです。

ジェルネイル検定中級の課題「グラデーション」合格のポイント

ジェルネイル検定中級「グラデーション」やり方のコツと合格ポイント

適度な発色

ピンクのカラーが薄すぎても濃すぎても減点対象となります。
イエローラインが透けない濃さ、かつ、濃すぎないカラーに仕上げましょう。

規定のカラーの濃さは検定試験要項にも掲載されていますので、ご自身の仕上がりと比べてみましょう。

クリアの部分は1/3

グラデーション部分が2/3、クリアの部分が1/3になるように仕上げます。
グラデーション部分が1/2しかない、ワンカラーになってしまっているなどの場合には、減点となってしまいます。

筆跡を残さない

筆跡がのこっているなど、カラージェルが美しくぼかせていない場合は減点となります。
特に、タッピングでカラージェルをぼかした場合は筆跡が残りやすいので注意しましょう。

万が一、筆跡が残ってしまった場合は、カラージェルを重ねてごまかしましょう。
ただし、何度も繰り返すとグラデーションではなくなってしまうので、筆跡が残っていない状態にしてから硬化するのがベストです。

4本のグラデーションがそろっている

4本のグラデーションの濃さ、深さを揃えましょう。
1本グラデーションが完成したらその指を基準として次の指のグラデーションを完成させていきます。
全体の統一感がたいせつになるので、常に全体のバランスを見ながらグラデーションを仕上げましょう。

ジェルネイル検定中級の課題「グラデーション」練習参考動画

まとめ

グラデーションはサロンワークでも基本の技術です。
ブラシワークが重要な技術なので、繰り返し練習し、グラデーションを美しく仕上げることができる、筆圧や角度を探してみましょう。
もちろん、ブラシワークに合ったカラージェルや筆を使うことも重要です。

ジェルネイル検定中級を受験するためだけでなく、お客様に美しい技術を提供するためにも練習を重ねましょう!