自分で自分のネイルを楽しむセルフネイルですが、ある程度技術が身につくと、他人にやってみたい、ネイリストとして仕事をしてみたいと思うようになることもありますよね。
でも、
- 資格もないのに他人にネイルをしてお金をもらっていいのか…
- 友達からお金をもらっていいのか…
- 料金はいくらにしたらいいのか…
などの悩みがありますよね。
今回は、セルフネイルからネイリストとして他人に施術をするときの料金やネイリストというビジネスについてお話いたしと思います。
この記事の目次
そもそもセルフネイルからはじめた資格なしの私が他人に施術していいの?
他人の髪を切るためには美容師免許が必要ですが、ジェルネイルの提供には資格はまったく必要ではありません。
もちろん、資格を持っていることが実力を証明するツールにはなりますが、資格を持っていなくてもジェルネイルを他人に施すことができるのです。
ですから、セルフネイルからはじめたけど、他の人にも施術をしたい!となれば、いつでもネイリストとしてネイルを他人に提供することができるのです。
ネイリストになるために、わざわざ資格を取る必要はありません。
セルフネイルを“他人に提供する”ということの意味
あなたがセルフネイルを始めた理由はなんですか?
- ネイルをするのが好き
- ネイルが好き
- 自分でやってみたい
- 安くネイルを楽しみたい
など理由は様々でしょうが、他人から無理に進められてセルフネイルを始めたという人はほとんどいないでしょう。
多くの方が、“ネイルを自分でやりたい”という気持ちから始めたと思います。
セルフネイルで料金設定をするときの壁
自分でネイルをやりたい!とはじめたが故に、なかなか“お金をもらう”ということに抵抗ができてしまいます。
それは、セルフネイルを提供するにあたって自分がやりたいことをやっているだけになってしまい、他人にネイルを提供するときに“相手のこと”が抜けてしまっているからです。
セルフネイルを他人に提供するのであれば、
相手が求めていることを実現する
という考えをもつことが大切です。
例えば、魚を買いに来た人に魚を提供すれば、相手の“魚が欲しい”という欲求を満たすのでその対価をもらいますよね?
同じように、“こんなネイルをしてほしい”という人の欲求を満たせるのであれば、その対価をもらって当然なのです。
料金設定をするときに、時間がかかったから申し訳ない、技術がないから申し訳ない、と思う気持ちもわかりますが、それでも相手の要求を満たすことができるのであれば、対価として料金を頂戴するのが当たり前なのです。
セルフネイルで技術を磨いても成功しない落とし穴とは…?
セルフネイルからネイリストになった方は、ネイルが好きだということが転じて、自分自身のこだわりや技術を磨くことばかりに注意が行き過ぎる傾向があります。
ネイルの技術を磨くことは決して悪いことではありませんが、ネイルの技術が高いこととネイリストとしてのビジネスが成功することは全く別です。
どんなに技術が良くても、集客できなければその技術を発揮する場もないので、ビジネスとして成功することはできません。
セルフネイラーからネイリストとしてビジネスを成功させたいのであれば、ネイルの技術だけでなく、経営などについてもしっかり学ぶ必要があるのです。
セルフネイルからネイリストとして成功する道
セルフネイルからネイリストとして活躍するために、いきなりお店を開いてもうまくは行きません。
今回はネイルサロンに就職するのではなく、個人サロンとして成功するプロセスについてお話したいと思います。
まずは技術を磨く
セルフネイルが上手になっても、他人の手にネイルをするのはまた別の技術が必要になります。
自分にやれば4週間持つのに、他人にやると1週間もたない…なんて方も少なくありません。
“相手の要求”を考えれば、1週間しか持たないネイルに対価は生まれませんよね。
だからこそ、はじめは練習として無料、もしくは低価格でネイルを提供して練習を重ねましょう。
安ければ相手も“安いから仕方ない”と納得してくれます。
技術が身についたらしっかり対価を頂戴する
“相手の要求”に対して、それを満たす技術を提供できるようになったら、対価としてしっかり料金をいただきましょう。
- ネイリスト歴が浅いから
- 資格を持っていないから
- 時間がかかるから
- はじめはみんな安くやってるから
という理由で料金設定を低くしてしまうのは、自分で自分の首をしめるだけになってしまいます。
友達割引はしない
セルフネイルからネイリストになった方に多いのが「友達割引」や「友達価格」を設定してしまうことです。
一見よくある割引のようにも感じますが、この友達割引こそが、ネイリストとして成功する妨げとなってしまうのです。
たとえ友達であっても、努力して身に着けた技術を提供するのであれば、それに見合った料金をいただきたいと思うはずです。
また、一般のお客様があなたの技術にほれ込んで、適切な料金を支払って通ってくれているとすれば、同じ技術を“友達だから”という理由で安く提供するのは、一般のお客様に申し訳ないと思いませんか?
このジレンマが、ネイリストとしてのモチベーションを下げてしまうこともありますし、一般のお客様が気が付けば、常連ではなくなってしまうきっかけにもなりかねない、友達割引とはリスクのある行為なのです。
友達だから安く、ではなく、友達だからこそ自分の持てる力を120%発揮して素晴らしいネイルを提供する方が、お互いに気持ちの良い時間になるのではないでしょうか?
お客様アンケートがネイリストとしての成長をサポートする
セルフネイルを提供する立場にいると、どうしてもネイルを受けるお客様の気持ちや要求に気が付きにくくなってしまいます。
そこで効果的なのが、「お客様アンケート」です。
お客様アンケートを行うと、自分には見えない良いところ、悪いところが見えてきます。
良かれと思ってやっていたことがお客さんにとってはよくなかったり、意識しないでやっていたことがお客さんにとってよいことだっりすることもあるのです。
定期的なお客様アンケートは、ネイリストとして成長するきっかけをくれるので、ぜひ実施してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
セルフネイルからネイリストへとなるには、様々な壁があります。
特に料金設定は、資格を持っていないと自分で自分を低く評価してしまいがちです。
対価をしっかりもらえないことが、ネイルを提供するとこが嫌になってしまうきっかけになってしまうこともあります。
大好きなネイルを嫌いにならないためにも、ネイルを提供する本当の意味とビジネスとしてのセルフネイルを改めて考えてみてはいかがでしょうか?