簡単爪ケアで地爪でもキレイ!はじめてでも今すぐ出来るお手入れ方法

飲み物を飲むとき、ご飯を食べるとき、名刺を出すとき、お会計のとき・・・。様々なタイミングで見られる爪。

そんなとき、爪がガサガサ、ボロボロだと恥ずかしいですよね。

爪はネイルをしなくても、ナチュラルな地爪できれいなツヤを出すことができます。学校や職場でネイルができない人でも、爪のお手入をしてピカピカにしておくだけで、印象度アップにつながりますよ!

今回は、初心者でも出来るきれいな爪にするためのケア方法についてご紹介いたします。

爪のケアをするなら爪切りはNG!

簡単爪ケアで地爪でもキレイ!はじめてでも今すぐ出来るお手入れ方法

もし、爪の先端をきれいな形に整えたいと思うのであれば、爪切りを使うのはあまりおすすめできません。

なぜなら、爪は曲線なのに対して爪切りは直線なため、「バッチン!」という音を立てて爪に大きな負荷がかかってしまうからです。

爪は3層構造になっているのですが、爪切りで切ったときのこの衝撃によって爪の間に空気が入り、上の層が剥がれてしまうことがあります。これが、いわゆる二枚爪です。

このような状態にならないためにも、日頃から爪の長さを短くするためには、爪切りではなく板状の爪やすりを使うだけでも丈夫な爪が維持できる様になりますよ。

どうしても家に爪切りしかない場合は、赤ちゃんの爪を切る様に、端の方からパチパチとちょっとずつ切りましょう。なるべく爪に負担をかけないことが大切です。

自分でできる爪のケア手順

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それでは、自宅でできる爪のケアについて、順番にご説明します。
まずは、ケアに必要な道具を揃えましょう。

爪のケア用品

①エメリーボード(爪切りの代わり)
②スポンジバッファー(爪表面を磨く)
③シャイナー(爪表面にツヤを出す)
④キューティクルリムーバー(甘皮除去)
※なくても大丈夫です
⑤キューティクルプッシャー(甘皮の押し上げ)
※なければ綿棒でも可
⑥ガーゼ(甘皮を絡め取る)
⑦キューティクルオイル(最後の仕上げ・保湿)
※なければハンドクリームでも可

爪やすりは必ず用意したほうが良いですが、その他のものに関しては、今すぐに揃えなくてもお手入は可能です。道具は徐々に揃えていくこともできますので、まずは家にあるもので、できるとこからやってみましょう!

爪のケア方法

手順1 爪を柔らかくする

爪の形を整えたり、甘皮を処理するためには、お手入れを始める前に爪を柔らかくしておきましょう。
両手の指が入るぐらいのボウルにお湯を張り、3分程度爪を浸しましょう。もしくは、お手入をするタイミングを入浴後にすれば、比較的爪が柔らかい状態になっているので、爪への負担が軽くなります。

手順2 長さを揃え、爪の先端の形を整える

エメリーボードという爪やすりを使って、自分のお好みの長さまで削ります。爪に対して45度の角度で当てるときれいに削れますよ。

【注意】

削るときは右・左とギザギザ削らない様に注意!
エメリーボードをはじめとする板状の爪やすりは、一方向に動かすのがコツです。
右→右 左→左のように、方向は利き手によってどちらでも構いませんが、一方向に動かすということだけ守って使用してください。

【爪の形の種類】

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爪の整え方の種類は、大きく分けて5種類あります。ラウンド・オーバル・ポイント・スクエア・スクエアオフです。この中から好みの形を選び、整えていきましょう。初心者でも比較的簡単な形は、オーバルもしくはラウンド型です。

手順3 甘皮(キューティクル)の処理

キューティクルルムーバーがある場合は、まず甘皮部分にリムーバーを付けて柔らかくします。その後お湯を張ったボウルに3分程度指をつけ、拭き取った後に再度リムーバーを塗ります。
※リムーバーがない場合は飛ばします。

キューティクルプッシャー(なければお湯で湿らせた綿棒)で、余分な甘皮を押し上げます。

【甘皮とは?毎日お手入は必要?】

甘皮とは、爪の根元にうっすらと見える薄皮のことです。爪上皮(そうじょうひ)もしくはキューティクルと呼ばれることもあります。甘皮は外部から細菌が侵入してくるのを防ぐ役割がありますので、処理のし過ぎには注意が必要です。
ただし、余分な甘皮を放置しておくと爪表面にいってほしい栄養素がとられてしまうため、2週間に一回程度はお手入をしてあげましょう。

手順4 ガーゼで甘皮を拭き取る

甘皮が取れたら、爪の根元をきれいにするためにガーゼで拭き取ります。まず指にガーゼを巻きつけ、軽く湿らせて拭き取っていきます。親指に巻きつけるとやりやすいですよ。
また、ガーゼがない場合、ウェットティッシュを代用しても構いません。

手順5 スポンジバッファーで爪表面を磨く

目の細かいスポンジタイプのバッファーで凹凸のある爪を滑らかにしていきます。こちらも一定方向に動かしてくださいね!

手順6 シャイナーでツヤを出す

爪にツヤが欲しい場合やもっとピカピカにさせたい場合は、シャイナーで爪表面を磨いていきます。やりすぎると爪が薄くなってしまいますので気をつけましょう。

手順7 オイルやクリームで保湿する

ピカピカに磨いたらそこで終わりではありません!最後に必ず保湿をしましょう。特に爪の根元&爪の裏の皮膚のところにもオイルをつけてあげると、しっかりと保湿されます。
つけたら軽く指をマッサージしてあげると良いでしょう。
お手入は保湿までをワンセットで覚えてくださいね!

爪のケア保湿が命!

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爪のケアの一番最後、保湿をするという工程は、実はとても重要!
爪の形を整えたり、表面を磨くのは二週間に一度くらいでも結構ですが、保湿だけは毎日欠かさずに行ってください。

そもそも爪とは、皮膚の角質層が硬く変化したものです。そのため、お手入れの基本はお肌のお手入れと一緒。今ある爪だけではなく、これから新しく生えてくる爪を元気で健康なものにしていくことが重要です。

爪の赤ちゃん細胞が生まれてくる、爪の根元に位置する爪母(そうぼ)と呼ばれる場所にしっかりと栄養を届け、乾燥しない様に日々保湿をしてあげましょう。

ハンドクリーム

家にあるもので手軽に保湿ケアできるアイテムといえば、ハンドクリーム。いつもは手の甲にしか塗っていないものを、爪の根元や全体にしっかりと塗りこむだけでも乾燥対策には◎ワセリンなどでも良いですよ。手を洗ったりしたら、小まめに塗りなおしましょう。

キューティクルオイル

ネイルサロンなどに行くと、さいごに爪に塗ってくれるのがキューティクルオイル。マニキュアのようなタイプになっていることが多く、爪に塗りやすく肌馴染みの良いオイルが配合されています。

ネイルエッセンス

キューティクルオイルと役割はほとんど一緒です。しかし、エッセンスはその名の通り美容液なので、オイル以外に爪に栄養を補給するための美容成分が多く配合されています。最近ではペンタイプになっているものが多いので、爪に直接塗りやすくなっています。爪がぐんと成長するのは夜なので、浸透型の美容液を寝る前に塗るのもおすすめですよ。

プロに依頼!爪のケアサロン

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本格的に爪のケアを自分でやろうとすると、意外と時間がかかるもの。しかも、道具も揃えるとなると、ちょっと大変ですよね。

そんなときは、ネイルサロンで爪のケアをしてもらうという選択肢もあります。ネイルサロンというと、ジェルネイルやマニキュアなどの色を塗るものを想像しますが、お手入れをやってくれるサロンもあります。

また、ケアを専門に行っているサロンなどもありますので、そういったサロンを探して、ホームページを見てみたり、電話して聞いてみるのも良いでしょう。最近では男性のビジネスマンが通うケースも多くあり、爪のお手入れに関しては男女関係なく、美意識が高まっています。

プロがやっている工程を見学する、という意味でも、一度行ってみるのがおすすめですよ。

【お悩み別】爪のケア方法

ここでは、爪にお悩みがある状態の時のケア方法についてご紹介します。

ささくれ

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ささくれは爪のサイドにできるため、スポンジバッファーなどで爪表面を磨いたとしても取れないですよね。そんなときに使用するのがキューティクルニッパー。ニッパーでささくれをダイレクトにつまみ、取り除いていきます。ささくれができやすい人は、爪のサイドにもオイルを塗るなどして、日頃から保湿もしていきましょう。

二枚爪

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画像出典:フォト蔵

二枚爪は、爪が割れてまるで二枚重なっているように見える状態のことを言います。爪は本来、トッププレート・ミドルプレート・アンダープレートという3層の爪が折り重なってできています。この層が剥がれて2枚に見えている状態なので、外的刺激から弱い状態になっています。

【ケア方法】

基本的なケアの流れは変わりませんが、上の層が剥がれている状態なので、爪表面を削るときは、削り過ぎに注意しましょう。段差がなめらかになったら、それ以上割れない様にトップコートやベースコートなどを塗って爪を補強しておくのがおすすめです。もちろん、その後にはしっかりキューティクルオイルも塗りましょう。

>>二枚爪の詳細はこちら

割れた爪

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【ケア方法】

割れてしまった場合は、そこからさらに割れるのを防ぐために、なるべく早く応急処置をする必要があります。ネイルグルーという接着剤を使用して、割れた部分をくっつけましょう。はみ出たグルーは爪やすりで削り、表面はスポンジバッファーという目の細かいものでならします。

欠けている部分を完全に除去してしまいたいときは、なるべく爪切りは使わずに、爪やすりを使いましょう。割れた部分を爪切りで切ろうとすると、爪切りの圧力で亀裂部分が広がり、さらに割れてしまう危険性があります。

また、グルーでつけても取れてしまうこともよくあるので、できればネイルサロンを予約し、割れた部分が広がらない様に補修してもらいましょう。見た目も凹凸なく、きれいにしてもらえますよ!

爪のケアは日頃の生活習慣から

  • 爪が縦に割れる
  • 爪に縦線の筋ができる
  • 爪に横線の筋ができる
  • 爪が反り上がっている

こうした爪の悩みの多くは、乾燥と老化が原因だと言われています。日々の生活習慣を見直し、乾燥させない、老化の進行を防ぐために食事・運動に気を配ることも大切です。

どんなに今生えている爪をキレイにしたとしても、元気な爪が生えてこないことには健やかな状態を維持するのは難しいでしょう。

爪は皮膚の一部なので、爪に異常があらわれるということは、体からの何かしらのサインでもあります。きれいな爪を維持するために、以下の生活習慣を見直してみましょう。

栄養バランスのとれた食事

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体に栄養を入れた際、やはり栄養素は重要な役割を果たしている内臓関係に先に回されます。末端である爪に栄養が行くことは少ないため、爪に栄養不足の状態が現れることがよくあります。爪を強くする栄養素として、たんぱく質・亜鉛・ビタミン・ミネラル・鉄分などの栄養素をしっかりと補給しましょう。肉・魚・野菜をバランス良く食べるのがポイントです。

血行促進

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せっかく栄養素を体の中に取り入れても、末端までしっかりと巡ってくれなければ意味がありません。有酸素運動をして血行を促進したり、湯船につかったりなどして、血行を促進させましょう。指の根元やサイドを軽くぎゅっと押して、お手軽簡単マッサージを行うのもおすすめです。

外的刺激から保護する

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保湿ももちろん大切ですが、物理的な刺激からも爪を保護しましょう。水仕事や重たい荷物を運んだりするときは、ゴム手袋をする、軍手をするなどして、爪先を衝撃から守りましょう。

まとめ

簡単爪ケアで地爪でもキレイ!はじめてでも今すぐ出来るお手入れ方法

いかがでしたか?
やっぱり爪先が綺麗な人って憧れますよね。

ふと見たときに「ケアをしているんだな」ということが伝わると、細かいことにも気を配れる人という印象も抱いてもらえます。

しっかりと爪のケアを行い、爪先美人で自信をつけましょう!