ブライダルや成人式などイベント時にもってこいな、ぷっくり感が可愛い3Dネイル。
難しいと思われているネイルアートですが、道具を理解し、正しい方法で実践を重ねれば、思った以上に簡単にできます!
3Dネイルが習得できれば、自然と自信がついて、ネイルがより楽しくなること間違いなし♪
ここでは初心者・不器用な人でもできる作り方をご紹介します。
この記事の目次
3Dネイルとは
そもそも3Dネイルとは
- アクリルパウダー
- アクリルリキッド
- ダッペンディッシュ
- 3D用の筆
- キッチンペーパー
この5つの道具を駆使して作る立体ネイルアートのことです。
具体的にお伝えすると、アクリルリキッドとアクリルパウダーで粘土のようなものを作り(通称:ミクスチュア)、それを爪の上で形にしていきます。
爪からはみ出るくらい大きく、存在感のあるモチーフができるので、ベーシックなお花やリボン以外にもサンリオキャラクターやスヌーピーなどアニメキャラクターを作って「痛ネイル」をする人もいます。
3Dネイルは本当に難しい?
一見難しく思われてしまうことが多いのですが、実際道具を使ってみたり、要領を理解すれば、そこまで難しいことはありません。
自分の手で初めて納得のいく3Dネイルが作れた時は、四六時中自分の手を眺めていたほど嬉しかったです。
冒頭でもお伝えしたように「道具を理解し、正しい方法で実践を重ねれば」、3Dネイルは誰でも出来ます!
1度やるとハマってしまい、もっと上手くなりたい!と思えるネイルアートですので、ネイリストを目指している方はもちろん、ネイルを極めたいセルフネイラーの方にもおすすめです♪
3Dネイルの作り方【基本の簡単5枚花】
初めての方でもわかりやすいように、ここでは基本中の基本!をお伝えします。
前置きが長くなりますが、ここをきっちりおさえていないと、その先3Dネイルが上手くいくことはないですから、ぜひしっかり読んでくださいね。
3Dネイルに必要な道具
まずは道具選びから。
得体の知れないものをオロオロしながら触るより、道具の役割・特徴をあらかじめ理解しておいたほうが、着実に習得できます!
これからご紹介するのは最低限必要な道具です。
これらが全てないと3Dネイルはできないので、省いたりせずに必ず全て揃えてくださいね。
アクリルパウダー
使用品:ネイルデダンス(ジャズホワイト)
違うメーカーのアクリルパウダーを使ってもそこまで大差はありませんが、もし白以外の3Dネイルをしたい場合は、色付きのアクリルパウダーを使いましょう。
できればアクリルリキッドとアクリルパウダーは同じメーカーのものを使うのが理想です。(固まる時間が明確だから)
違うメーカーのものを使ってもいいのですが、固まる時間が不明確になります。
大抵の場合、遅くなることが多いのですが、実験感覚で使いながら固まる時間を見定めましょう。
アクリルリキッド
使用品:フルーリア
メーカーにもよりますが、気温の高いのところだと早く固まり、逆に気温が低いと遅く固まる傾向があります。
ですので、気温も意識しながら実践を繰り返すと、効率よく上達できると思います。
ダッペンディッシュ
使用品:ネイルデダンス
アクリルリキッドを入れるガラス容器です。
ネイル用品として売られているダッペンディッシュが、一番使い勝手がいいのですが、セルフネイラーさんの中には100均で売られているキャンドルホルダーで代用する人もいるようです。
アクリルリキッドは成分がかなり強く、プラスチックでは溶けてしまうこともあるため、代用品を探すならガラス製または陶器などを選んでくださいね。
3D用の筆
使用品:シャレドワ コンリスキー毛
スカルプ用ではなく、必ず3D用の筆(スカルプ用よりも小さいもの)をご用意ください。
その他ジェルネイルの基本的な道具
プレパレーション〜仕上げまで必要な道具を揃えておきましょう。
3Dネイルの基本!5枚花の作り方・手順
下準備
・トップジェルを硬化し、未硬化ジェルも拭き取り終えたツルツルの状態から3Dネイルを始めます。
カラージェルは3Dパーツのベースカラーとなりますので、仕上がりイメージに合うものを塗布しておきましょう。
・ダッペンディッシュの中にアクリルリキッドを入れておきます。
量は筆(穂)が全て浸るぐらい。
ただ、量が多すぎると使っているうちに汚れてきてしまうので、極力少なめで。
途中量が減ってきたら足してくださいね。
1.筆にアクリルリキッドをつける
筆をアクリルリキッドで濡らし、ダッペンディッシュの縁で3回程度しごきましょう。
この「垂れることもなくしっとりした状態」が、筆の基本の状態です。
2.筆先でアクリルパウダーを必要な分だけ取る
湿らせた筆でアクリルパウダーを取りましょう。
筆全体をつけるのではなく穂先をちょんとつける程度です。
容器に小指で支えをつけると、取りすぎを防止できます。
もし取りすぎた場合はキッチンペーパーで落としてください。
3.余分なパウダーを落としてミクスチュアを作る
人差し指で筆を軽く叩き余分なパウダーを落とします。
これで、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜた「ミクスチュア」ができます!
4.ミクスチュアを爪の上に乗せる
デザインを入れたいところに、ミクスチュアを乗せましょう。
5.筆を洗い、適度に湿らせる
筆をアクリルリキッドでよく洗い、ダッペンディッシュの縁だけでなくキッチンペーパーも使いながら、しっとり感を調節します。
筆は、これ以降使うたびに、中までしっかり洗ってください。
筆にアクリルパウダーが残っている状態を放置すると、のちに固まって使えなくなってしまうからです。
6.形成する
綺麗になった筆の側面や先など使いながら、花びらの形を作っていきます。(合間に合間に5の筆洗い作業を忘れずに)
①筆側面で表面を平らにする
②穂先で手前に引いて濃淡をつける
③筆のサイドで花びらのサイドを整える
④手前から外側に引いてより濃淡をつける
⑤(③と同様)
【番外編】ムラができた時の対処法は?
5枚の花びらを描くなかで、大きさや発色にムラができてしまった場合は、足りないところにミクスチュアを足せばOK。
なるべく早い段階で気づいて対処するのが上手に仕上げる秘訣です!
6.お好みで花芯を作る
花芯はなくてもいいですが、あるとまとまりが出て綺麗に見えることが多いです。
ここではクリアジェル→ブリオンで花芯を作りました。
7.完成!
3Dの上からトップジェルは必要ありません。
これで完成です!
3Dネイル攻略法!早く習得するための秘訣は?
とにもかくにも練習あるのみ!ではあるのですが…より効率よく、早く習得するためには
「同じ量のアクリルパウダーを取れるようになること」
これを意識して実践を積むのが大切です!
同じ量が安定して取れる、ということは…
=感覚がつかめた
=ミクスチュアの量をコントロールできる
=頭の中で思い描いている3Dネイルを形にすることができます!
ネイルチップ不要! 3Dネイルのおすすめ練習方法
ただ練習をしようにも、自爪やネイルチップでは限界があると思います。
そこで、ここではネイルチップを使わないおすすめの練習方法をご紹介します!
3Dネイルの練習に必要なもの
- 透明の下敷き(硬めのプラスチックがおすすめ)
- 油性マジック
3Dネイルの練習方法
1.練習ボードを作る
写真のように、下敷きと油性マジックを使って四角やしずく型(花びら)などをたくさん描きましょう。
2.反対側にし、絵に沿ってミクスチュアを乗せて形成する
ここで形成の練習をします。
四角であればただ表面からみて四角い…というのではなく、箱型(四角柱)になるように形成します。
他も同様で、立体的に見たときに綺麗になるようにしましょう。
3.ひたすら実践!
これを10回、50回、100回、1,000回と繰り返すと、3Dネイルの技術を着実に身につけることができます。
練習は嘘をつきませんよ!
3Dネイルの作り方は基本が大事!
とにかく失敗を恐れずに、道具を揃え、まずはやってみること!
「道具と友達」といえるくらい実践を重ねれば、3Dネイルだけでなく、ネイル全般のスキルがレベルアップします。
あなたの「可愛い」をたくさん形にしてくださいね♪
応援しています!