長さ出しとはスカルプやジェル、チップなどで人工的に長さを出すこと。
今回は、ジェルを使いフォームを使った長さだしをご紹介いたします。
この記事の目次
フォームを使った長さだしの注意点
地爪が短い爪に施術する
長さのある地爪に長さ出しをすると形がきれいになりにくいです。
ですが、短すぎる爪も長さ出しはできません。
1~2mm、爪が伸びている(白い部分)がある爪に長さだしするのが理想です。
フォームが地爪にぴったりつける
フォームは地爪の下にひっかけるように装着しますが、この時、地爪とフォームがぴったりくっついていないときれいに長さだしができません。
爪のカーブ、イエローラインにあわせ、フォームと地爪がきれいにつくように装着しましょう。
反り爪・下がり爪の場合は角度に気を付けて
反り爪、下がり爪の場合は、地爪にぴったり合わせてつけて長さ出しをしてしまうと、地爪が反ったまま、下がったまま長さだしをすることになってしまいます。
この場合は、フォームの角度を地爪の向きを無視して装着することで、反り爪や下がり爪の見た目の矯正をすることができます。
ネイルフォームを使った長さ出しのやり方
必要な道具
- 長さ出し用のジェル
- ベースジェル
- プライマー
- フォーム
- はさみ
フォームを使った長さ出しの手順
1.エメリーボードで自爪を整える
このとき、角がなくならないようにスクエアオフの形に整える
丸い爪だとフォームが引っ掛かりにくくなります
2.プレパレーション、サンディング(サンディングありジェルの場合)をする
スポンジバッファーで全体をサンディング。
ストーンプッシャー(セラミックプッシャー)を使ってキューティクル周りもしっかりサンディング。
余分なキューティクルはキューティクルニッパーでカットします。
油分水分をエタノールで除去してプレパレーションは完成です。
3.フォームの準備をする
フォームの丸い穴の部分のシールを裏に貼り、もとのシール台つける
筆などでフォームにカーブのくせをつける
イエローラインにあわせてフォームをカットする
4.プライマーを塗布する
長さ出しをする際は、ジェルと地爪の密着度を高めるために、プライマーを塗布します。
プライマーは酸が含まれていない、ノンアシッドと書かれているものがおすすめです。
5.フォームを装着する
先端をかるく張り合わせ、イエローラインにあわせて装着し、シール部分を指に張り付けて固定する
前から、横から見て隙間がないようにぴったり装着しましょう。
6.長さを決める
爪全体にベースジェルを塗布します。
硬化はせずにそのまま、筆にカサカサくらいのベースジェルをとり、大体の爪の長さを形どります。
このとき、爪のサイドのラインよりも内側にジェルをのせてしまうと外れやすくなります。
同じラインもしくはオーバー気味にジェルをのせるようにします。
ガイドができたら一度硬化します(20~30秒秒)
7.長さ出し用のジェルで長さ出しをする
6でのせたガイドラインの上に長さだし専用のジェル(またはハードジェル)をのせます
地爪の半分くらい、ジェルがのるようにします
全方向から見て、厚みやはみ出しをチェックしましょう
形が整ったら完全硬化します(30~60秒)
8.フォームを外します
フォームと長さ出しをしたジェルの間に空気を入れながら外します。
無理に外すと長さだしした部分が折れてしまうこともあるので慎重に外しましょう。
9.根元から先端までジェルをのせる
根元から長さだしした部分まで、クリアジェルを塗布します。
このとき、長さだしした分をと地爪の部分をうめるようにしてジェルをのせていきます。
カサカサで全体を塗り枠を作り、そのまま硬化せずにジェルをのせることではみ出しにくくなります。
形が整ったらすぐに硬化します(30~60秒)。
※この時、中心に厚みをだすと強度が増します
10.アクリルファイルで形を整える
エタノールなどで未硬化ジェルを拭き取ります。
ネイルファイルで形を整えます。
厚みに差がある場合は、アクリルファイルで表面を削って整えます。
ダスト除去、エタノールで油分水分除去、消毒をしたら完成です。
11.長さだし完了!
これでフォームを使った長さ出しが完了です。
しかし、このままでは強度が足りません。
クリアのままにする場合にはもう一度全体にクリアジェやトップジェルを塗布します。
もしくは、カラーやデザインなどを施しでジェルネイルを仕上げましょう。
クリアジェルやカラージェル、デザインをのせる前には、必ずスポンジバッファーで全体をサンディングしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
爪が折れてしまった、長い爪のネイルがしたい!というときに大活躍のフォームを使ったジェルネイルの長さ出しをご紹介しました。
ジェルネイルを使った長さ出しは、フォームがきちんとつけることができれば比較的簡単です!
ぜひ、挑戦してみてくださいね♪