ジェルネイルブームもあり、最近ではネイルサロンだけでなく、セルフでジェルネイルを楽しむ人も増えてきましたよね!
ですが、ジェルネイルはキレイ、長持ちなんていいことばかりではありません。
今回は知らないと危険なジェルネイルのリスクについてご紹介いたします。
この記事の目次
ジェルネイルに潜む危険性とは?
硬化させるライトが肌にダメージを与える
ジェルネイルを硬化させるために使うライトには、UVライトとLEDライトの2種類があります。
UVライトは紫外線ライトなので、日焼けと同じように肌へダメージを与えてしまいます。
短い時間ではありますが、手だけに紫外線を浴び続けるリスクも考えておきましょう。
使用する溶剤のダメージが大きい
ジェルネイルをオフする際に使用するのがアセトンと言われる溶剤です。
ジェルを溶かしてオフするので、以前主流だったハードジェルに比べて、爪を削ることがないのでダメージが少ないといわれていますが、アセトンは揮発性が高いので肌や爪の水分も奪いダメージを与えてしまうのです。
ジェルネイルでありがちなよくある危険なトラブル
爪が薄くなる・傷む
溶剤による乾燥、サンディングによる地爪ダへのメージなど、ジェルネイルの工程が地爪に与えるダメージは少なくありません。
正しいジェルネイルをしていれば大きな問題はありませんが、独学セルフジェルネイルの場合間違った施術をしていることも多く、大切な自分の爪にどんどんダメージを蓄積させてしまっていることも…。
ダメージが増え続けると、爪が薄くなったり傷んだりして、爪が割れやすくなります。
薄い爪はジェルネイルが剥がれやすいので、セルフジェルネイルをやる頻度も高くなり、悪循環に陥るリスクもあります。
細菌感染などをして炎症を起こす
甘皮処理をする際にできた小さな切り傷から細菌感染をして、炎症をおこしてしまうことがあります。
“ひょうそ”と呼ばれる症状で、ズキズキと傷みだし、悪化すると膿んでしまうこともあります。
パンパンに腫れて何かを触ることができないくらい傷むようになった場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。
爪にカビが繁殖する
ジェルが地爪から浮いた状態になっていると、隙間に水分などが入り、そこで緑膿菌というカビが繁殖してしまうことがあります。
こうなると爪が薄い黄緑色~緑色になり、この症状をネイル業界ではグリーンネイルといいます。
爪表面だけの場合は削り落とすだけで済む場合もありますが、爪や爪の下の皮膚までカビが繁殖してしまった場合は、塗り薬や内服薬で治療し、グリーンネイルになっている部分が完全に生え変わるまでジェルネイルはお休みする必要があります。
爪が折れる
ジェルネイルをしていると、爪が硬くなり強度を増します。
元々爪が薄い方の場合は、ジェルネイルをすることで長さを出せるようになるので、メリットのひとつでもありますが、この強度ゆえに、爪をひっかけたりぶつけたりして爪が折れてしまうことがあります。
フリーエッジ(伸びている部分)が折れるだけなら問題はありませんが、皮膚にくっついている部分の爪までが折れて剥がれてしまった場合は、大きな傷となります。
出血を伴う場合はまず止血をして、すぐに病院を受診して処置をしてもらいましょう。
ジェルネイルアレルギーを引き起こす
全ての人が当てはまるわけではありませんが、ジェルやその他ジェルネイルの施術に使用する溶剤などにアレルギー反応を起こしてしまう場合もあります。
爪周辺や手の平など、触った部分が赤くなる、痒くなる、水泡ができるなど、アレルギー症状がみられた場合は、ジェルネイルを落として様子を見ましょう。
症状が落ち着かない場合は、皮膚科を受診してくださいね。
危険なジェルネイルのリスクの対策法は?
正しい知識を持ってジェルネイルをする
危険なジェルネイルのリスクを冒してしまうのは、ほとんどがセルフジェルネイルの場合です。それは独学でジェルネイルを学んでいないために、正しい施術ができていないことが原因です。
ネットなどで簡単に道具もそろうので、セルフジェルネイルを始める人も非常に多いですが、ジェルネイルをするときは正しいジェルネイルの知識を身に付けることも忘れないようにしましょう。
定期的に爪の状態を確認する
ジェルネイルをしたら、日ごろから爪の状態、ジェルの状態をチェックするようにしましょう。
浮いていないか、欠けていないか、爪は傷んでいないかなど気になる異常があった場合は、すぐに対処しましょう。
早めに対処することで大きなトラブルにつながることを防ぐことができます。
道具はしっかり消毒する
ジェルネイルに使用するニッパーやメタルプッシャーなどは、使用したら必ず消毒するようにしましょう。
消毒はエタノールを含ませたキッチンペーパーやコットンで拭き取るだけでもOKです。
洗うことができないネイルファイルなどは、こまめに交換するようにしましょう。
溶剤の量は適量に
オフに使用するアセトンは、爪へのダメージが非常に大きいので、使用する場合は適量を守り、使い過ぎないように注意しましょう。
頻繁なオフは爪へのダメージが大きくなってしまうので、ジェルが長持ちしない場合は、長持ちさせるようなジェルネイルができるようになることが、爪へのダメージを減らすことができる近道です。
保湿ケアをする
ジェルネイルをしているときは、溶剤などによって爪や皮膚が乾燥してダメージを受けやすくなっています。
施術後すぐはもちろん、普段から保湿ケアを心がけて、爪の健康を保てるようにしましょう。
爪の保湿ケアはハンドクリームでもできますが、できれば爪専用のネイルオイルや爪美容液、ネイルクリームなどを使うのがおすすめです。
硬化時間を守る
UVライトは紫外線のため、皮膚へのダメージがあります。
ジェルネイルを硬化するだけの短い時間ですし、紫外線の力も太陽とは比べ物になりませんが、ダメージがないわけではありません。
UVライトを使う際は硬化時間をしっかり守ること、必要があれば、日焼け止めクリームを塗る、指先のない手袋をつけるなど紫外線対策をしてしようするようにしましょう。
衝撃や水から爪を守る
キーボードを打つ、家事をする、シールを剥がすなど、日常生活や仕事をする中で爪へダメージを与えてしまうことは多くあります。
爪を使わず道具を使う、水仕事をするときはゴム手袋をするなど、爪を衝撃や水から守るようにしましょう。
危険なリスクを減らすだけでなく、ジェルネイルを長持ちさせるためにも必要ですよ。
ジェルネイルをお休みする
ジェルネイルをしていて爪の調子が良くないときは、思い切ってジェルネイルをお休みするのも一つの対策法です。
常にジェルネイルをしていると、ジェルネイルをしていない爪が寂しく感じますが、健康が第一!
爪をしっかり休めて地爪が元気になったら、またジェルネイルを楽しみましょう。
気になる症状があったらすぐに皮膚科を受診する
爪に異常がみられた場合は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
すぐによくなる…と放置してしまって悪化させてしまうと、治るまでも時間がかかってしまい、せっかくのジェルネイルも楽しめなくなってしまいます。
爪や皮膚の異常は、早期発見、早期治療を心がけましょう。
さいごに
いかがでしたか?
ジェルネイルは長い時間楽しめるので、非常に人気があります。
初期投資はかかっても、安いスターターキットなどもあり、多くの方がセルフネイルデビューをしています。
ですが、よく調べずにジェルネイルをしてしまうと思わぬ危険なリスクを冒してしまうかもしれません。
ジェルネイルにはメリットばかりでなく、デメリットもあることを踏まえて、健康な爪でジェルネイルが楽しめるようにしてくださいね!