清楚な雰囲気にしたい時やブライダルネイルにぴったりな白グラデーション。
ですが、セルフネイラーの中では
- 爪先が分厚くなる
- ムラができる
- どこまでやるべきか謎
という悩みが多いアートというのも事実。
ですが、この難しいとされる白グラデの成功の鍵を握るのは、意外にも「ジェルの選び方」なんです…!
この記事の目次
白グラデーションを成功させるジェルの選び方
大抵の人は白グラデーションをする時、真っ白のジェルを選ぶと思います。
しかし、実はその選択が、大きな落とし穴なんです。
白グラデーションで真っ白を選ばない理由
経験を積んだプロのネイリストは、真っ白のジェルをあえて避ける傾向があります。
なぜなのか…?
その答えは、
「マットな真っ白は、プロのネイリストでも塗りにくいから」です。
真っ白・真っ赤・真っ青・真っ黒などはっきりとした色のジェルは、顔料が多い傾向にあります。
顔料が多いということは、=粘度が高い(固い)ジェルが多いということです。
実際にやってみるとわかりますが、粘度が高いと自然なぼかしができにくく、どんなに技術があってもハケ圧が残り、ムラができてやすく、時間がかかってしまい、いいことは何一つないんです。
つまり、白グラデーションで必要なジェルというのは、扱いやすい粘度が低い(柔らかい)ジェルということになります。
成功率が上がる3種類のジェル(道具)とは
それでは具体的にどんなジェルがいいのかをご紹介しますね。
初心者でも成功率がぐんとアップするのは次の3つです。
①パールホワイト
パール感のある白
柔らかいテクスチャーで、初心者でも扱いやすいジェルが多い
②オリジナル乳白色
普通の白とクリアジェルを混ぜる
(クリアジェルはベースジェルなどトップジェル以外ならOK)
③ラメやホログラム
①か②で作ったグラデーションにラメやホログラムを足す
(ラメジェルでもOK)
華やかさをプラスしながらムラを隠す
③は意外にも、ネイルサロンでかなり使われている方法です。
これまで失敗を繰り返してきた方は、ぜひ上記の道具を使って再チャレンジしてみてください♪
セルフジェルネイル【白グラデーションのやり方】
更に成功率を上げるために、白グラデーションの塗り方をお伝えします。
1.白ジェルを爪先に塗る
白ジェルを筆にとり、一番濃くしたい爪先に塗ります。
色の深さはお好みで大丈夫ですが、一番オーソドックスなのは、写真のように爪先3分の1です。
2.深さのガイドラインを引く
どこまでグラデーションを作りたいか、目立ちにくい両サイドにガイドラインを作ります。
3.白ジェルを乗せてグラデーションを作り硬化する
キッチンペーパーで筆についたジェルを拭き、爪先に乗せたジェルを根元に向かって移動させましょう。
筆の側面で爪についているかついていないかくらい軽い圧で、トントンとやさーしく移動させましょう。
ここでのポイントは、爪先の一番濃くしたいジェルには一切触れないようにすること!
やっているうちにどれくらいやったらいいかわからなくなったら、手を反対向きにしてみると冷静にバランスが見れますよ。
できたら硬化しましょう。
4.3を2回繰り返す
3と同じ要領でグラデーションを2回作っていきます。
こんな感じです♪
5.ラメやホログラムを加える
お好みでラメやホログラムを乗せてください♪
セルフジェルネイル【みんなの白グラデのやり方】
グラデーションネイルは様々なやり方があります。
私は上記でお伝えしたやり方が一番簡単でやりやすかったですが、好みもあると思うので、他のグラデーションのやり方もご紹介しますね。
ポイント筆を使った白グラデーション
ポイント筆を細かく動かして仕上げる白グラデーションです。
難易度が高い黒のグラデーションも併せて解説しているので、グラデーションそのもののの成り立ちがわかりやすいと思います!
白グラデーションでベイビーブーマー
手元を綺麗に魅せたい人におすすめなベイビーブーマーは、ピンクベースに白グラデーションあわせたネイルデザインです。
洗練されたヘルシーな雰囲気は、垢抜けた印象になりますね♪
マットな白を使ったグラデーション
冒頭でお伝えしたように、難易度が高いマットの白ですが、テクスチャーの柔らかいジェルを選べば、このように仕上げることもできます。
500円もしない安いジェルやアート用に販売されている白は、テクスチャーが固い傾向があるので、なるべく始めから柔かい質感だとわかっているジェルや1,000円前後のジェルを選ぶのがおすすめです。
さいごに
白グラデーションの最も難しいところは「綺麗に10本揃える」ということです。
この記事を読んだだけでだいぶ上達の近道になったでしょうが、あとはコツコツと回数をこなしていくことが大切です。
実験感覚でやればやるほど上達するので、もし「上手くなりたい!」「自分の施術に自信を持ちたい!」という気持ちがあれば、爪にする前にネイルチップで何度も練習してみてくださいね♪