セルフネイラーさんだけではなく、ネイルはサロン派の方でも、オフだけは自宅で行うかたが多いですよね。
しかし、正しいやり方を知らないと、
- 削りすぎて爪がボロボロ
- 指が熱く感じる
- オフするだけで1時間もかかった
なんてことになりかねません。
今回は、セルフジェルネイルの基本的なオフの仕方をご紹介いたします。
この記事の目次
セルフジェルネイルでやってはいけないオフの仕方
基本のオフを知る前にまずは絶対にやってはいけないオフの仕方について紹介します。
手で剥がす
手で剥がしてオフをするのは、爪の表面が剥がれてしまうので絶対にNGです。
浮いてしまった部分からペロリと剥がれてしまうこともありますが、それでもジェルと爪が密着している個所は爪ごと剥がれてしまいます。
例え浮きがあったとしても、必ず溶剤を使ってオフをしましょう。
爪やすりで削る
ハードジェルは爪やすりで削って落とすのが基本ですが、セルフジェルネイルで主に使われているソフトジェル(ソークオフジェル)は、アセトンを使って溶かしてオフするのが基本です。
オフの下準備として爪やすりを使いますが、すべてを爪やすりでオフするのはNG!
ジェルだけでなく爪まで削ってしまい、爪がペラペラになってしまいます。
爪がペラペラになるとジェルがはがれやすくなってしまうので、続けてジェルネイルを楽しむこともできなくなってしまいます。
除光液を使用する
マニキュアは除光液を使うことでおとすことができますが、除光液にはジェルネイルオフに必要なアセトンが入っている場合と入っていない場合があります。
入っていない場合はもちろん、アセトンが入っている場合でも含有量が少ないので、なかなかジェルが溶けず爪に負担をかけるだけになってしまいます。
セルフジェルネイルをオフする際は、除光液ではなく、ジェルネイルオフ専用の溶剤を使いましょう。
セルフジェルネイルをオフするときの注意点
ハードジェルかソフトジェルかサロンに聞く
ジェルを落とす前に、まずは、ジェルがソフトジェルなのかハードジェルなのか知る必要があります。
セルフジェルネイルをされた場合にはわかりますが、ネイルサロンで施術をしてもらった場合は、ジェルの種類がわかりません。
サロンに確認をしましょう。
換気をする
セルフジェルネイルのオフに使う溶剤は揮発性の高い薬品です。
溶剤を使ってオフする際は、換気するようにしましょう。
火気厳禁
セルフジェルネイルのオフに使う溶剤は、アルコールなどと同じ引火性の薬品です。
オフをしているときは手が使えないので、料理をしたり、タバコを吸ったり、ということはあまりないかもしれませんが、火気厳禁ですので、くれぐれも注意しましょう。
セルフジェルネイルのオフに必要な道具とは
まずは、セルフジェルネイルのオフに必要な道具をそろえましょう!
- コットン
- アルミホイル
- ジェルリムーバーorアセトン
- ネイルファイル(80G-100G)
- スポンジバッファー
- メタルプッシャー
- ニッパー
- ダストブラシ※
- ジェルネイルオフカバー(指サック)※
- ダストブラシ※
※あると便利なネイル道具
セルフジェルネイルのオフの正しい手順とは
事前準備
- アルミホイルをカットする
アルミホイルを指に巻ける大きさでカットします。
ぎりぎりの大きさだとうまく固定できないので、少し大き目にカットするのがおすすめです。
- コットンをカットする
コットンは爪の大きさでカットします。
皮膚にアセトンが付いてしまうと乾燥したり、荒れたりしてしまうので、爪を覆いかぶせることできる大きさで大きすぎないようにカットしましょう。
- コットンをリムーバーに浸す
コットンをリムーバーに浸します。
ガラスなど、アセトンを入れても問題ない容器にコットンを入れ、コットンに十分しみる量のアセトンを上からかけてしみ込ませます。
1.ネイルファイルで表面のジェルを削る
艶のでるトップジェルは、ソフトジェルよりもハードジェルに成分が近く、アセトンで溶けにくいという性質があります。
そのため、トップジェルを前もって削っておくことで、溶剤がジェルにしみやすくなり、オフがしやすくなります。
爪の先(伸びている部分)は体温が伝わらず溶剤の効果が出にくいので、念入りに削っておきましょう。
目安としては、トップジェルカラージェルが削れるか削れないかくらいまでオフすると、かなり落としやすくなります。
しかし、カラージェルの下はすぐベースジェル、そして爪になるので、削りすぎには要注意です。
削った後はダストブラシなどを使ってしっかりとダストを取り除きましょう。
ダストブラシがない場合には、一度手を洗ってしまってもかまいません。
2.ストーンやパーツを取る
大きなストーンやパーツが付いている場合には、コットンで浸す前に取ってしまいましょう。
ニッパーなどを使うと取りやすいですが、無理に取るのは爪に負担がかかるので危険です。
取るのが難しい場合には、ストーンやパーツはそのままでも大丈夫です。
3.爪にコットンを乗せてアルミホイルでくるむ
爪にコットンをのせ、アルミホイルで巻きます。
この時、爪の上からアルミホイルをのせ、指の腹側でホイルが重なるように巻くと簡単に巻くことができます。
巻き方に特に決まりはありませんが、コットンがずれないよう、ゆるみのないように巻きましょう。
左右から巻いた後は爪の先を折りたたむようにすると、ずれにくく、ゆるみにくくなります。
4.5分〜10分程度置く
5分~10分、そのまま放置しましょう。
この放置時間はジェルネイルの厚さ、種類によっても異なります。
あまり浮いてこないようであれば少し伸ばして様子を見ましょう。
5.浮いてきたジェルを除去する
浮いてきたジェルをネイルプッシャーなどではがします。
この時、浮いていないジェルがある場合には無理にはがさず、1~5の手順をもう一度繰り返しましょう。
無理にはがすと爪も一緒に剥がれてしまいます。絶対に無理やり落としてはいけません!
6.細かなジェルを取り除く
爪の脇や根本や落としにくい部分など、細かな部分までしっかりと除去しましょう。
ジェルが残ってしまっていると、ジェルの付け替えのとき影響が出てしまいます。
丁寧に細部まで除去してください。
セルフジェルネイルのオフの平均施術時間とは
セルフジェルネイルのオフにかかる平均施術時間は60分です。
これは、準備からオフ、付け替えの下準備までやったときの時間です。
ジェルを塗るのと同じくらい、時間がかかるオフの作業はなかなかしんどいですよね。
しかし、セルフジェルネイルのオフが雑になってしまうと爪を傷つけ、長くジェルネイルを楽しむことができなくなってしまいます。
例え時間がかかっても、ゆっくり丁寧にオフするようにしましょう。
もっと早くオフする方法は?
オフの時間をなるべく早く済ますなら、ベースジェルを残したぎりぎりまで削ることで、オフの時間を大幅に短縮することができます。
ただし、万が一ベースジェルも削ってしまうと爪も一緒に削ってしまうことになります。
また、カーブしている爪に均等に爪やすりを当てることは難しく、爪自体にも凹凸があるため、慎重に丁寧に行う必要があります。
ですが、一層残し(ベースジェル残し)までうまく削ることができれば、何度もアセトンを浸す必要もないですし、放置する時間も短くできるので、結果的にオフによる爪や皮膚への負担を短くすることもできますので、時短と皮膚の負担を軽減したいという方にはおすすめです。
セルフジェルネイルのオフの頻度はどのくらいでしてもいいの?
基本は3~4週間に一回
セルフジェルネイルのオフに使うアセトンは決して皮膚によいものではありません。
爪にも皮膚にもダメージを与えてしまうので、頻繁なオフは避けましょう。
目安は3~4週間に1回、早くても2週間に1回程度にとどめておく必要があります。
長持ちさせるならフィルインも
ジェルオフをしないという方法もあります。
爪が伸びてきた部分にジェルネイルを足して、そのままジェルを楽しむ「フィルイン」という方法です。
パーツがあったりアートがあると難易度は高くなりますが、オフをしなくて済むので時短にはります。
ただし、そう言ってもジェルネイルは時間の経過とともに浮きや剥がれなどが出てくるので、長くても1ヶ月半などで完全オフして新しいジェルに交換しましょう。
セルフジェルネイルをアセトン以外でオフする方法は?
ノンアセトンリムーバー
その名の通り、アセトンの含まれていないリムーバーです。
最近では爪や皮膚への負担を考慮し、ノンアセトンリムーバーでオフをするサロンもあります。
アセトン入りのリムーバーと比べるとどうしても落ちが悪いので下準備のやすりがけが重要になります。
オレンジオイル
オレンジオイルに含まれる「リモネン」という成分がジェルネイルを溶かしてくれます。
放置時間は30分~40分ほどとかなり長いですが、アセトンのように皮膚が乾燥してしまうというリスクはないので安心です。
レントナーリムーバー
こちらはアセトンの入っていない除光液です。不揮発性、不燃性なので、皮膚にも優しく取り扱いも安心です。
ただしこちらもアセトンと比べると落ちが悪いので、やすりがけをぎりぎりまで行い、放置時間も長めにしてオフしましょう。
【仕事・お葬式】セルフジェルネイルをオフしたくない時
せっかく楽しんでいるジェルネイル!
でもお仕事やお葬式などでどうしても派手なジェルネイルをそのままにしておけない!という時もありますよね。
そんな時、ジェルをオフせずに派手なジェルネイル隠す方法をご紹介します。
マニキュアで上手に隠すコツ
- ジェルネイルの上からマニキュアのベースコートを塗る
- 地味な色のマニキュアを塗る
- マニキュアのトップコートを塗る
マニキュアを使えば、派手なジェルネイルも簡単に隠すことができちゃいます!
また、オフする際は、ノンアセトンの除光液でオフすれば、ジェルはそのまま、マニキュアだけ落とすことができます!
便利なジェルネイル隠しグッズ
画像引用:Amazon
写真のカモフラネイルをはじめ、様々なジェルネイル隠しグッズが販売されています。
ストーンなどのパーツが付いていてもしっかりとカバーできますし、マニキュアよりもカバー力が高いので1度塗り、多くても2度塗りすれば十分ジェルネイルを隠すことができ簡単です。
落とすときはお湯でふやかして剥がすだけなので、ジェルを痛めることもなく安心です。
普段からジェルネイルをしている方は、1つ持っておくといいかもしれませんね!
正しいオフを知り健康な爪でセルフジェルネイルを楽しもう!
セルフジェルネイルで爪先が明るいだけで、とっても嬉しい気分になりますよね!
そんな気分が上がるジェルネイルも、正しいオフをしなければ爪の健康を損ね、長く続けることができなくなってしまいます。
正しいオフで、爪の健康を維持したまま、セルフジェルネイルを楽しみましょう!