ジェルネイルを続けていたら、いつの間にか自爪が薄くなってしまった…。
ネイリストさんに相談したところ「不安なら少しネイルをお休みしてください」と…。
自爪を保護してくれるはずのジェルネイルだったのに、なぜ薄くなってしまったのでしょうか?
実はジェルネイルはあることが原因で、ペラペラ爪になることがあります。
この記事の目次
ジェルネイルで爪が薄くなる原因は?
ジェルネイルは冒頭でもお伝えしたように、おしゃれ目的だけでなく自爪を保護してくれる目的でも活躍します。
ただ、下記のようにジェルネイルの施術のやり方・道具の使い方・普段の爪の扱い方によっては、爪に痛みを感じるほどダメージをもたらすことがあるのです。
原因①オフのやり方が間違っている
まず可能性として高いのが、オフのやり方です。
いつもオフはどのようにしていますか?
ネイリストさんにやってもらっていますか?
それとも自分でやっていますか?
まず、薬剤使わず無理やり剥がしてしまうのは正直論外です。
ジェルネイルをぺりぺりと摘んで剥がすと、ジェルネイルに爪が持っていかれてしまいます。
自爪にジェルがあったことがわかるような白い跡が残りませんか?
それが、自爪が持っていかれた証拠です。
また、自分できちんと溶剤を使ってオフをやっているという方は、最初ジェルを削る際、勢い余って自爪まで削ってしまうことはありませんか?
セルフネイラーに多いのが、こうした削りすぎによる自爪へのダメージ。
これではオフをするたびに自爪が傷んでしまいます。
原因②甘皮処理のやり方が間違っている
甘皮処理というのはジェルを塗る前に行う作業のことで、これをすることによりジェルネイルが長持ちしやすくなるのですが、甘皮だと思ってこすりすぎると、いつの間にか自爪を削っていた…なんてこともなくはありません。
また、甘皮処理で使うことの多いメタルプッシャーは、時より鋭利なものが販売されています。
そうしたメタルプッシャーを使っていると、本人の自覚なしにピーラーのように自爪を削ってしまっていることがあるので、道具の選び方・扱い方も注意が必要です。
原因③サンディング(道具)が間違っている
サンディングとは甘皮処理の後、さらにジェルの密着をよくするための技法です。
本来であれば、写真のようなスポンジファイルで自爪に細かな傷をつけていきます。
しかし中には、道具の使い分けがわからず、ジェルを削る時にしか使ってはいけない粗いウォッシャブルファイルで、自爪をガリガリ削ってしまっているセルフネイラーさんもいるようです。
あなたは大丈夫ですか?
原因④ジェルネイルのやりすぎ
ジェルネイルで勘違いされやすいのですが、どんなに爪に優しい道具を使っても、施術が丁寧でも、ノーダメージではないです。
爪表面をこすったり、溶剤を使ってもいるので、何もしない時よりも、多少は負担をかけてしまっています。
爪が伸びるペースを考えると、3〜4週間に1回の付け替えであれば全く問題ありませんが、3日に1回・5日に1回なんてペースで付け替えていると、やはりそれだけ自爪への負担は大きいと言えます。
特にセルフネイルを始めた当初は、すぐに取れてしまったり、うまく塗れなかったりなどのハプニングは多いでしょう。
その度に気になってすぐにやり直したい気持ちはわかりますが、知識ゼロの状態で同じことを繰り返しても、ただ爪が傷むだけです。
原因⑤酸が入ったプライマーを使っている
プライマーは、ジェルやスカルプを塗布する直前に塗る液体で、ジェルやスカルプの密着をよくする働きがあります。
ジェルネイルを長持ちさせるのに最も手軽なアイテムなので、セルフネイラーの間では特に定番なのですが、酸入りのプライマーは爪を溶かしてドロドロにし、それが接着剤のような役目を果たしていると言われています。
爪を溶かしてしまっていれば、元も子もありません。
爪が薄くなったらジェルネイルはお休みするべき?
もし「痛みや違和感があるし不安なのでしばらくお休みしたい」ということであれば、長さは極力短めを維持しましょう。
長い爪のままだと、ジェルがあった頃のような感覚で物を触るので、高確率で折れてしまうからです。
健康的な爪で生え変わるまで、気長に待ちましょうね。
ですが、ジェルネイルは本来自爪を守ってくれるものなので、痛みや違和感がなければ、むしろやるべきです。
ただし、やるとなれば、やはり正しい知識・技術が必要なので、下記の5つの対策を参考にしてくださいね!
ジェルネイルで爪が薄くなるのを防ぐ5つの対策
対策①オフのやり方を見直す
まず、これまで自分でオフしていた方はネイルサロンでオフをしてもらいましょう。
セルフネイラーさんなら、目の前のプロネイリストの施術がきっと今後の参考になると思いますよ。
もしも自分でオフする場合は、アセトンを染み込みやすくするために、ベースジェルまで慎重に削ることを心がけましょう。(カラージェルが消えそうになるまで)
ポイントは、ほとんど力は入れずにウォッシャブルファイルを持つことです。
極端に言えば、表面を撫でるようにファイルを優しくこすらすことで、削りすぎを防ぐことができます。
対策②甘皮処理のやり方を見直す
甘皮処理も実際にネイリストさんの施術を受けて、参考にするといいでしょう。
ここでもポイントは力を入れないことです。
特に、写真のようなセラミックプッシャー(ドライケア)で甘皮処理をしていると、どうしても力が入りやすくなってしまいますが、力が入ると甘皮と自爪の違い(感覚)を掴むことができません。
メタルプッシャーも力を入れると自爪を傷めてしまうので、いずれも力を抜いて、爪の表面を滑らせるように甘皮を取っていきましょう。
また、鋭利なセラミックプッシャーを使っていれば、すぐに買い換えてくださいね。
対策③ノンサンディングジェルを使う
ジェルネイルを長持ちさせるためにやってきたサンディングですが、爪が薄くなってしまっているようならノンサンディングジェルを使ってサンディングをしない方法で付け替えるのがおすすめです。
ノンサンディングジェルは、言い換えれば「吸盤」のような原理で自爪にくっつくので、ジェル塗布前のプレパレーション(甘皮処理や水分油分除去など)をほぼ100%できなければなりません。
プレパレーションのやり方に不安がある方は、こちらの無料動画WEBレッスンで、1から学び直しましょう!
対策④3〜4週間で付け替える
ジェルネイルは取れなくても3〜4週間で変えるのがベストです。
4週間以上延ばすと爪が割れやすくなってしまいますし、見た目的にも美しくはありません。
もしジェルネイルの練習がしたい場合は、ネイルチップや自分以外の人の手を使って練習しましょう。
対策⑤プライマーを使わない
もしこれまでずっとプライマーを使ってきたという方は、一度プライマーなしでやってみてください。
プライマーはジェルネイルをする上で「必須道具」ということではありません。
ちなみに、私はプライマー無しで4週間長持ちしています!
普段パソコン関係の仕事をしているので、取れやすいはずなのですが、プライマー無しでも全く問題ありません。
おすすめノンアシッドプライマー
画像引用:Amazon
もし「やっぱりプライマーがとできない!」という場合は、こちらのノンアシッドプライマーを試してみてください。
酸が入っていない爪に優しいプライマーで、多くのネイルサロンで使われています。
ジェルネイルで爪が薄くなる原因は意外なところに!
ジェルネイルは正しい扱い方をすれば、健康的な自爪を維持し、しっかり守ってくれます。
ただ、知識や経験が少ないと、今回のように自ら自爪を傷めてしまうので、今後むやみに手を出さず、十分に知識を頭に入れてからジェルネイルを楽しむようにしましょう。