セルフジェルネイルがすぐ剥がれる原因を解説する記事のイメージ

「丁寧に塗ったはずなのに、数日で端から剥がれてきた…」セルフジェルネイルで一番多い悩みが、まさにこの“すぐ剥がれる”ではないでしょうか。

剥がれてしまう原因は一つではありません。下処理(プレパレーション)、ベースジェルの塗り方、そして意外と見落とされがちなトップコートの拭き取りまで、いくつかのポイントが重なって「持ち」を左右しています。

この記事では、セルフジェルネイルがすぐ剥がれる原因を一つずつ確認しながら、剥がれにくくするための直し方をネイリスト監修で詳しく解説します!

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30秒セルフチェック|あなたの剥がれの原因はどこにある?

まずは、次の項目に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

  • 甘皮まわりに白っぽい部分やツヤのないところが残っている
  • ベースジェルを塗ったあと、爪の根元だけ厚みが均一でない
  • トップコートを硬化したあと、拭き取らずにそのまま触ってしまった
  • 汗をかきやすい、または手を洗う回数が多い仕事・家事をしている
  • 使っているジェルの粘度や塗り方を、あまり意識したことがない

当てはまる項目が多いほど、原因は「下処理」か「塗布」のどちらかに絞り込めます。ここから一つずつ、原因と直し方を見ていきましょう。

セルフネイルがすぐ取れる原因と対処法!

セルフネイルがすぐ剥がれる原因と対処法のポイント

では早速、セルフネイルがすぐ取れる原因と対処法について紹介していきます!

【すぐ取れる原因①】プレパレーションが甘い!丁寧な下処理を!

プレパレーションとは、ジェルを塗布する前の下準備のこと。

  • 手の消毒
  • ファイリング
  • 甘皮ケア
  • サンディング
  • ダスト除去
  • 表面の消毒

この一連の流れをまとめてプレパレーションといいます。

セルフネイルがすぐ取れるという方は、プレパレーションを簡単にすませていませんか?

プレパレーションをいかに丁寧にできるかによって、セルフネイルのもちはかわります!
取れない欠けないプレパレーションのやり方をご紹介します!

取れない欠けないプレパレーションのやり方!

  1. 爪の形を180~240Gのエメリーボードで整え、スポンジバッファーでバリを落とす
    エメリーボードで爪の形を整えファイリングする手順
  2. セラミックプッシャーで爪の根元にはりついているルースキューティクルを除去する
    セラミックプッシャーでルースキューティクルを除去する手順
  3. この時、キューティクル(角質)も一緒に押し上げる
  4. ブラシでダストを除去する
  5. もう一度、セラミックプッシャーでルースキューティクルを除去します
  6. ブラシでダストを除去する
  7. ニッパーをお持ちの場合は、押し上げたキューティクルをカットする
    ニッパーで押し上げたキューティクルをカットする手順
  8. キューティクルに隠れていたルースキューティクルをセラミックプッシャーで除去する
  9. ブラシでダストを除去する
  10. エタノールなどで水分、油分、ダストを除去する
    エタノールで爪表面の水分・油分・ダストを除去する手順

プレパレーションのポイント

セラミックプッシャーを使うことで、甘皮処理とサンディングが同時にできます。
セルフネイルが取れやすいという方は、150~180のスポンジバッファーでさらにサンディングするとジェルとの密着が良くなり取れにくくなります。

面倒でも、2回セラミックプッシャーでの除去とブラシがけを繰り返すことで、ルースキューティクルを残さず除去することができます。
ルースキューティクルが残っているとセルフネイルがすぐ取れてしまうので、念入りに、そして丁寧に除去するようにしましょう。

ニッパーをお持ちでない場合は、セルフネイルの持ちには影響がないのでキューティクルのカット以降の工程は省いて構いません。
カットする場合は、必ずもう一度ルースキューティクルの除去をします。
キューティクルをカットすることで隠れていたルースキューティクルが出てくるためです。

油分水分除去をしたあとは、爪に触ったり、髪を触ったりしないようにしましょう。
再び油分等がついてしまい、すぐ取れる原因となってしまいます。

爪の根元を正面から見て、根元部分(ポッケ)がスッキリと何もなくなればプレパレーション完了です!

プレパレーション完了時の爪の根元の状態

【すぐ取れる原因②】ベースジェルの塗り方が悪い!?持ちがよくなる塗り方!

ベースジェルは、爪と直接つく唯一のジェルです。
クリアなのではみ出しなども気になりにくいので、塗り方も雑になりがちですが、ジェルと爪が剥がれにくくする役割をもっているので、ベースジェルの塗り方は持ちに影響します。

セルフネイルをしている方はどうしてもデザインなどにこだわりがちですが、一番こだわるべきとも過言ではないくらいベースジェルは非常に重要です!

なお、爪の際までジェルを広げすぎると、はみ出しの原因にもなります。次の塗り方を参考に、枠を意識しながら塗布しましょう。

取れない欠けないベースジェルの塗り方!

ジェルは2つの性質を持っています。
1つ目は、枠の中にしか流れていかないという性質です。

その性質がわかる実験の様子をみてみましょう。

はじめに少ない量で枠を作ります。

少ない量のジェルで枠を作る実験の様子

そこに液を追加しても、表面張力で枠は大きくなりません。

枠に液を追加しても表面張力で広がらない実験の様子

枠を作らずに一気に多い量を流すと液はどんどん広がってしまいます。

枠を作らず一気にジェルを流すと広がってしまう実験の様子

ジェルでもこれと同じような現象がおきます。
一度でたくさんの量を爪にのせてしまうとどんどん広がりはみ出してしまうのです。

2つ目は、放っておくと均等になる性質です。
これはセルフレベリングと呼ばれ、ジェルネイルを塗る上で重要になる性質の一つです。

この2つの性質を利用して、取れない欠けないセルフネイルにしましょう!

  1. ベースジェルをカサカサ、ペタペタくらいの量を筆にとり、爪に塗布し、枠(せきとめ)を作る
    ベースジェルをカサカサ程度の量筆にとり爪に塗布する手順1
    ベースジェルで爪の枠(せきとめ)を作る手順2
    ベースジェルで爪の枠(せきとめ)を作る手順3
  2. 少なめにベースジェルをとり、爪の中心にジェルをおいて筆を引くようにして全体に塗布する
  3. このとき、筆の形が変わらない程度の力で優しく塗布しましょう。
    ベースジェルを爪の中心に置いて筆を引くように塗布する手順1
    ベースジェルを優しく塗布する手順2
  4. 10~20秒、セルフレベリングさせてベースジェルが均等になるのを待ちます
    ベースジェルがセルフレベリングで均一になるのを待つ様子
  5. 爪に反射した光がまっすぐになったら、ライトで硬化します
    ベースジェルをライトで硬化する様子

ベースジェル塗布のポイント

ジェルの量を極力少なくすることで、コントロールできるように、はみ出しなどをしなくなります。
はじめは塗る範囲の目印の意味でカサカサ筆でベースジェルを塗布しましょう。
一度枠をつくったら、ジェルをのせすぎない限り枠をはみ出してしまうことはジェルの性質上ありません。

ジェルは少なめの量からとり、足りなかったら足すようにします。

2回目の塗布のときのポイントは、ジェルを触りすぎず、力を入れずに塗布するということです。
特に粘度が高いベースジェルの場合はセルフレベリングにも時間がかかるため、デコボコが気になりやすいです。
この時、なだらかにしようと何度も筆でさわってしまいがちですが、どんなジェルでも時間をおくことで均一になりますので、大きなデコボコだけ修正して、セルフレベリングで均一になるのを待ちましょう!

【すぐ取れる原因③】根元がガタガタ浮いてしまうのはこれが理由

結論からいうと、根元がガタガタと浮いて見えるのは、ベースジェルを爪の生え際ギリギリまで塗ろうとして、厚みが均一にならないことが主な原因といわれます。

キューティクルラインぎりぎりまで攻めようとすると筆先の量が安定しにくく、根元だけジェルが盛り上がったり、逆に薄くなって密着不足になったりします。無理に際まで塗るより、キューティクルラインから少し内側に余白を作るくらいの意識で塗ると、厚みが均一になりやすく、ガタつきや密着不足を防ぎやすくなります。

ベースジェルの厚みムラで根元がガタガタになる仕組みの図解

すでにガタガタになってしまった場合は、無理にはがさず、ファイリングで表面をなだらかに整えてからトップコートを重ねると目立ちにくくなります。

【すぐ取れる原因④】トップコートの塗り方・拭き取り不足

セルフネイルの剥がれのうち、見落とされがちな原因のひとつが「トップコートを硬化したあとの未硬化ジェルの拭き取り不足」といわれます。硬化後も表面に残る未硬化のジェル(未硬化層)をきちんと拭き取らないと、表面がべたついたままホコリや衣類の繊維が付着し、そこから剥がれが広がってしまうことがあります。

拭き取りは、毛羽立ちにくいネイルワイプやコットンに専用クリーナー(または無水エタノール)を含ませ、爪の根元から先端へ一方向に拭くのがコツです。往復させると逆にホコリを塗り込んでしまうため、注意しましょう。

トップコート硬化後の未硬化ジェルを正しく拭き取る方向の図解

未硬化ジェルの拭き取りには、ジェルクレンザーやエタノールを使います。それぞれの違いや代用の可否が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

>>ジェルクレンザーの必要性と代用品はこちら

普段のケアですぐ取れるセルフネイルを予防!

セルフネイルがすぐ取れる原因とその対処法について技術的な面でのご紹介をしました。
次は普段の生活の中でできるすぐ取れるセルフネイルを防ぐ予防策をご紹介します!

家事をするときはゴム手袋を着用!

家事をするときはゴム手袋を着用しているイメージ

水仕事などの家事をするときは、できるだけゴム手袋を着用しましょう。
ジェルが水に弱いだけではなく、水仕事は手の水分油分を奪い乾燥させてしまいます。
乾燥はお肌とジェルの大敵!ゴム手袋できれいな指先を維持しましょう!

爪ではなく、指の腹を使う!

爪ではなく指の腹を使ってキーボードを操作するイメージ

キーボードを打つ、缶をあける、シールを剥がすなど、指先を使う機会は多いですよね。
この時に爪をガシガシ使っていては当然セルフネイルも取れやすくなってしまいます。
できるだけ指の腹を使い、必要であれば道具を使って爪に負担がかからないようにしましょう。

こまめに保湿をする!

ハンドクリームでこまめに保湿するイメージ

ジェルを塗布する前は油分水分厳禁ですが、セルフネイルを施した後はこまめに保湿をしましょう。
乾燥していると取れやすくなりますし、割れなどの原因にもなります。
ハンドクリームとネイルオイルを併用するとベストです。

剥がれにくいジェルネイルの選び方

「剥がれにくいジェルメーカーはどれ?」というご質問をよくいただきますが、実はメーカーそのものよりも「粘度」と「自分の塗り方との相性」のほうが持ちに影響しやすいといわれています。

粘度が低め(サラサラ)のジェルは薄く均一に塗りやすい反面、はみ出しやすく、粘度が高め(もったり)のジェルはコントロールしやすい反面、セルフレベリングに時間がかかり厚塗りになりやすい傾向があります。

初めての方は、まず中間くらいの粘度のベースジェルから試し、ご自身の筆運びの癖に合わせて次に選ぶメーカーを調整していくのがおすすめです。

なお、塗布前に爪の水分・油分がしっかり除去できているかも持ちを左右します。未硬化ジェルが固まらない・拭き取れないと感じたときの原因については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

>>ジェルが固まらない・未硬化になる原因はこちら

よくある質問(FAQ)

Q. セルフネイルは平均どれくらい持ちますか?
A. 下処理と塗布が丁寧にできていれば、2〜3週間程度もつことが多いといわれます。1週間以内に剥がれてしまう場合は、プレパレーションかベースジェルの塗り方を見直してみましょう。

Q. お風呂に入るとふやけて剥がれやすくなりますか?
A. 長時間お湯に浸かると爪の表面がふやけ、ジェルとの密着がゆるみやすくなるといわれます。施術直後の長風呂は避け、できれば翌日以降にゆっくり浸かるのがおすすめです。

Q. 一部分だけ先に剥がれてきたらどうすればいいですか?
A. 無理にはがさず、その部分だけファイリングで段差をならしてトップコートを重ねると応急処置になります。範囲が広い場合は、自爪を傷めないよう丁寧にオフしてから塗り直しましょう。

Q. 除光液(リムーバー)で自分でオフしても大丈夫ですか?
A. ジェル対応のリムーバーであれば自分でオフできますが、無理にこすったり削りすぎたりすると自爪が薄くなる原因になります。心配な場合はサロンでのオフをおすすめします。

Q. ネイルシールやパーツを使うと余計に取れやすくなりますか?
A. シールやパーツの厚みがある部分はトップコートが薄くなりやすく、そこから浮きやすいといわれます。パーツを乗せたあとは、周囲までしっかりトップコートで覆うことを意識しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

セルフネイルがすぐ取れる原因は、

  • プレパレーション
  • ベースジェルの塗り方
  • 根元の厚みムラ
  • トップコートの拭き取り不足

の4つが原因になっていることが多いです。

この4つをしっかりマスターすることで、セルフネイルも長持ちしてもっと楽しめるようになります!
何度も練習を重ねて、長く楽しめるセルフネイルにしましょう!

この記事の監修:なな先生(ネイリスト)|プロフィールはこちら