ジェルネイルが一般的になり、セルフジェルネイラーの方が増えてきました。
そんな背景もあり、独学でジェルネイルの検定に挑戦しようと考えている方も多いようです。
いくら誰も受けられるジェルネイル検定といえど、ネイルスクールや専門学校に通わなくても合格できるのでしょうか?
今回は、独学でジェルネイル検定に合格できるのか?そのポイントなどをご紹介いたします。
この記事の目次
独学で受けられるジェルネイル検定の種類は?
日本で主なジェルネイル検定の種類は大まかに2種類有ります。
ネイリスト技能検定
1つめはJNECが主催しているネイリスト技能検定。
1級、2級、3級の3つの級があり、まず最初に3級から受験する必要があります。
3級に合格すると2級、2級に合格すると1級を受験することができます。
3級
ネイルケア、ネイルアートの基本的知識と技術
・実技試験 ネイルケア、カラーリング、ネイルアート
・筆記試験 衛星と消毒、爪の構造、爪の病気とトラブル、ネイルケアの手順
2級
サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する知識と技術
・実技試験前半 ネイルケア
・実技試験後半 チップ&ラップ、カラーリング、ネイルアート
・筆記試験 衛星と消毒、爪の構造、爪の病気とトラブル、ネイルケアの手順、リペアの種類及びチップ&ラップの手順、プロフェッショナリズム
1級
トップレベルのネイリストとしてのイクステンション、リペア、アートに関する知識と技術
・実技試験 ネイルイクステンション、ネイルアート
・筆記試験 ネイルの歴史、衛生と消毒、化粧品学、爪の構造、爪の病気とトラブル、ネイルケアの手順、イクステンションの手順、プロフェッショナリズム
ジェルネイル技能検定
2つ目はJNAの主催するジェルネイル技能検定です。
この検定はジェルネイルに特化した検定試験となっており、ネイリスト検定と同じように初級、中級、上級の3つの級に分かれています。
初級
ジェルネイルの基礎的な技術と知識
・実技試験・第一課題 ネイルケア両手10本
・実技試験・第二課題 ジェルカラー、ジェルアート、ポリッシュカラーリング
・筆記試験 ネイルに関する基礎知識
中級
プロとして求められる知識と技術
・実技試験・第一課題 ネイルケア左手
・実技試験・第二課題 ジェルネイルオフ、ジェルスカルプチュア、ピンクグラデーション、白フレンチ
・筆記試験 ネイルに関する基礎知識・ジェルネイルに関する基礎知識
上級
トップレベルのジェルネイルの知識と技術
・実技試験 ジェルスカルプチュア、ジェルチップオーバーレイ、フラワーアート、フレンチ
独学でジェルネイル検定を取得するメリットとは?
就職で有利になる
ネイリストは美容師などとは異なり、資格がなくてもなれる職業ではありますが、実際にネイルサロンに就職するとなるとまったく知識のない人を1から育ててくれるところはほとんどありません。
そこで、どれだけの実力があるかアピールできるのが検定試験です。
ジェルネイル検定を取得することで、ネイルサロンへの就職に有利になります。
自宅サロンで有利になる
自宅でネイルサロンを開業するという方も非常に増えてきました。
ですが、お客さんにとって大きなサロンでないと技術面での不安も出てきます。
そんなとき、検定を取得していればお客さんも安心して施術を受けられますよね。
自宅サロンを開業したいと考えている方にも検定取得はおすすめです。
よりハイレベルな技術でネイル講師に
ジェルネイル検定の試験官をしているのは、ネイリスト協会の認定講師です。
ネイリストとして活躍するだけでなく、試験官、ネイルスクールの講師など、より多くの活躍ができるようになります。
ネイリスト協会認定講師になるにはジェルネイル検定上級取得必須ですが、そのような道もあるということを頭の片隅に置いておいてはいかがでしょうか。
ジェルネイル検定は独学でも合格できる?
より身近になったジェルネイル。
最近ではYouTubeにやり方動画なども多くアップされていて、難しいアートにも挑戦するセルフネイラーさんも多くいらっしゃいます。
また、セルフなのにまるでサロンのような素晴らしい仕上がりをする方もいて、ジェルネイル検定も独学で合格できてしまうのでは?という印象を受けます。
自己流がうまくても合格できない
しかし、どんなにセルフネイルが上手でも、ジェルネイル検定で審査されるポイントはネイルケアの工程や道具の使い方など、仕上がりだけではありません。
また、爪に関する正しい知識なども重要になってきます。
ネイルスクールや美容専門学校、ネイル講座などで基本を学んでおらず、自己流が完成しているセルフネイラーの方ほど、ジェルネイル検定の合格は難しいのかもしれません。
確実に合格を目指すなら独学よりスクールがおすすめ
何度でも挑戦して合格してやる!という方を除き、基本的には一発合格をしたいですよね。
しかし、独学で検定合格をするのは非常に難しいですし、効率も悪いです。
なぜかというと、ジェルネイル検定の合格となるポイントはテキストや動画をみるだけではわからないからです。
百聞は一見に如かず…やはりプロの技術を実際に見て、自分と何が違うのか、何を改善したらいいのか、直接アドバイスを受けることも、合格率アップにつながります。
確実に合格を目指すのであれば、独学で学ぶのではなくネイルスクールなどに通うことをお勧めします。
ジェルネイル検定初級、ネイリスト検定3級は合格者も多い
ジェルネイル検定の中級、上級、ネイリスト検定の2級、1級は、高度な技術が必要になり、やはり独学ではなかなか合格点を上回る技術の習得が難しいですが、ジェルネイル検定初級、ネイリスト検定3級は、独学で勉強し合格する方も非常に多いです。
まずは初級、3級に合格しなければ先に進むことはできないので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、セルフネイルできちんとネイルを勉強していないという方にとっても、基礎をきちんと学びなおすという意味で受験するのもおすすめです。
ジェルネイル検定に独学合格するためのポイント
スクールに通うのが一番と分かっていても、時間や経済的な面で難しいという方も多いですよね。
何が何でも独学でジェルネイル検定に合格したい!という方のために、ジェルネイル検定に独学で合格するポイントをご紹介いたします!
教材はオフィシャル教材がおすすめ
JNA、JNECのどちらも公式の教材を出版しています。
ネイルショップまたはAmazonなどの通販でも購入が可能です。
検定対策の書籍等はいろいろ販売されていますが、検定要項に沿った内容になっているので、オフィシャルのものがベストです。
道具の購入は公式サイトを参考に
JNAジェルネイル技能検定は、指定商品を使用する必要があります。
通販で購入できるプチプラな用具・用材ではそもそも受験ができないので要注意です。
ゆくゆくは自宅サロンを開きたい、などの夢がある場合は、この機会にきちんとしたプロ用のものをそろえるのもよいかもしれませんね。
筆記試験対策は過去問をチェック
筆記試験の内容は、主に過去問から出題されることが多いです。
そのため、過去問を解くことで筆記問題の対策をすることができます。
できるだけ多くの年数分の過去問題を解いて、筆記試験に備えましょう。
テーブルセッティングにも注意
テーブルセッティングとは、試験で使用する用具用材をそろえてテーブルにセットすることです。
この時、使用禁止用具を置いてしまうと失格になってしまいます。
その他にも衛生管理が不適切である、整理整頓がされていないなど多くのポイントがあります。
ジェルネイル検定は減点方式なので、小さな減点も積み重なれば不合格、または失格となってしまいます。
検定要項を隅から隅まで詳しく読んで、間違いのないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ジェルネイル検定は独学での受験も可能です。
特にジェルネイル技能検定初級、ネイリスト検定3級は独学で受験し、合格されている方もたくさんいらっしゃいます。
壁をいくつも乗り越えなければならないかもしれませんが、ぜひともあきらめずに検定合格を目指してくださいね!