ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

ネイリスト検定2級からは、サロンワークでも通用するレベルの仕上がりが要求されます。
そのため、確実に合格を手に入れるためには、事前の仕込みが重要になります。

今回は、合否を分けるネイリスト2級の仕込みのポイントについて解説いたします。

ネイリスト検定2級の仕込み~モデル探し~

ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

ネイリスト検定2級のモデルは、3級のときと同じ方でももちろんOKです。
試験の雰囲気や流れを知っているので、心強い味方となるでしょう。

しかし、ネイリスト検定2級の課題のひとつであるチップラップは、爪の形によってやりやすさや仕上がりの良さが変わります。

チップラップを美しく仕上げるためには3つのポイントがあります。

指や爪の形がまっすぐで揃っている

チップラップはチップを爪にのせてフィラー等で地爪となじませます。
この時、指や爪の形が曲がっていると、地爪となじませるのが難しくなる上に、やはり、爪がまっすぐな方が、仕上がりも美しくなります。

フリーエッジを2,3mm伸ばすことができる

ネイリスト検定2級では、10本すべての指をラウンドに揃えます。
美しいラウンドに整えるためには、ある程度の長さが必要になります。
そのためにはフリーエッジを伸ばせる人でないとなりません。

指先を酷使する人、水字ごとが多い人、爪が薄くて割れやすい人などは不向きです。

ネイルケアや練習に積極的に協力することができる

ネイリスト検定2級になると課題の内容も難しくなり、特にチップラップはハンドマネキンでの練習よりも実際のモデルの手でたくさん練習することが合格への近道になります。

そのため、積極的に練習に協力してくれるモデルを選びましょう。

ネイリスト検定2級の2か月前からの仕込み

ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

ネイルケア

ネイリスト検定2級の試験2か月前から、モデルのネイルケアを始めましょう。
2ヶ月まえから1週間に1回ネイルケアをしていけば、キューティクルも柔らかくなり、本番でのケアもスムーズになります。

サイドのファイルがけをし過ぎてしまうと、ラウンドの形がオーバルになってしまうので注意しましょう。

キューティクルの状態をよくするためには、一気にまとめてケアするのではなく、定期的なネイルケアを続けて美しい状態を保ちましょう。

また、ケアグッズを渡して、モデルさんにホームケアをしてもらうようにしましょう。
日頃のケアが、より美しい指を育てます。

チップラップ

モデルの爪に合わせたチップラップの練習をしましょう。
形の整ったハンドマネキンの練習ばかりでは、人の手でうまく装着することができません。

爪に合わせたチップのファイリング、チップの乗せ方、地爪とのなじませ方など、ハンドマネキンの練習ではわからないコツがあります。
これは、何度も練習を重ねることでわかることなので、できるだけ練習すする時間を合わせて、モデルさんの爪で練習するようにしましょう!

ネイリスト検定2級の1か月前からの仕込み

ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

チップラップの練習は爪に負担をかけてしまうので、検定試験まで1ヶ月を切ったら、モデルさんでの練習は控えるのがベストです。

もしモデルさんの爪でチップラップを練習したい場合には、サンディングをし過ぎたり、フリーエッジを傷つけないように注意しましょう。

また、フリーエッジを伸ばし過ぎないように管理する必要もあります。
フリーエッジが伸びすぎてしまうと折れたり割れたりしてしまうリスクがあります。
2~3mmの長さをキープできるよう、ケアをして管理しましょう。

万が一フリーエッジが折れたり、割れたり、亀裂が入ってしまった場合には、リペアをして本番に備えます。

ネイリスト検定2級の1週間前からの仕込み

ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

検定試験1週間前には、爪の長さ、形を10本そろえます。
ネイルベッドの長さは指によって異なるので、フリーエッジではなく、キューティクルからエッジまでの長さを見て10本そろえるようにしましょう。

このとき、あまり完璧な形にしてしまうと、事前審査の際に減点または失格になってしまうこともあるので、角は残してスクエアオフ気味に仕上げ、当日削ってラウンドが完成するようにしましょう。

角の折れや欠けを防ぐために、カラーリングするまでベースコートなどでコーティングしておくと安心です。

検定前最後のキューティクルケアも1週間前に行います。
その後は一切ケアができなくなるので、念入りに行います。

ネイリスト検定2級の前日の仕込み

ネイリスト検定2級のモデル仕込み|合否を分けるポイント

爪を磨く

ポリッシュオフをしやすくするために、シャイナーをかけておきます。
時短にもなりますし、カラーリングも滑らかでムラになりにくく、塗りやすくなります。

チップ・シルクを合わせておく

モデルの爪にあったチップ、シルクの準備をします。
フリーエッジが長いまま合わせることになるので、実技試験の際、サイズが合わなくなる場合もあります。
ぴったりサイズ、大き目、小さ目の3つの大きさを用意しておくと安心です。

カラーリング

両手10本の指に指定のカラーでカラーリングを行います。
色が地爪付かないよう、必ずベースコートを使います。

エッジは塗らなくてもOKです。
また、サイド、キューティクルラインも1mm程度空けて塗布してOK。

カラーポリッシュのムラや透けがないよう2度塗りは必要ですが、ツヤが出ていればトップコートは塗らなくてもOKです。
念入りに乾かして、傷やよれがないように仕上げれば事前カラーリングは完成です。

新品ファイルの面取り

検定では衛生的に管理された道具を使用する必要があります。
ファイル類は新品である必要はありませんが、ダストが残っていると減点になってしまいます。
できれば新品を用意するのが良いでしょう。
新品を使用する際は、面取りをしておかないとモデルや受験者の皮膚を傷つけてしまうリスクがあります。
試験前日までに面取りをして、準備しておきましょう。

道具を洗浄・消毒

上記のファイルで説明した通り、検定で使用する道具は清潔でなければなりません。
ダスト等の汚れがないように、すべての道具の洗浄、消毒をしておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
ネイリスト検定2級からは実技もぐっとレベルが上がるので、時間をかけて仕込みをする必要があります。

当日焦ることのないよう、検定試験のシミュレーションをしておくのもおすすめです。

万全の態勢でネイリスト検定2級に挑めるよう、準備を徹底しておきましょう!