検定試験のネイルケアは、基本中の基本!
これができなければネイリストにはなれないといっても過言ではありません。
また、このネイルケアがおろそかだと、減点が積み重なり合格も遠のいてしまいます。
特に、独学でネイルを始めた方は、基本的なネイルケアが自己流で間違っている場合もあるので、しっかりと学びなおす必要もあります!
そこで今回は、ネイル検定のネイルケアについて詳しくご紹介いたします!
この記事の目次
検定のネイルケアの手順とポイント
今回はネイルケアについて解説いたしますので、手指消毒、ポリッシュオフが終わった後からの手順となります。
また、この手順は一例であってご自身のやりやすい手順にアレンジしていただいて構いません。
【右手】ラウンドに整える
エメリーボードを使って、ラウンドの形に整えます。
正面からだけではなく、裏側からも形を確認して、左右対称の美しい形に整えましょう。
往復がけは厳禁です。
必ず、自分の指で支えをしながらファイリングをしましょう。支えをしないと減点となってしまいます。
1本形を整えたら、その形に合わせて次の指をファイリングし、5本の形、長さをすべて揃えます。
ファイリングをすべておたら、ダストブラシでダストを除去します。
【右手】キューティクルリムーバーを塗り、フィンガーボウルにいれる
キューティクルリムーバーを塗り、なじませたら、フィンガーボウルの中に指先をいれます。
お湯の温度が熱すぎたり、ぬるすぎたりしないように注意しましょう。
【左手】ラウンドに整える
右手と同じ要領で、左手のファイリングを行います。
すでに右手のファイリングを終えていますので、右手の形・長さと揃うように注意しましょう。
【右手】ブラシダウンをして、タオルで拭く
フィンガーボウルから右手を出して、ブラシダウンを行い、タオルで水分を除去します。
【左手】キューティクルリムーバーを塗り、フィンガーボウルにいれる
右手と同様に行います。
【右手】プッシュアップ、キューティクルクリーン
メタルプッシャーを使って、キューティクルをおうっしゅアップします。
中央→サイドの順番でプッシュアップしましょう。
この時、力を入れ過ぎたり、支えなしでプッシュアップしないよう、力加減、メタルプッシャーの角度にも注意をしてください。
プッシュアップが終わったら、ガーゼとニッパーを使ってキューティクルクリーンを行います。
この時、爪の裏に残った汚れやバリも除去しましょう。
ニッパーのハンドリングには要注意です。
角度、支え、刃先の動かし方など、安全かつ美しく除去します。
メタルプッシャーを使用していない、ニッパーを当てていない場合は失格対象となりますので、
カットするルースキューティクルがない場合でも、10本すべての指にニッパーを当てるようにしましょう。
【左手】ブラシダウンをして、タオルで拭く
右手と同様に行います。
【左手】プッシュアップ、キューティクルクリーン
右手と同様に行います。
すべての指のチェック
時間に余裕があれば、すべての指の最終チェックを行いましょう。
形、長さ、ケアの状態など、時間の許す限り、チェックと修正を行います。
ネイル検定試験のネイルケア練習参考動画
ファイリング参考動画
ケア参考動画
プッシュアップ参考動画
ニッパーハンドリング参考動画
検定のネイルケアの採点チェックポイント
各ネイルケア工程の採点チェックポイントは以下となります。
【減点】は減点対象、【失格】は失格対象です。
ファイリング
- エメリーボードを使用している
- 地爪にウォッシャブルファイルを使用していない【減点】
ラウンドの仕上がり
- ラウンドに整えようとしている
- 10本の形と長さが整えられている(級によって仕上がりのレベルが異なります)
プッシャー
- ブラシダウンは必ず行う【減点】
- プッシュバック、プッシュアップを行っている【失格】
ニッパーハンドリング
- キューティクルニッパーを正しく扱っている(級によって扱い方のレベルが異なります)
- 10本すべての指に使用している【失格】
- ガーゼクリーンは1本ごとに行っている
- ガーゼを引きずっていない(衛生的に配慮されている)
クリーンナップの仕上がり
- ささくれなどが処理されている(級によって仕上がりのレベルが異なります)
- 損傷がない(モデル、受験者)【減点】
- 手指への出血などの負傷がない(モデル、受験者)【失格】
まとめ
いかがでしたか?
検定で行うネイルケアは、普段のセルフネイルやサロンワークとは異なる点もあります。
検定用のネイルケアの工程をしっかりマスターして、スムーズかつ美しく仕上げられるようにしましょう!