- 1本だけ短い爪があるので長さ出ししたい。
- 爪が割れたので応急処置をしたい!
あなたもこんなお悩みありませんか?
そんな時は、セルフで簡単♪ジェルネイルで長さ出しをしましょう。
デコボコになってしまいそうで難しそう、と感じますが、慣れてしまえば意外と簡単。
様々な長さ出しの方法をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
セルフジェルネイルの長さ出しに必要な道具
まずは、長さ出しに必要な道具をそろえましょう!
セルフジェルネイルの長さだしに使う道具は次の9点です。
- ネイルファイル(150~180G)
エメリーボード
ジェルクリーナー(またはエタノール)
ジェル
ハサミ
ダストブラシ
ジェルブラシ(筆)
ワイプ(またはキッチンペーパー)
ネイルフォーム
ジェルの長さを長く出したい場合には、長さ出しした部分にカーブをつけるために、ピンチ棒があるとよりきれいに仕上がります。
セルフジェルネイルの長さ出しに使うジェルの種類
セルフジェルネイルの長さ出しに使うジェルにはいくつか種類があります。
種類によって出せる長さが変わるので、出したい長さに合わせてジェルを選びましょう
ソフトジェル
セルフジェルネイルで主に使われているソフトジェルのクリアジェルです。
長だし使うものではないため、長さだしは最大で3mmです。
セミハードジェル
セミハードジェルは、硬度の高いソフトジェル。スカルプジェル、長さだしジェル、などの名前で販売されています。5mm~10mm程度までの長さ出しができます。
硬度があっても、オフはアセトンでできるので、セルフジェルネイルでも取り扱いやすいです。
硬度が高いので、長さ出しだけでなく、地爪が薄いという方にもおすすめです。
ハードジェル
ジェルの中でもっとも硬度が高いジェルがハードジェル。
10mm以上の長さ出しもできるので、スカルプネイルをしたいという方にもおすすめです。
ただし、ハードジェルはアセトンで溶けないため、オフはファイルで削るしか方法がありません。
ベースジェルはソフトジェル、トップジェルをハードジェルにすると、オフしやすくなります。
セルフジェルネイルの長さ出しの種類
セルフジェルネイルで長さ出しをする方法には、フォームを使った長さだしとチップを使った長さだしの2種類があります。
フォーム
フォームを使った長さ出しは、紙製のフォームを指に着け、ジェルをのせて爪を作っていく長さ出しの方法です。
地爪と長さ出しをしたジェルが一体化するので、強度が強いのが特徴です。
フォームを付けるのが難しく、少しでも隙間があるとジェルが流れ出てしまい、うまく形が作れなくなってしまいます。
爪の形は個人によって差があるうえ、1本1本の詰めの形も異なるので、その指に合ったフォームの付け方を見つけ出す必要があります。
フォームを使った長さだしは練習が必要です。
チップ
チップを使った長さ出しは、人工の爪であるチップを爪の先に接着する方法です。
チップを爪先に着けるだけなので、非常に簡単!セルフジェルネイルでもあっという間に長さ出しができます。
簡単なチップでの長さ出しですが、爪の形に合ったチップを使わないとすぐに外れたり、浮いてきたりしてしまうのでチップ選びが難しく、また、強度もフォームで長さだしするものと比べ弱いので、指先をよく使う方にはあまりおすすめできません。
セルフジェルネイル持ちがいい長さ出しはどっち?
長さ出ししたセルフジェルネイルを長持ちさせたいという場合は、フォームでの長さ出しがおすすめです!
パソコンをよく使う、家事をよくするなど、指先への負担が大きい方は迷わずフォームで長さ出しをしましょう!
セルフジェルネイルの長さ出しのやり方と手順
フォームを使った長さだしのやり方と手順
- フォームの装着
【point】
フォームはイエローライン(爪先の白い部分と皮膚の境のライン)に沿ってカットし、フォームと爪の間に隙間ができないようにする。
ベースジェル塗布 - 硬化
- 先端にたっぷりのジェルを乗せる
- 硬化
- 途中で出し、ピンチを入れる
- 硬化
- 段差を埋める
- 硬化
- フォームを外す
- 未硬化ジェルを拭き取る
- ファイルで削る
- ダストを除去
- ノンワイプトップコート塗布
- 硬化
- トップコート2度塗り
- 硬化
- 爪裏のダストを拭き取る
フォームで長さだしのおすすめ動画!
チップを使った長さだしのやり方と手順
- 爪の形にあったチップを選択
- チップを削る
- ネイルグルーをチップ裏側に塗る
- 先端から押し当てて空気を抜くようにつける
- チップを適当な長さに切る
- ファイルで削る
- ハードジェルで段差を埋める
- 硬化
チップで長さだしのおすすめ動画!
セルフジェルネイルでの長さ出しは短い爪でもできる?
1本だけ折れてしまったなど、他の爪の長さとそろえたい場合に長さ出しをする場合が多いと思いますが、短い爪の場合は、長さ出しができない場合があります。
フリーエッジ(爪先の白い部分)が1mmほどないと、長さだしした部分がすぐに折れてしまったり、ジェルが皮膚についてしまいます。
深爪や噛み爪などでフリーエッジがない場合、チップで長さだしをできる場合もありますが、爪よりも爪先の皮膚が盛り上がっている場合は、チップが折れやすくなるので長さ出しは控えた方がよいでしょう。
フォームやチップがつけれる長さまで地爪を伸ばす必要があります。
深爪・噛み爪で悩んでる場合は…
深爪や噛み爪は自分で治そうと思ってもなかなか治せずお悩みの方も多いのではないでしょうか?
深爪や噛み爪だからとネイルを諦めている方もいます。
最近では深爪、噛み爪矯正の皮膚科、ネイルサロンがありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか?
爪の成長に合わせた矯正なので時間はかかりますが、深爪、噛み爪の方でもジェルネイルを楽しむことができるようになります♪
セルフジェルネイルで長さ出しをやめたほうが良い爪
傷がある爪
爪や皮膚に傷がある場合は、長さ出しはおすすめできません。
爪が長いことで爪や皮膚に負担がかかるだけでなく、ジェルネイルによって傷が悪化し感染症などを起こしてしまうリスクもあります。
傷がある場合には、傷が完治するまでジェルネイルをお休みしましょう。
グリーンネイル
グリーンネイルとは緑膿菌という常在菌が繁殖してしまうことで起きる爪の病気です。
軽度であれば、やすりがけと消毒で対処できますが、グリーンネイルが爪の内部まで浸透している場合には、皮膚科などでの治療が必要になります。
長さだしをしない、というよりも、ジェルネイルそのものをお休みしてグリーンネイルの治療に専念しましょう。
セルフジェルネイルではグリーンネイルになってしまうという方が多くいらっしゃいます。
間違ったジェルネイル、間違った長さだしはグリーンネイルの原因になるので、正しい手順を学び、グリーンネイルにならないよう注意しましょう。
セルフジェルネイルはどこまで長さ出し出来るの?
憧れの長い爪!セルフジェルネイルでできるならやってみたい!という方もいらっしゃるかもしれませんが、ジェルを使った長さ出しは、あくまで補助的なもの。
1cm以上の長さ出しには向いていません。
1cm以上ならアクリルスカルプチュア
1cm以上の長さ出しをしたいのであれば、アクリルスカルプチュアがおすすめです。
アクリルスカルプチュアとは、粉と溶剤を混ぜて、爪の長さ出しをする方法です。
長さだしの中では最も強度が高く、普段生活をしていて折れてしまうということはなかなかありません。
ネイル専門店でしか販売されていなかったアクリルスカルプチュアですが、最近のセルフジェルネイルブームとともに、100円ショップやドン・キホーテなどでも、アクリルスカルプチュアは購入できるようになりました。
スカルプチュアには技術が必要ですが、安価で購入することができるので、一度試してみてもよいかもしれませんね!
アクリルスカルプチュアの長さだしおすすめ動画!
セルフジェルネイルの長さ出しのよくある失敗と対処法
最後に、セルフジェルネイルで長さ出しをするときのよくある失敗とその対処法について紹介します。
ジェルがはみ出た
ジェルがはみ出でしまった場合、そのままにしておくと浮きの原因になってしまうので対処が必要です。
硬化前の場合は、必ずウッドスティックで除去をしてから硬化しましょう。
のせるジェルの量が多すぎるとはみ出しやすくなるので、塗布に時間がかかる場合には、少量のジェルをのせるようにし、足りない場合に追加するようにするとジェルが流れ出るのを防ぐことができます。
はみ出したジェルをそのまま硬化してしまった場合には、ウッドスティックで皮膚についたジェルをはがし、エメリーボードで削り落とします。
硬化後の対処は削りすぎてしまったり形が悪くなったりと仕上がりにも影響する場合があるので、硬化前にはみ出しがないかしっかり確認をしましょう。
薄すぎて変形してしまった
長さ出しをするジェルが少なく薄すぎると、変形してしまいます。
長さだしした部分が薄い場合には、ジェルを再度塗り、厚みを出しましょう。
長さ出しをしたジェルの厚みの目安はクレジットカードくらいがベストです。
表面がデコボコしている
ジェルが均等に乗っていないと表面がボコボコしてしまいます。
このままカラージェルなどをのせても見た目が良くないので、一度表面を削り、再度ジェルをのせてなめらかになるようにしましょう。
長さ出しをするのに使うスカルプジェルなどは、粘度が高く、セルフレベリングにも少し時間がかかります。
カラージェルやクリアジェルよりも少し長めにセルフレベリングを待ってから硬化することで、つるんと丸みをおびたきれいな仕上がりになります。
サイドにひっかかりがある
サイドに段差があり、ひっかかりがある場合、フォームの付け方が悪い、チップのサイズがあっていないなどの原因があります。
サイドにひっかかりがある場合は、エメリーボードで一直線になるように削りましょう。
ひっかかりがあるままにしてしまうと、髪や服がひっかかるなど日常生活でも不便ですし、その部分だけ集中して力がかかるので、爪が折れてしまうなどのリスクにもつながります。
放置はせず、すぐに削って直しましょう。
まとめ
セルフジェルネイルでの長さ出しは、専門の道具が必要になるものの、慣れてくれば十分セルフでもできる技術のひとつです。
爪が1本かけてしまった!なんて時の強い味方なので、ジェルネイルを楽しむ幅も広がります。
ぜひ、一度レンジしてみてください♪