3週間以上持つはずなのに、1週間どころか1〜2日で剥がれてしまう…
「道具が安いから?簡単なはずなのに!」とつい道具のせいにもしたくなってしまいますが、実際はそうとも限りません。
実はジェルネイルは、ある5つの条件を全てクリアできれば、3週間以上しっかり長持ちさせることができます!
この記事の目次
セルフジェルネイルが剥がれる原因
冒頭でお伝えしたように、セルフジェルネイル が剥がれる原因は一概に道具のせい!とは言えないんです。
それでは一体なぜ今のネイルは簡単に剥がれてしまうのでしょうか。
剥がれる原因①プレパレーション不十分
そもそもプレパレーションとはジェルを塗る前に行う下処理のことです。
具体的に言うと甘皮処理・サンディング・水分油分除去ですね。
ジェルを塗るよりも地味な作業のため、特にセルフジェルネイル初心者さんはこのプレパレーションをおろそかにしがちです。(私もそうでした)
甘皮処理・サンディング・水分油分除去を「面倒だから」とすっ飛ばしてはいないでしょうか?
もしくは10本ささささーっと10分程度で終わらせてはいませんか?
ネイルサロンではサロンにもよりますが、プレパレーションだけで30〜40分程度時間をかけます。
プレパレーションは建築で例えるなら地盤工事。
ドロドロでゆるゆるな土地に、立派な材質で家を建てても崩れてしまうのは当然ですよね?
今ジェルネイルが剥がれることでお悩みの方のほとんどは、このプレパレーション不足が原因だと思います。
ですがおそらくそのほとんどの方は努力不足なのではなく、単純に「やり方」を知らないだけだと思うので、のちに正しいプレパレーションのやり方をお伝えしますね。
剥がれる原因②ジェルを均等に塗れていない
またプレパレーションが十分にできていても、ジェルの厚みにムラがあると爪にかかる衝撃にもムラがでて、負担が大きいところから取れやすくなってしまいます。
特にカラージェルは硬いジェルもあれば柔らかいジェルもあって扱いが難しいですが、満遍なく均一に塗るテクニックが必要になります。
剥がれる原因③ジェルが薄すぎる
そして薄すぎるのもよくありません。
薄い分耐久性がないのですぐに剥がれてしまいます。
かといって厚く塗りすぎると、見栄えが野暮ったくなり素人感満載になってしまいますよね。
ですので、ベースジェル〜カラージェルまで②の通り薄づきにし、最後のトップジェルで頑丈な厚み・形を作っていくのがおすすめです。
剥がれる原因④エッジ(爪先)が塗れていない
さらにエッジが十分にコートできていないのも原因の一つと考えられます。
ただし「エッジを塗ればジェルは取れない!」かというとそうではありません。
エッジはあくまでもサブ的な役割です。
エッジが取れても爪表面のジェルがしっかり密着しているということもあります。
つまり、エッジを塗るのはより取れにくくするための一つの対策です。
繰り返しになりますが「エッジだけしっかり塗れば、プレパレーションできてなくてもOK!」ということではないので注意してくださいね。
剥がれる原因⑤爪先を使いすぎている
どんなにネイルサロンで高いお金を払い、プロのネイリストにネイルをしてもらったとしても、爪先の使い方が荒いと簡単に取れてしまいます。
ネイルの丈夫さに頼り、爪先でシールを剥がしたり、缶のプルタブを開けたり、爪でキーボードを叩いたり、爪で頭を洗ったりしていないでしょうか?
これを機に生活スタイルを少し見直してみるといいですね。
セルフジェルネイルが剥がれるのを防ぐ!長持ちする5つの条件とやり方
これからお伝えする5つの条件をクリアできれば、お気に入りのネイルを3~4週間楽しむことができます!
長持ちする条件1.徹底的なプレパレーション
自爪環境は基礎的な地盤部分。
いつも以上にしっかり時間をかけてケアすることを意識しましょう。
甘皮処理のやり方
甘皮処理は【サンディングありのジェルを使う場合】と【サンディングなしのジェルを使う場合】でやり方が異なります。
【サンディングありのジェルを使う場合】
必要なもの
・セラミックプッシャー
・ネイルブラシ
・キューティクルニッパー(あれば)
①セラミックプッシャーで甘皮(ルースキューティクル)を削り落とします。
この時、溝までしっかりプッシャーを入れて削り落とすこと。(写真では甘皮を黒く塗っています)
②ネイルブラシでダストを払い、もう一度セラミックプッシャーで残った甘皮(ルースキューティクル)を削り落としましょう。
③再度ネイルブラシでダストを払い、キューティクルニッパーがあれば爪の根元に浮いた甘皮をカットします。
④その下に甘皮(ルースキューティクル)が残っていれば、再度セラミックプッシャーで落としましょう。
⑤こうした作業を繰り返し、最終的に爪の根元に空間(ポケット)ができたらOKです。
【サンディングなしのジェルを使う場合】
必要なもの
・キューティクルリムーバー(ブルークロスがおすすめ)
・メタルプッシャー
・エタノール(ジェルクリーナーでもOK)
・ガーゼ(ティッシュでもOK)
・キューティクルニッパー(あれば)
①キューティクルリムーバーを甘皮(ルースキューティクル)部分につけ、メタルプッシャーでこすって甘皮を落とします。
②エタノールをつけたガーゼで剥がれた甘皮(ルースキューティクル)を取り、もう一度キューティクルリムーバーとメタルプッシャーで落とします。
③十分に取れたら、エタノールをつけたガーゼで拭き取りましょう。
④キューティクルニッパーがあれば根元の甘皮をカットします。
サンディングのやり方
サンディングは甘皮処理後、サンディングありのジェルに必要な作業です。
サンディングなしのジェルの場合は特にする必要はないですが、その分入念に甘皮処理をしなければジェルは取れやすくなってしまうので注意しましょう。
必要なもの
・スポンジファイル(バイオスカルプチャーがおすすめ)
一つの爪に対し、いろんな方向からサンディングします。
こうすることでカーブがかっている爪でも全体に満遍なく傷がつきます。
自爪に適度な厚みがある場合は目が荒い方で、自爪が薄い場合は目が細かい方を爪に当てましょう。
水分油分除去のやり方
サンディングありのジェルはサンディングが終わってから、サンディングなしのジェルは甘皮処理が終わってから、エタノールとガーゼ(またはキッチンペーパー)で表面や溝を拭き取り水分と油分を除去します。
この時ささっと雑に拭くのではなく、爪を使ってしっかり溝の奥の奥まで拭き取り、爪と爪周りが水分油分ゼロの状態になるようにしましょう。
また、拭いた後の爪はジェル以外の何にも触れることのないように。
ほんの少しスマホを触っただけでも、水分や油分が付着したと考えましょう。
故意でなくても何かに触れてしまったら、必ず再度拭き取りをしてくださいね。
長持ちする条件2.ベースジェルからカラージェルは厚さを均一に
ジェルにはセルフレベリングという、とても便利な性質があります。
セルフレベリングとは、平らなところにジェルをポトンと置けば勝手に平らに広がってくれる性質のことです。
ですので、ジェルを塗る時このセルフレベリングに頼れば、手を加えなくても厚さを簡単に均一にすることができます。
ただ、あまり放置しすぎてしまうと性質上次は縮んできてしまうので、セルフレベリング中もよく観察し、綺麗に広がったらすぐに硬化しましょう。
(そのためにもなれないうちは1本ずつの硬化がおすすめ)
長持ちする条件3.厚みはトップジェルで&ハードジェルで頑丈コート
ジェルの厚みはトップジェルで出していきます。
また強度の高いトップジェルの形というのは「サイドが薄く、中心が厚い山なりの形」です。
山なりトップジェルの塗り方
セルフレベリングするジェルを山なりの形にするのは一見難しそうですが、ある方法を使えばとっても簡単です♪
必要なもの
・筆
・クリアのソフトジェル
・ハードジェルのトップジェル(より表面が頑丈になります)
①アート後、硬化し終えた爪に少量のクリアのソフトジェルを取り、中心〜サイド〜根元〜エッジの順に塗ります。
②そのままの状態で再度クリアジェルを取り、爪の中心に置きます。
③爪表面が天井にまっすぐ向いている状態でしばらく置いていると、サイドにジェルが流れてきます。(セルフレベリング中)
少し形が変わってきたら、筆でサイドに流れたジェルを優しく拭いましょう。
④手をひっくり返し、重力の力を使ってジェルを爪中心に集めます。
⑤10〜20秒程度待ってみて、いろんな角度から確認し、綺麗な山形が作れたらすぐに硬化します。
⑥ハードジェルを薄く塗って硬化し、未硬化ジェルを拭き取って完成です!
長持ちする条件4.ジェルでしっかりエッジを覆う
「爪が短いのでうまく塗れません」という人がよくいるのですが、エッジの塗り方は爪が長い・短い特に関係ありません!
つまり、爪の裏まで覆う必要はないということです。
エッジの塗り方
特別難しいことはありません。
「爪表面を塗った筆の側面でエッジをペタペタする」
これだけでOKです!
エッジ用にジェルを取って、べったりつける必要はありません。
爪表面で使った筆の中には、あまり見えませんがジェルがたっぷり含まれています。
ですので、その筆をそのままエッジに移し、ペタペタペタ…と端から端までつけていけば完了です。
もし皮膚についてしまったらウッドスティックなどで取りましょう。
長持ちする条件5.爪先の扱いを心がける
言わずもがなですが、爪先は大事に使いましょう。
ジェルネイルは一種のアクセサリー…
アクセサリーをガシガシ使っていれば、いずれ欠けるし壊れる…
そう思うと自然と爪に優しい生活ができると思います。
また洗い物をするときはゴム手袋をする、こまめにキューティクルオイルを塗るのもおすすめです。
プレパレーション・ジェルの塗り方の動画解説はこちら!
上記でお伝えしたプレパレーションとジェルの塗り方は、当サイトのWEBレッスンでも取り上げています。
無料で見れる動画なので、ぜひチェックしてくださいね!
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