・資格はないけどネイルサロンで働ける?
・早くお金が欲しいから資格なしでも働かせてほしい!
・技術があれば資格を取らなくても平気?
資格取得するにはお金もかかるし時間もかかるし、色々大変ですよね。
特にお子様がいる方や年齢が気になって…という方はなかなか踏み出しにくいものだと思います。
ここではネイリストは資格なしでも働けるのかお伝えします。
この記事の目次
ネイルリストは資格なしでは働けない?
ネイルサロンに行くと、レジの近くや施述台の近くに資格取得の証「ディプロマ」が飾ってあるのを見かけませんか?
あれを見ると「資格を持っている人=ネイリスト」のように感じてしまいますが、実はネイリストは資格なしでもなれます♪
ネイリストは資格なしでも働ける!
ネイル関係の検定は全て民間の検定です。
いわゆる漢字検定や英語検定などと同じ位置付けということです。
ですのでネイリストになるのに、美容師さんのような「国家資格を取らなければならない」という高いハードルはありません!
ですが、これはあくまでも現在の話。
ネイルが今より普及すれば、有資格者でないと施術ができない法律ができるかもしれませんね。
ただ今現在はそうした法律もないので、ネイリストとしてお客様の施術をし、お金をもらっても何ら問題はありません。
求人情報は「資格不問」「無資格」をチェック!
ネイルサロンの求人情報を見ると「資格不問!」「無資格の方歓迎!」などと記載されているサロンもあります。
また、格安でお客様に施術するスチューデントサロンなどでは「未経験者OK!」とジェルネイル自体をやったことがない人を歓迎していたりもします。
地域やお店によってはそうした無資格でも働けるところもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ネイリスト資格なしで働くメリットとは
今の資格なしの状態で働くメリットをまとめてみました!
1.早くから実践的な知識やスキルが身に付く
資格取得するのに必要な期間は、早くても3ヶ月程度かかります。
普段からお仕事や子育てなどで忙しい人は、もっとかかると考えても良いでしょう。
ですが、資格なしでサロン勤めできれば、その分早くから現場の実践的な知識やスキルを身に付けることができます。
検定の知識やスキルは、あくまでも検定合格のためにあるものです。
お客様を喜ばせたり感動させる機会があるのは現場だけですので、モチベーションの高い状態でネイルの経験値を上げることができるでしょう。
2.(無収入から働く人は)お金がもらえる
また学生や専業主婦などこれまで無収入だった方は、スキルを磨きながらお給料をもらうことができます。
子供の学費を払わなければならなかったり結婚式の参列費など、まとまったお金が直近や数ヶ月後に必要なのであれば、月数万円〜十数万円の収入はかなりありがたいですよね。
3.自宅サロンなど開業もできる
さらに資格なしでも開業することだってできちゃいます!
自宅の1部分をプチサロンのようにして、お友達やお知り合いなどの施術をし、お金をもらうのも◎
資格がなくとも技術さえあれば「好きな時間に施術をし、お客様に喜んでもらえ、報酬ももらえる」という夢のような生活を過ごすこともできるのです。
特に地方に行くとサロンは少なく「ネイルサロンに行きたくても遠くて行けない」「綺麗にしたいけど敷居が高くてなかなか行く気になれない」という方も多いので、そうした方の美容のお手伝いができれば、とても幸せですよね。
ネイリスト資格なしで働くデメリットとは
ただ一方で、デメリットもあります。
1.希望のネイルサロンで働けないことも
「資格不問」「未経験者歓迎」というネイルサロンもありますが、中には有資格者限定のネイルサロンもあるのが現状です。
地域にもよるでしょうが、特に月給が高いところや待遇の良い人気なところは、そうした有資格者のみを募集していることが多いです。
2.お給料が低い
また資格なし・未経験者での採用はハードルが低い分、お給料が安い傾向にあります。(最低賃金ぐらいのところも多いです)
ですが、そのネイルサロンに歩合制度があると、将来的にお客様のご指名がもらえるようになればお給料アップも見込めます。
3.お客様に信頼してもらいにくい
資格というのは「私は〇〇の資格に値する施術ができますよ」という一つのラベルです。
極端な言い方をですが「無資格ですけど取れない綺麗なジェルネイルができます!」という人と「資格も取得しているので取れない綺麗なジェルネイルができます!」という人、どちらが信用できますか?
例えば、ネイルサロンであなたがついたお客様に「ジェルネイルができる人って本当にすごいわねー。そういう資格ってみなさん持っているんでしょ?」と聞かれることもあります。
そういう時、できれば「必ず必要というわけではないですが、私は持っていますよ」と自信を持って伝えたいですよね。
また業界的には検定知識=基礎知識です。
ですので、プロのネイリストになるなら、資格はもちろんあったほうがいいです。
検定内容はサロンワークに活かせる?
しかし、ここで勘違いしないでいただきたいのは、検定の知識・スキルとサロンワークの知識・スキルは全く別物です。
つまり、
・取れない欠けない長持ちするネイルができる
・センスの良い可愛いネイルができる
・時短でオフができる
・爪の状態に合う施術ができる
など、これらサロンワークで必要なスキルというのは、検定の勉強だけでは習得できません。
実際、ネイリスト技能検定2級やジェルネイル検定中級を取ったけど、肝心なお客様の施術スキルに自信がない…というネイリストもたくさんいます。
そうした方は検定の勉強とは別にサロンワークの勉強をして技術を磨くのです。
ですので、先程もお伝えしたように資格というのは一つのラベルと考えましょう。
また検定に向けて練習を頑張れば、ネイルに対する自信がつきます。
その資格を取るか取らないのか、取るのであればいつ取るのか…これは何が良い何が悪いというよりも、あなた次第です。
あなたは資格取得が先?サロンワークが先?
それではあなたのキャリアプランでは、資格取得とサロンワーク、どちらを優先しますか?
【資格取得を優先】おすすめのネイル資格
「資格を取ってまずは自信をつけよう!」という方におすすめの検定をお伝えします。
ネイル関係の資格とは主にこの6種類です。
・JNECネイリスト技能検定(3級・2級・1級)
・JNAジェルネイル技能検定(初級・中級・上級)
・ネイリスト衛生管理指導員
・JNA認定講師
・INAネイルスペシャリスト技能検定試験
・海外ライセンス
この中でまず取得すべきなのは「JNECネイリスト技能検定」です。
JNECネイリスト技能検定は、ネイルサロンの求人募集でも「応募資格:ネイリスト技能検定2級以上」と書かれていることが多い、ネイル業界ではもっともベーシックな検定です。
ちなみに、飛び級はできませんので、3級→2級と受けていってくださいね。
資格を取得する方法
また資格を取る方法は色々あります。
・ネイルスクール
・通信講座
・独学
・専門学校
もちろん独学でも頑張れば合格できますが、JNECネイリスト技能検定2級やJNAジェルネイル技能検定中級ぐらいになってくると、なかなか厳しいです。
ネイルスクールや通信講座ならお金がかかるものの、独学ではなかなか知ることができない「合格率を上げるテクニック」や「点数を落としやすいポイント」など試験内容や流れ以外のことも教えてくれます。
【サロンワークを優先】実践的な知識とスキルを習得
一方で「とにかく現場に就いて活躍したい!」という方は、サロンワークに特化した実践的なスキルを早めに磨きましょう。
実は、ネイルサロンで働く前からそうしたスキルアップもできます。
効率良くスキルアップする方法
よくYoutubeやインスタグラムなどを見漁ってスキルアップを図ろうとする方もいますが、それだけで基礎から応用まで全て身に付くものでしょうか?
習得したのはアートの方法だけであって、色んなタイプの爪に対応できるような基礎知識と応用力を持っていますか?
実はあのようなツールというのは、木でいう枝葉の部分だけで、幹の部分(基礎知識)はほとんど習得することができません。
また、先生によって言っていることが違ったりするので、色々見すぎると結局何が正解なのかわからなくなってしまうことも多いはずです。
そこでおすすめなのが、サロンワークに特化したネイルスクールや通信講座。
実は検定の勉強同様、ネイルスクールや通信講座でも実践的なネイル技術を学ぶことができます。
特に通信講座は自分のペースでしっかり技術を磨いていけるものも多いので、お仕事をする前はもちろん、お仕事が始まってからでも学習しやすいでしょう。
ぜひ正確な技術を身に付け、資格なしでもネイルサロンの即戦力になるような人材になってくださいね!
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さいごに
世の中には「資格はないけどSNSや口コミで大人気なネイリスト」もたくさんいます。
そうした方はおそらく資格のラベルにこだわらず、技術力と人間力でお客様を魅了しているのでしょう。
このページがあなたのキャリア設計の役に立てたら嬉しいです。