ジェルネイルを始めると目にするようになる、イエローラインという言葉。
セルフネイルをしている方は、ジェルネイルについてはよく調べても、爪についての知識は身に着けていないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、イエローラインの基礎知識とハイポニキウムを伸ばす美爪育成についてご紹介いたします。
この記事の目次
イエローラインとは?
イエローラインとは、爪にある黄色い線のことです。
具体的にいうと、爪と皮膚がくっついているピンクの部分と皮膚から離れている白い部分の境目のラインです。
イエローラインの役割は、爪が皮膚から剥がれないように固定していることです。
イエローラインの位置は人によって変わります。
指の端にありネイルベッドが長い人もいれば、爪の中央にありフリーエッジが非常に長い人もいます。
美爪と呼ばれる人は、ネイルベッドが長く、爪も長いのが特徴です。
逆にイエローラインの位置が爪の中央寄りの場合は深爪と呼ばれる状態で、爪の形をコンプレックスとして感じてしまう人もいるようです。
ジェルネイルでのイエローラインとは?
普段生活している上でイエローラインを気にする方はあまりいないかと思いますが、ジェルネイルをしているとこのイエローラインは非常に重要になってきます。
特に爪の形を整えるときは、イエローラインに惑わされて爪の形がいびつになってしまいやすいです。
イエローラインが整っていないときの爪の整え方
イエローラインが整っていないときに、イエローラインに沿って爪を整えてしまうと、形がいびつになってしまいます。
そのため、ネイルファイルで形を整えるときは、イエローラインを無視して整えなければなりません。
黒いネイルファイル(エメリーボード)など、爪の形が分かりやすい背景を使って遠目から爪の形を確認しながら爪を整えると、きれいな形に仕上げられるようになります。
どうしてもうまく形が整えられないという場合は、ネイルサロンに行って整えてもらうのもおすすめです。
整え方なども勉強になりますよ。
ハイポニキウムとは?
イエローラインと同じく、爪の名称としてよく目にするのがハイポニキウムです。
ハイポニキウムは、イエローラインの成分である角質の名前です。
爪を裏側から見ると、爪と皮膚の間に透明な皮のようなものが張り付いています。これがハイポニキウムです。
ハイポニキウムの役割は、爪と皮膚の間に雑菌などが入り込むのを防ぐことです。
ハイポニキウムがなくなってしまうとこのバリア機能が低下してしまうので、爪を切るときはハイポニキウムを切ってしまわないように注意しましょう。
イエローライン・ハイポニキウムの育て方
イエローラインが爪の根元にどんどん近づいていくと、爪が短くなり不格好になります、
そこで、美爪を目指す場合にはこのイエローライン、ハイポニキウムを育てることが重要です。
イエローラインの位置が深くなってしまう原因は主に二つ。
- 日常的なダメージ
- 乾燥
です。
どんなことに注意したらいいのか?どうやったら育つのか?
美爪になるためのイエローライン、ハイポニキウムの育て方をご紹介いたします!
深爪をしない
深爪をすると爪と皮膚が剥がれないよう固定してくれているイエローラインを無理に剥がすことになり、どんどんイエローラインが深くなってしまいます。
爪を切るときは、イエローラインとハイポニキウムを傷つけないよう、フリーエッジを2mm程度残して切りましょう。
美爪を目指すのであれば、できれば爪切りではなくネイルファイルなどで削って整えてあげましょう。
二枚爪になるのを防ぎ、健康的な爪をはやすことができます。
爪先に負担をかけない
日常生活の中では、知らぬ間に爪に負担がかかっていることが多いです。
乾燥を防ぐため、水仕事をするときはゴム手袋をする
缶を開けるときに爪をひっかけない
爪でシールなどを剥がさない
など、爪に力が加わらないように注意をしましょう。
爪が伸びてくるとより爪に負担がかかるようになるので、さらなる注意が必要になります。
保湿をする
イエローラインとハイポニキウムの育成には保湿が重要です。
ハンドクリームなどでも保湿はできますが、ネイルケアで使用する保湿は「ネイルオイル」が一番おすすめです。
ハンドクリームとネイルオイル、どちらを使って保湿する場合も、爪の表のキューティクル周りだけでなく、イエローラインとハイポニキウムも保湿できるよう、爪の裏側にもしっかり塗りましょう。
1日1回と言わず、手を洗う度にしっかり保湿ができるとベストです!
とはいえ、なかなか難しい場合もあるので、気づいたときに保湿できるよう普段から持ち歩くようにしましょう!
ジェルネイルをする
爪が柔らかいとイエローラインやハイポニキウムは剥がれやすくなってしまいます。
そのため、ジェルネイルで爪の強度を上げてあげると、爪がしなることでハイポニキウムが剥がれてしまうことを防ぎます。
しかし、爪が強くなった分、爪をひっかけてしまったときはイエローラインやハイポニキウムに負担がかかってしまうので、日常生活でのダメージにはより気を付けるようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
美爪のポイントは健康に育ったイエローラインとハイポニキウムです。
爪が小さいとコンプレックスがあっても、しっかりとケアすれば美爪を育てることはできます!
普段からイエローラインとハイポニキウムを育てるネイルケアを心がけ、ジェルネイルがより美しく映える美爪を目指しましょう!