セルフジェルネイルでイマイチ迷うのが「硬化時間」。
説明書通りやってみたつもりなのに、なんだかきちんと固まらない、ベタつく、曇る・・・。
これって一体何が原因!?
実は、つるんとして綺麗にジェルネイルを固めるためには、時間以外に注意すべきポイントが他にもあったのです!
今回は、セルフネイラーさん必見、ジェルネイルの硬化時間に関する基本的な知識についてご紹介いたします。
この記事の目次
セルフジェルネイルは硬化時間を間違えると失敗の原因に!
セルフジェルネイルで硬化時間を間違ってしまうと、ジェルネイルがきれいに仕上がらない、失敗の原因となってしまいます。
硬化時間が間違っているとどんなことが起きてしまうのでしょうか?
中が固まらずにプニプニ
硬化時間が足りていないと未硬化のジェルがでてきてしまいます。
一番表面には未硬化ジェルが残るのが基本ですが、時間が足りないと下まで硬化せず、プニプニなってしまいます。
特にカラージェルなどの透明度が低いジェルで起こりやすいので、光がとおりにくいジェルの場合は注意が必要です。
また、ジェルを厚く盛りすぎている場合にも中まで硬化できずプニプニになってしまいます。
厚さを出したい場合には、1回でたくさん盛るのではなく、塗布→硬化を繰り返して厚みを出すようにしましょう。
曇って輝きが出ない
トップジェルの未硬化ジェルを拭き取る際、硬化時間が足りていないと未硬化ジェルを拭き取っても曇ったままツヤが出ません。
特に両サイドなどライトの当たりにくい場所は硬化不足になりやすいので、すべての面にしっかり光があたるように時間や手の角度を工夫する必要があります。
セルフジェルネイルの硬化に関する基礎知識
セルフジェルネイルでベタベタしまう原因や対処法を知る前に、まずは、セルフジェルネイルの硬化に関する基礎知識を学びましょう。
仮硬化とは
仮硬化とは、ジェルを完全には硬化させない短い硬化のことです。
せっかく書いたアートなども、硬化させずに書いていると、ジェルの特性であるセルフレベリングによって、線がひろがってしまいます。
完全硬化の1/3程度の時間、ライトに充てることで、崩れを防ぐことができます。
完全硬化とは
完全硬化とは、ジェルネイルを完全に固めてしまうことです。
各ジェルには硬化時間が決まっており、表示されている時間はほとんどが完全硬化の時間です。
「完全硬化」といっても、ノンワイプのトップジェルなどをのぞき、ほぼすべてのジェルで未硬化ジェルは残ります。
ですが、ベースジェル、カラージェル、クリアジェルは未硬化ジェルが残ったまま次の工程に進んでOK!
トップジェルのみ、最後に未硬化ジェルを拭き取る必要があります。
ライトの種類
セルフジェルネイルで使用するlライトは、UVライトとLEDライトが主流です。
この二つのライトの一番の違いは、光の波長がことなることです。
では、それぞれのライトのメリット、デメリットについてみてみましょう。
UVライト
紫外線の光を使って硬化するのがUVライトです。
【メリット】
価格が安い
【デメリット】
- 硬化時間が長い
- ライトに寿命があり、半年~1年で交換が必要
LEDライト
目で見ることができる可視光線で硬化するのがLEDライトです。
【メリット】
- 硬化時間が短い
- LEDは寿命が長いので、交換が不要
【デメリット】
- ワット数が高くなると価格も高い
硬化時間はメーカーにより異なる
ジェルには、
- UVライト対応ジェル
- LEDライト対応ジェル
- UV/LEDライト対応ジェル
の種類があります。
ジェルに対応したライトを使うことが基本ですが、硬化時間については各メーカーによって異なります。
LEDライト対応のカラージェルでも、完全硬化が10秒で済むメーカーもあれば、30秒硬化させる必要があるジェルもあります。
メーカーの説明書をよく読み、正しいライト、ワット数、硬化時間でジェルの未硬化を防ぎましょう。
セルフジェルネイル硬化時間以外の失敗の原因とは
硬化時間は正しいはずなのに、どうしてもジェルが硬化しない…
そんなときのよくある原因について解説します。
対応ライトが異なる
最近ではUV/LEDどちらも対応のジェルが増えてきていますが、もちろん、UVライトのみ、LEDライトのみのジェルも販売されています。
ジェルを購入をする際は、お持ちのライトに対応しているかどうか必ず確認しましょう。
ワット数が異なる
ワット数とは、光の強さのことです。
ジェルには、硬化に必要な時間だけでなく、ワット数が書かれています。
安いライトやコンパクトライトはワット数が低いことが多く、メーカー指定の時間では硬化しきれない場合があります。
ジェルの必要ワット数よりも低いライトをお使いの場合は、硬化時間を長くして完全硬化しましょう。
ライトの寿命が近い
UVライトの場合、ライトには寿命があります。
寿命が近づいてくると紫外線が弱くなり、硬化不足になってしまいます。
また、UVライトは使用していなくても自然に弱くなっていくので、使用回数にかかわらず、半年~1年で交換をしましょう。
ジェルの攪拌(かくはん)不足
カラージェルなどの顔料が多いジェルの場合、しっかりと混ぜて撹拌しないとジェルがうまく硬化しない場合があります。
スパチュラなどで、しっかりとジェルを拡販してから塗布するようにしましょう。
この時、勢いよく混ぜてしまうと空気が入り、塗りムラの原因になるので、ゆっくり時間をかけてしっかり混ぜるのがポイントです。
ジェルを乗せすぎ
すでに少し触れていますが、ジェルの乗せすぎは硬化不足の原因になります。
顔料の多いカラージェルはもちろん、クリアジェルやトップジェルでも、乗せすぎは硬化不足になってしまうばあいがあるので、ジェルの乗せすぎには注意しましょう。
カラージェルはムラが気になりどうしても厚く塗りたくなりますが、薄塗り→効果を繰り返してムラをなくすか、もしくは1度塗りでも発色のいいカラージェルを使用してみましょう。
指にライトが当たっていない
硬化不足になりやすい原因として、ジェルにライトがしっかりと当たっていないということが考えられます。
ライトが当たりにくい場所は、爪の両サイドと親指です。
手が傾いてしまっていないか、爪全体にライトが当たっているかよく確認してみましょう。
親指はどうしても角度が付いてしまい、外側が硬化しにくいので、写真のように親指一本だけで硬化することをおすすめします。
ジェルネイルにストーンなどをつけた場合の硬化時間は?
ジェルネイルにストーンなどのパーツを付ける場合は、パーツをのせた場所にクリアジェルを少量のせてパーツをのせ、10秒ほどライトにあてて借り硬化することで、パーツを固定することができます。
その後パーツを埋めるためにクリアジェルを塗布しますが、この時の硬化時間は通常の硬化時間と同じで構いません。
ただし、たくさんのパーツをのせていてジェルが厚く乗っている場合には、通常より長めに硬化することで、硬化不足を防ぐことができます。
何度も試してセルフジェルネイルの硬化時間をマスターしよう!
ジェルネイルの硬化時間はメーカーによってそれぞれ指定がありますが、お持ちのライトの種類、ライトのワット数、塗り方など、様々な要因によって変わってきます。
硬化不足を感じたときは少し長めに光を当てるなどして、ジェルネイルそれぞれのクセを知り、最適な硬化時間をマスターしましょう!