ネイリストとして、ネイルの技術を指導することができるJNA認定講師。
JNA認定講師になるためには、JNA認定講師試験に合格する必要があります。
JNA認定講師試験は難易度も高く、ネイリストとして憧れの資格ともいえます。
今回はそんなJNA認定講師試験について詳しくご紹介いたします。
この記事の目次
JNA認定講師試験とは
JNA認定講師試験は、JNA認定講師という資格を得るための検定試験です。
JNA認定講師になると、ネイルスクールでの講師やネイルスクールの開講などができるようになり、ネイリストとしての活躍の場をさらに広げることができます。
JNA認定講師試験を受けるメリット
働き方が変わる
ネイリストの場合、ネイルサロンでお客様に施術をすることが主な働き方となりますが、JNA認定講師になればスクールの講師、ネイル講座の講師、ネイルの公園、各検定の試験官など働き方の幅が広がります。
単発のお仕事も多いので、子育て中の方などが限られた時間の中で有意義に働くことができるのも魅力の一つです。
給料が変わる
JNA認定講師として働くことで、ネイルサロンでの給料よりも高い給料を得ることができます。
ネイリストはどちらかというと年収が低いことが多いですが、JNA認定講師ならば、400~500万円ほどの年収もじつげんかのうです。
高いレベルの技術をアピールできる
JNA認定講師試験は難易度が高く、資格をもっているだけで、高い技術力を持っていることのアピールとなります。
ネイリストは資格がなくても働くことができる職業ではありますが、やはり目に見えない技術をしってもらうには、資格は非常に有効です。
就職・転職をするにあたっても、JNA認定講師の資格は有利に働きます。
JNA認定講師試験の内容
試験内容
実技試験前半
- ネイルケア(30分)
- カラーリング(20分)
実技試験後半
- ネイルイクステンション(75分)
筆記試験
面接試験
受験資格
- ネイリスト技能検定1級に合格し、1年以上経過している
- ネイリストとしての実務経験がる
- JNAの個人正会員である
- ネイルサロン衛生管理の資格を取得している
- JNA認定校を卒業している
- 満20歳以上(受験日において)
- ジェルネイル技能検定上級を取得している
- 仮合格者勉強会、条件付合格者勉強会に出席できる
- 日本語によるコミュニケーション能力をもっている
- JNA主催の前日本ネイリスト選手権「プロフェッショナル部門ネイルケアまたはフレンチスカルプチュア」に過去3年以内に出場している
合格率
JNA認定講師試験の合格率は10~30%程度とかなり難易度の高い検定資格となっています。
多くあるネイリストの検定試験の中でも最も難しいとされています。
開催日程・場所
3月と9日の年2回、東京・大阪で候補に開催されています。
開催場所の関係でどちらかしか受けられない場合は、チャンスは年に1回となってしまいます。
受験料
25,000円
※1次試験免除の場合は15,000円
JNA認定講師試験の詳細内容と対策法
実技試験前半
ネイリストの基本技術である、ネイルケアとカラーリングが課題となっています。
- スムーズなファイリングである
- ラウンドの形が統一されている
- ラウンドの形が精密である
- メタルプッシャーの角度や強さ
- スムーズで安定したニッパーハンドリング
- ベースカラーが均一に塗布されている
- モデルの手に合った色である
- フレンチカラーリングが統一されており、ムラやたまりがない
など、各項目とも高いレベルが要求されます。
実技試験後半
ネイリストにとって最も難しい技術とされるフレンチスカルプチュアが実技試験後半の課題です。
フレンチスカルプチュア3本、デザインスカルプチュア1本、フレンチチップオーアイテック1本が課題内容となります。
- フレンチスカルプチャのスマイルラインが統一されており、鮮明である
- アウトライン、ハイポイントの位置が適切である
- 表面が滑らかで歯医者印になっている
- Cカーブ、長さ、厚みが統一されている
- デザインスカルプチュアのバランス、配色、アートの繊細のレベルが高い
- 気泡がはいっていない
5本の指のイクステンションを75分ですべて完了させる必要があり、時間はタイトになっています。
各工程をスムーズにすすめられないと、タイムオーバーとなってしまいます。
しかし、それぞれの仕上がりが悪くても合格点には届きません。
いかに短時間で美しく仕上げられるかが、JNA認定講師試験合格への大きなポイントです。
実技試験おすすめ参考動画
筆記試験
JNAガイドブックに記載されている内容をしっかり暗記しましょう。
委員会の名前、組織の名前、活動内容などを中心に出題されていることが多いようです。
講師や会長、副会長の名前が出題されることもありますので、漢字で書けるように覚えていきましょう。
また、ネイルイベントの正式名称や内容、開催開始時期なども対策しておくと安心です。
面接試験
JNA認定講師試験の面接試験はグループ面接です。
面接の基本ではありますが、礼儀正しく、ハキハキと大きな声で答えるようにしましょう。
質問の内容は、実技試験の自己評価や、JNA認定講師となりどのように活動していくかなどの考えを求められます。
自分の意見や思いをはっきりと伝えられるように、事前にまとめておきましょう。
JNA認定講師試験合格は忍耐力が必要!
いかがでしたか?
JNA認定講師試験は非常に何度も高く、実際に受験されている方は1年ほど時間をかけ準備して試験に挑んでいます。
そのため、1年という長い準備期間、モチベーションを保ちながら試験対策を進めていく必要があります。
JNA認定講師の資格を得るためには、忍耐力も一つのキーポイントかもしれません。
しっかりと試験対策をして、ぜひ憧れのJNA認定講師資格を手に入れてください!