ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」やり方のコツと合格ポイント

ジェルネイル検定上級の課題であるフレンチカラーリングは、チップオーバーレイでイクステンションした爪にカラーリングするので、ジェルネイル検定中級のフレンチカラーリングとはまた異なります。

そこで今回はジェルネイル検定上級のフレンチカラーリングのやり方のコツと合格ポイントについてご紹介いたします。

ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」やり方のコツ

ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」やり方のコツと合格ポイント

モデルの肌に合わせた色を選ぶ

コンテストでは日焼けが合否を左右することがありますが、ジェルネイル検定上級では肌の色は関係なく、“肌の色に合ったカラーを使用しているか”がポイントとなります。
モデルの肌に合わせて、ベースのカラーを選びましょう。

モデルの肌が

  • イエローベースの場合は黄色みのあるベージュ
  • ブルーベースの場合は青みのあるベージュ

を選ぶと、肌の色に映えるカラーになります。

チップオーバーレイが透けないカラージェル

チップオーバーレイが透けてしまうと減点となってしまいます。
顔料が多いカラージェルはムラになりやすいですが、しっかりとカバーすることができるので、塗りやすさと色の発色の両面から使用するカラージェルを選択しましょう。

フレンチに使用する白のカラージェルは、ムラになりやすくても粘度の高いラインがクッキリでるものを使用しましょう。

セレフレベリングをしっかり待つ

顔料の多いカラージェルは、粘度が高くセルフレベリングもゆっくりです。
何度も筆で触ってしまうとハケ跡ついてしまったりムラになってしまったり、カラージェルがえぐれてしまったりします。
しっかりとセルフレベリングを待って、表面がなじむのを待ちましょう。
粘度の高いカラージェルほど、欠ける筆圧は弱く、触れるようにして塗布するのがポイントです。

厚塗り厳禁

顔料の多いカラージェルは。熱く塗布しすぎると生焼けになってしまう場合があります。
表面だけが硬化され、中が硬化されず、シワになったりします。

一度生焼けになってしまうとオフをしなければならないので、フレンチカラーリングで使用するような顔料の多い白のカラージェルは厚塗りが厳禁です。
薄塗りでも発色の良いメーカーを使用しましょう。

修正(バックワイプ)は丁寧に

修正(バックワイプ)は、きれいな筆、そして毛先が整っているものを使用しましょう。
また、コシは強いものを使うと滑らかに修正できます。

スマイルラインは、拭き取りすぎてしまわないように慎重に行いましょう。
時間制限のあるジェルネイル検定試験の中で、白フレンチを塗布後修正で失敗してしまうと。また白フレンチ塗布、修正を繰り返さなければならなくなり、大幅なタイムロスとなってしまいます。

ジェルネイル検定試験上級でのフレンチカラーリングは1本のみなので、焦らず慎重にバックスワイプは一発で決められるようにしましょう。

大きめの筆を使用する

チップオーバーレイを施した爪にフレンチカラーリングをするので、通常のフレンチよりも葉が太くなります。
そのため、使用する筆もすこし大き目の筆にすると短時間でのフレンチカラーリングが可能になり、色ムラも少なくなります。

フレンチカラーリング前にバッファーをかける

カラージェルの接着を高めるために、カラージェル塗布前にチップオーバーレイの表面をスポンジバッファーでサンディングしておきましょう。
表面のツヤが無くなる程度がサンディングの目安です。

先端に厚みが出過ぎないように注意

フレンチをしっかり発色させようと何度も重ね塗りをしてしまうと、先端が厚くなってぼてっとした仕上がりになってしまいます。
フレンチの塗布量には注意して、また何度も塗布する必要がないように、発色の良いカラージェルを使用しましょう。

フレンチが完成したら必ず完全硬化

フレンチが完成したあとは、必ず完全硬化するようにしましょう。
仮硬化のままだと、白のカラージェルがにじんでしまうことがあります。
せっかく美しく仕上げたフレンチを無駄に仕上げないためにも、忘れずに完全硬化してくださいね。

ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」合格のポイント

ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」やり方のコツと合格ポイント

白カラージェルのムラに注意

ジェルネイル検定上級のフレンチは、幅が広くムラが目立ちやすいため、難易度の高いフレンチカラーリングです。
ムラをカバーしようとして厚塗りになっても仕上がりが美しくありませんので、ムラにならないよう、一度塗り目から慎重に塗布しましょう。

凹凸がないようにトップジェルでコーティング

仕上がったフレンチカラーリングの表面に凸凹があると減点となってしまいます。
特にスマイルラインの境目は段差ができやすいので、トップジェルでコーティングした後は、表面を触って、デコボコがないか確認しましょう。

左右対称なフレンチカラーリング

フレンチの基本は左右対称ですが、左右どちらかにずれてしまうことが非常に多いです。
施術の向きだけでなく、手をひっくりかえしたりして、様々な角度から左右対称なフレンチカラーリングができているか確認しましょう。

ジェルネイル検定上級「フレンチカラーリング」練習参考動画

まとめ

いかがでしたか?

ジェルネイル検定上級のフレンチカラーリングは、難易度が高く中級ののフレンチとは同じようにうまくはいきません。

特に、白のカラージェルはムラが出やすいので、塗布量や筆圧などのブラシワークも重要になります。

ラインがきっちりとでる粘度が高めのカラージェルを使用するので、そのカラージェルに合わせたブラシワークができるように練習を重ねましょう。