爪の形を決めるファイリング。
検定では見栄えをよくするためにも非常に重要な工程です。
ここではきれいなスタイルを作れるファイリングのコツや検定でのファイリングの注意点についてご紹介いたします。
この記事の目次
検定のファイリングで使うネイルファイル
エメリーボード
地爪の長さ、形を整えるのに使うネイルファイルです。
目の粗いファイルを使うと素早く削れますが、削りすぎを防ぐためにも150~200グリッドくらいのネイルファイルがおすすめです。
スポンジバッファー
エメリーボードでファイリングした後に出たバリを落とすのに使用します。
しかし、スポンジバッファーを使うということは、バリがたくさん出ているということでもあるので、あまりよくないとも言われています。
スポンジバッファーでバリをとる必要のないようなファイリングを目指しましょう。
ネイル検定でのファイリングの基本ポイント
新品のファイルはバリをとっておく
検定で使用するファイルにダストが付いているなど、汚れている場合は減点対象となります。
そのため、多くの方が新品のファイルを試験当日に使用すると思いますが、新品のネイルファイルの角にはバリがあって、モデルさんを傷つけてしまうリスクがあります。
使い古したファイルで新品ネイルファイルの角を削り、バリをとっておきましょう。
力は入れない!
ファイリングの際、ガシガシと力をいれてけずってしまっていませんか?
ガシガシ大きな音を立てて削るファイリングは、ケガをさせてしまったり、削りすぎてしまうリスクがあります。
また、試験官もあまり大きな音を立てているファイリングは要チェックするようなので、力を入れてガシガシ削らないようにしましょう。
往復がけは禁止
サロンワークやセルフネイルでは当たり前のように行うファイリングの往復がけですが、検定では厳禁です。
往復がけの癖がついていると検定当日も往復がけをしてしまう可能性があるので、検定受験の予定がある人は普段から往復がけをしないように意識しておきましょう。
バリが残らない角度でファイリングする
ファイリングをした後に出るバリはバッファやガーゼクリーンで除去することができますが、あまりにたくさんバリが出る場合は、ファイリングの角度があってない可能性が高いです。
様々な角度からチェックする
正面から見ただけでは、美しいラウンドの形をとることができません。
正面から、横から、手を裏返して裏から、様々な角度から形をチェックするようにしましょう。
この時、爪の形がチェックしやすいように、アームレストに敷くタオルやキッチンペーパーを黒いものにすると便利です。
全体の長さ、形をそろえる
1本1本の形がどんなにきれいでも、10本の指の爪の長さ、形がそろっていなければ減点の対象となってしまいます。
左右の指、全体の指のバランスをよく見ながら、整えていきましょう。
まず1本指を仕上げたら、その指に合わせて他の指もファイリングしていくと、バランスをそろえやすくなります。
1本の指を100%の仕上がりにするよりも、70~80%の仕上がりで、全体のバランスが100%揃っている方が合格につながります。
ネイル検定のラウンドのファイリングの基本ポイント
先端→サイド→コーナーの順
ネイル検定の規定スタイルはラウンドです。
このとき、先端→サイドストレート→コーナーの順でファイリングするとバランスがとりやすくきれいなラウンドに仕上げることができます。
先端のファイリング
先端のファイリングはななめ45度くらいがよいことが多いです。
ですが、モデルさんによっては90度、180度の角度がバリが出ずきれいにファイリングできる角度の場合もあるので、事前の練習でベストな角度を見つけておきましょう。
サイドストレートのファイリング
削りすぎると先細りになってしまいます。
サイドはまっすぐなので削れやすい傾向にあるので、少しずつ、全体のバランスを見ながらファイリングをして整えるようにしましょう。
コーナーのファイリング
コーナーのファイリングは最も慎重に整えます。
削りすぎるとどんどん爪が短くなります。
先端を削った端とサイドストレートの端をつなげるようなイメージでファイリングします。
サイドストレートと同じように、丁寧に、慎重にファイリングしましょう。
ラウンドの山が中心にくるように
美しいラウンドのスタイルは、左右対称になっているかがポイントです。
ラウンドの山の中心が真ん中に来るように意識します。
ですが、右利きの人は左、左利きの人は右に山がよりやすくなりますので、何度も全体を見て中心がずれてないか確認しましょう。
ネイル検定のファイリング練習参考動画
まとめ
いかがでしたか?
ファイリングはネイルの技術の中でも基本中の基本です。
特にセルフネイルをしている方は自己流でやられている方も多いので、基本を見直して、検定でも減点のないようなファイリングができるように練習を重ねましょう!