プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

ジェルネイルの持ちをよくしたいなら、プレプライマーを塗るといいらしい!とは聞いたものの・・・

  • プレプライマーとは?
  • プライマーと何が違うの?
  • 絶対やらなきゃダメ?
  • 何か他の代用品でもいいの?

などなど、、様々な疑問が湧き上がるちょっとややこしい名前のネイル用品。

今回は、そんな「プレプライマー」について、セルフジェルネイル初心者さんでもわかりやすくご紹介いたします。

プレプライマーとは

プレプライマーとは、PH(ペーハー)調整剤とも呼ばれ、爪表面の余分な水分や油分、雑菌などを除去する目的で塗る溶剤です。プレパレーションが終了して、ベースを塗る前のタイミングで地爪に使用します。

次に塗るベースジェルと地爪の付きを良くするために塗るものですので、プレプライマーを使用した後は、爪に触れないように注意してくださいね。

プレプライマーって絶対必要?

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はい、この工程は入れることをおすすめします。
なぜなら、爪表面に油分が残った状態で次の工程へいくと、うまく密着せず、リフト(浮き)の原因となってしまうからです。絶対!ではありませんが、プレプライマーを塗った方が断然ジェルの持ちが良くなります。

ジェルが剥がれやすい、持ちが悪いとお悩みであれば、プレプライマーを使用してみるのがおすすめです。

プレプライマーの成分とは

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プレプライマーには、エタノールや酢酸エチル、イソプロパノールなどが含まれています。一部アセトンなどが含まれたプレプライマーも存在します。揮発性が強く、爪に塗るとすぐにサッと乾燥します。

プレプライマーとプレイマーは全くの別物!

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

ちなみに、セルフネイルを始めた時に疑問に思うのが、プレプライマーとプライマーの違い。名前がほとんど一緒なので、その違いがよくわかりませんよね。

結論から言うと、プレプライマーとプライマーは全くの別物なのでご注意を!!

どちらも目的は、地爪とジェルの持ちをよくするためなので、さらにややこしい!はじめてこの溶剤の名前を聞くと、どっちが何の目的で、どのタイミングで使用するものなのかがわからず、頭の中でごっちゃになってしまう気持ちはとてもよくわかります。

そんなわけで、それぞれの目的とよく含まれる成分についてをまとめてみました。

名称 目的 よく含まれている成分
プレプライマー 爪表面の水分・油分・雑菌などを除去し、PHバランスを整える溶剤。
地爪とジェルの付きを良くするのが目的。
エタノール、酢酸エチル、イソプロパノール、アセトン、等
プライマー プレプライマーの後に使用するもので、酸性成分で爪表面の水酸基等の極性基と結合させる溶剤。
地爪とジェルの定着をより良くするのが目的。
酢酸エチル、エタノール、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、等

ものによっては、爪のタンパク質を溶かすことによってジェルとの密着性を高めているものもあるそうで、取り扱いには十分注意が必要な薬品です。

目的は一緒だとしても、内容成分が異なることを理解すると、なるほどこれは別物だ、と理解ができますね。

>>プライマーとは?おすすめ商品紹介はこちら

プレプライマーの正しい使い方

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では、プレプライマーの使い方について詳しくご紹介します。

プレプライマーは、プレパレーション(下準備)が終了して、その後ベースジェルを塗る前に使用します。

ちなみに、プレプライマーとプライマーの両方を使用する場合は、

甘皮処理

  • サンディング
  • ダストオフ
  • プレプライマー
  • プライマー
  • ベースジェル・・・

このような流れで使用します。

プレプライマーはプライマーの前!名前に“プレ”がついているので覚えやすいですね。プレオープンとか、プレママみたいな感じで覚えておくと良いでしょう。

また、どちらも使用する際には皮膚につかないように気をつけて使いましょう。

プレプライマーを使う時の注意点

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プレプライマーは爪表面の水分、油分除去に活躍しますが、爪が薄い方や爪が傷んでいる方が使うと、より爪を傷めてしまう場合もあります。

プレプライマーは、ジェルの持ちをよくしてくれる便利なアイテムですが、爪の状態をよく見ながら使用するようにしましょう!

プレプライマーとプライマーは両方必要?

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両方お持ちなのであれば、使用しても問題ありません。また、爪の状態やメーカーによっては使用した方が持ちが良くなるケースもあります。逆に、「プライマー不必要」をうたっているバイオジェルやカルジェルなどのソークオフジェルなどもありますので、メーカーの使用説明書をよく確認しましょう。

ただ、プライマーを使用するとオフが大変になるので、ジェルネイルの場合は両方使うことはあまり多くありません。プライマーは爪への負担が大きいため、なるべくプライマーは使用しない方がおすすめです。一部の店舗では、取り扱いが難しいため、プロ専売品としているところもあるほどです。

取り扱いが難しい、また、爪に対しても負担が大きいとして非酸性のプライマーも販売はしていますが、やはり効果は酸性のものに比べて落ちます。であれば、最初からジェルネイルが浮かないようなプレパレーション(下準備)の技術を高めた方が良いですよね。

簡単だけど爪に負担がかかる溶剤の使用は避け、プレパレーション(下準備)の技術力を高めることで、長期間ジェルネイルが楽しめるようになりますよ。

プレプライマーは代用しても平気?

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

プレプライマーが手元にない場合は、無水エタノールでも代用が可能です。消毒用エタノールは水分が入っているので、あまりおすすめできません。薬局で手軽に購入できるので、プレプライマーをすぐに手に入れることができない場合は、無水エタノールで代用しましょう。

ちなみに使用する際はエタノールとはいえ、皮膚につかないように気をつけて使ってくださいね。

では、リムーバー(除光液)やジェルクリーナー(未硬化ジェルの拭き取り用)でも代用は可能なのでしょうか。
(※ジェルクリーナーはジェルクレンザーといったり、ネイルクレンザーと言ったりもします。)

ここでもう一度おさらいですが、プレプライマーは水分・油分・雑菌の除去をすることが目的です。ですので、それ自体に油分や水分、保湿剤などが多く含まれているものはあまりおすすめできません。

名称が似ていても、メーカーによって配合成分が異なりますので、代用が可能かどうかは、事前によく確認した上で使用すると良いでしょう。

プレプライマーはマニキュアでもジェルネイルでも使える?

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

はい、使用できます。
プレプライマーは爪表面の水分・油分除去の目的で使用されるものなので、ジェルネイルでもマニキュア(ポリッシュ)でも、スカルプチュアでも使用することができます。

また、マニキュアの場合なら、除光液や消毒用のエタノールで拭き取っても同じような効果が期待できます。

一方、ジェル用のプライマーは爪表面を溶かして爪に傷をつけ、密着度を高めるのが目的ですので、マニキュアの際には使用しませんので注意してくださいね。

プライマーはつければ何でも持ちが良くなる魔法の液体ではありませんので、それぞれの用途と目的をきちんと理解して使用しましょう。

ネイルプレップって何?プレプライマーの略語?

ところで、「ネイルプレップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「ネイルプレップ」と聞くと、まるでプレプライマーの略語なのかな?と一瞬思ってしまいますが、そうではありません。

ネイルプレップという呼び名の溶剤は色々ありますが、名前は一緒でもその目的はメーカーによって異なります。

例えばPREGELのネイルプレップとは、

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

出典:TAT

「ジェルネイルやマニキュアを塗る前に爪についた油分や水分・ダストを除去して密着を良くするために使用します。また、十分な消毒効果も得られます。」

と書かれていますので、これはプレプライマーのことになります。

一方、IBDで販売されているネイルプレップはこちらです。

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

出典:IBD

「抗菌剤の素早い働きで、手と爪の表面を素早く洗浄、消毒します。便利なスプレー式のポンプです。」

と書かれていますので、こちらはプレプライマーではなく、単なる手指消毒用の溶剤になります。

では、IBDの場合プレプライマーはどれになるのか?というと、こちらのデハイドレイトという商品になります。

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

出典:IBD

説明書きを見てみると、

「ボンダーやプライマーを使う前に 油分を取り除き、ネイルプレート表面のPHを調整します。ジェルやアクリルの接着をよくする為に使用します。」

と書かれていますので、なるほどプレプライマーなのだとわかりますね。

このように、ネイルプレップだからといってプレプライマーを指しているわけではありませんし、そもそもプレプライマーという名称ではない商品もたくさんあり、各メーカーによって名称がそれぞれ異なります。

ちょっとややこしいですが、商品名だけではなく、説明書きや成分などをよくチェックした上で購入するようにしましょう。

おすすめの人気プレプライマー

ここではプロのネイリスト愛商品や、検定にもよく使う人が多いおすすめの人気商品をご紹介いたします。初めて購入する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

EZ FLOW イージーボンド

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楽天ランキングでもランクインしているイージーフローのプレプライマー。
ハケ部分も小さめで、角まで塗りやすいと評判♪
検定用に購入される方も多数。

  • 容量:14ml
  • 参考価格:1,700円

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Neil De Dance ファーストステップ

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

プロも愛用するネイルデダンスのプレプライマー!
超速乾性で、爪表面さらっさら♪

  • 容量:10ml
  • 参考価格:2,500円

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モアクチュールP.P.プレプライマー

プレプライマーとは?人気おすすめ商品と代用品もご紹介

「黒崎えりこさん」が監修したプレプライマー。
サラッとしたテクスチャーで、爪表面の水分と油分を瞬時に飛ばしてくれます。
やはりつけるのとつけないのでは、ジェルネイルの持ちが断然違うと口コミも高評価◎

  • 容量:14ml
  • 参考価格:1820円

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プレプライマーを使ってもジェルが剥がれる場合は?

プレプライマーは、ジェルを浮かせてしまう水分や油分を除去してくれるため、ジェルと地爪の密着がよくなりジェルを長持ちさせてくれます。

しかし、プレプライマーを使ってもジェルが剥がれてしまう…という場合は、それ油分水分以外の原因があると考えられます。

ジェルを長持ちさせるためのテクニックは、

  • 丁寧なプレパレーションをする
  • ジェルをはみ出さないように塗布する
  • 適度なサンディングをする
  • プライマーを使う

など、はたくさんあります!

他の原因がないか、別の方法も試してみてくださいね!

>>ジェルが浮く原因と対策について

まとめ

プレプライマーとは?、人気おすすめ商品と代用品もご紹介

いかがでしたか?

プレプライマーはネイルの持ちを良くするためには、ぜひ行っていただきたい工程です。

今までは「プライマー」だけを使用していた、という方は、ぜひ今日から“プレプライマー”のみに変えてあげるのもおすすめです。

ちなみに、プレプライマー前のプレパレーションを丁寧に行うことも意識してくださいね。

剥がれないネイルで、お気に入りネイルも今よりもっと長く楽しみましょう!