セルフジェルネイル初心者に多い失敗例8選とその原因

マニキュアが塗れれば、ジェルネイルも簡単!と思ってやってみたものの・・・。

難しい。
どうにも難しい。

簡単そうに見えて、実はかなり奥深いジェルネイル!

セルフジェルネイルでは絶対に誰でも必ず一回は失敗をします。
ここで辞めるか、奥深さに魅了されてハマってしまうかはあなた次第!

今回は、セルフネイルでよくある失敗例とその原因をご紹介いたします。

セルフジェルネイルで多い失敗例

セルフジェルネイル初心者に多い失敗例8選とその原因

ジェルが浮く

3日で浮いた。1日じゃなくてあー良かった・・・なんて言えない!
おかしい!3週間ぐらいは持つと聞いて始めたジェルネイルのはずなのに、みんなきれいにくっついてるのに、どうしてこんなにポロリと剥げるものなの?

ジェルが厚塗りでボテっとしてる

ぷっくりとは程遠い、ボッテリネイル。塗っている最中はそんなに気にならなかったけれど、硬化して出来上がりを見てみたら、なんか爪の上に「乗ってる感」がすごい。

ぷっくり感がゼロで地爪のよう・・

「え?これジェルネイルなの?マニキュアかと思った。」
友人からのなんとも屈辱的な言葉にショックを隠しきれません。しかも、まだ練習だからと思って色の薄いナチュラルな色味にしたもんだから、もはや地爪がちょっとつやつやしてるぐらいにしか見えない。

ジェルの表面が凸凹している

ライトの下で照らしてみるとデコボコが激しいのがわかる。横から見てみると・・・やっぱりデコボコしている。触ってみると・・・デコボコーーー!!!

ツヤがなく曇っている

みんなのジェルネイルはツヤツヤしているのに、なぜだか私のネイルは曇っている。私の心も曇っている。そうだ、これはマットネイルなんだと思おうか。

気泡が出来る

ジェルの中にぷつぷつとした小さな気泡がたくさんっ!一度気になりだすとどうにも止まらない。ぷつぷつくん達よ、どっから現れた。

ムラが出来ている

どう頑張っても筆の跡がついてしまい、ムラになってしまう。よく混ぜなかったから?塗り方のせい?それともこのジェル自体がダメなの???

ジェルを触るとムニュッとして柔らかい

カチカチのネイルになるはずが、なんだか押すとムニュっとしている。なぜ。
硬化時間はしっかりと守ったはずなのに!触るたびにテンション凹み。

いかがでしたでしょうか?
この中にあなたの失敗例はありましたか?

誰でも一度は必ず通る道なので、ヘコみすぎないでくださいね!

セルフジェルネイルが失敗する原因とは

セルフジェルネイル初心者に多い失敗例8選とその原因

さて、ではなぜこのような失敗が起きてしまうのでしょうか。爪の形や使っている道具、メーカー、施術環境が一人一人異なりますので、明確な原因を特定することは意外と難しかったりします。

ですが、失敗の原因はどれも基本的なことができていないことが多いのです。
ここでは代表的な原因をご紹介いたしますので、ひとつひとつ見ながら、心当たりがないか確認をしていきましょう。

下準備(プレパレーション)が甘い

特に、すぐリフトしてしまうほとんどの原因は、下準備をしっかりとやっていないことが原因です。下準備では、爪表面のサンディングだけでなく、爪の形を均一に揃える、余分な甘皮処理をする、プレプライマー(水分と油分を取り除くもの)を使用するなど、一つ一つの工程をしっかりと行いましょう。
爪の形が均一でないとジェルがうまく流れずに凸凹になってしまいますし、甘皮の上にジェルがのってしまったり、水分が爪に残っている状態で次の工程に進んでしまうと、リフトしやすくなってしまいます。

ジェルを厚く塗りすぎ

ジェルネイルの特長といえば、ぷっくり・つやつやなネイル!このぷっくり感をだそうと厚く塗りすぎると、やはりリフトする原因になったり、ボテっとしてなんだか素人っぽい印象になってしまいます。また、カラージェルの場合、色ムラができるのが嫌で厚塗りしたくなってしまう気持ちもよくわかりますが、塗りすぎると逆にムラの原因に!
ベースやカラーは薄く重ね塗りをし、トップジェルで厚みを持たせるとキレイに仕上がりますよ。

ジェルを塗る量が少ない

ジェルネイルの失敗として多いのは厚塗りしてしまうことですが、逆に塗る量が少なすぎてぷっくりしないケースもあります。全然ぷっくりしないのは、ただ単にジェルの量が少ないことが原因なことも往々にしてあります。
特に、マニキュア(ポリッシュ)と同じような感覚でうすーく塗ると、ジェル特有のぷっくり感は出ませんのでご注意ください。

筆圧が強すぎる

凸凹になったりムラになったりするのが嫌で、ギューっと筆に圧をかけながら塗っていませんか?残念ながら、圧をかけすぎることでジェルに気泡が入りやすくなったり、ムラになったりしてしまいます。塗るのではなく、ジェルをのせる感じでやさしく爪の上に広げていくと、きれいにできますよ。

セルフレベリングを待っていない

セルフレベリングとは、ジェルの性質のことで、放っておけば重力に流されて勝手につるんとしてくれることを言います。爪の上にジェルをのせてしばらくすると、下に塗ったジェルの範囲に広がってくれるので、自然と爪表面がなめらかになっていきます。照明の下に爪をかざしてみて、光の筋がきれいに1本になるまで待ちましょう。ジェルネイルは、あまり触りすぎないように塗るのがコツです。

ジェルのはみ出しを除去していない

マニキュアと同じ感覚で、ジェルのはみ出しを放置してはいけません。ジェルの場合皮膚につくとそこからペリッと剥がれ、全体のリフトを引き起こしやすくなってしまいます。また、皮膚についた状態で硬化をすると火傷してしまう可能性や、何度もはみだしを繰り返すうちに、ジェルネイルアレルギーを発症するリスクもあります。

また、一度硬化してしまったジェルは、元に戻すことができませんので、はみ出してしまった場合はファイルなどで削る必要があります。はみ出しても後で綿棒に除光液をつけて取ればいっか!といったマニキュアのような対応はできないので、注意してください。

そもそもはみ出さないように、硬化前に必ずしっかりと確認し、もしはみ出していたらウッドスティックや爪楊枝などですぐに除去!また、皮膚についてしまった場合は施術後すぐに手を洗いましょう。

ジェル同士の相性が良くない

ジェル同士の相性が悪く、くっつきが良くない場合があります。すぐにリフトしてしまうというときは、ベースとカラーの相性が良くない可能性があります。

ジェルの撹拌が不足している

色ムラの原因は、ジェルの撹拌不足なこともあります。特に赤や青など色味が濃いカラージェルなどには、顔料が多く配合されています。そのため、使用していない状態ですと、成分は分離したり、沈殿しています。こうしたジェルは使用前によく撹拌するよう注意書きもありますので、よく読んで使用前にしっかりと撹拌しましょう。

ジェルの撹拌が雑

沈殿物質をしっかり混ぜなくては!と意気込んでガシガシと混ぜたり、すくう時にもザバッとやってしまうと、気泡が入ります。気泡が入らないコツとしては、爪楊枝でやさしく混ぜるのがおすすめです。気泡が出来てしまった場合は爪楊枝で潰せば消すことができますよ。

硬化不足

硬化不足になってしまう原因もさまざま。単純に時間が不足している場合もあれば、ライトのW数などの関係で規定の時間では足りなかった場合なども考えられます。UVライトとLEDライトによっても時間が変わることも注意ポイントです。
また、ライト自体が消耗してパワー不足になっていても、時間通り照射しても固まらない原因となります。
硬化時間が短いと、色が混ざる、ヨレル、表面がでこぼこになる、硬くならずに柔らかいなど、仕上がりに大きく影響を与えます。

未硬化ジェルの拭き取り不足

トップコートを塗ってライトで硬化させたら、最後に硬化せずに爪表面に残ってしまっている成分(未硬化ジェル)を拭き取る必要があります。これを放置してしまうと、ジェルに輝きが失われ、曇ったような感じになってしまいます。
ジェルクリーナーまたは無水エタノールをしっかりとワイプに含ませて拭き取りましょう。この時、まだ未硬化ジェルが付いている状態で爪に手が触れてしまっても曇りの原因となってしまいますので注意しましょう。ワイプを使いまわしたり、ワイプを使わずコットンやキッチンペーパーなどで代用しようとしても、曇ってしまいますよ。ここはケチらずに、マニュアル通りやりましょう。

水仕事が多い

日常生活の中でジェルが水に触れる機会が多いと、ジェルがふやけてリフトしてしまいます。水仕事をする時はゴム手袋を着用するなどして、なるべく水に浸からないようにしましょう。

爪が乾燥している

爪自体が乾燥していたり弱っていると、うまくジェルがのらなかったり、すぐにリフトしてしまいます。常日頃から保湿を心がけましょう。

ネイル用品が粗悪

安さを重視したジェルやお得なジェルネイルキットを買ってしまったばかりに、ネイル用品の質もお値段相応なことがあります。最初はよくてもすぐに使えなくなってしまったり、色がきれいに発色しない、固まりづらい、ムラになりやすいなど、ネイル用品自体が原因なことがあります。自分の技術に心当たりがなければ、ネイル用品を調べてみましょう。

地爪が薄い

そもそも自分の爪が薄い場合は、ジェルネイルはリフトしやすい傾向にあります。もちろん、爪に合うジェルもありますが、そのジェルに出会うまでにはなかなか時間がかかってしまうことも。肉や魚などのタンパク質をしっかりとったり、ビタミン、ミネラルを補給して、自分の爪自体を強くするように心がけましょう。

セルフジェルネイルが失敗したらやり直せる?

やり直せます!ただし、タイミングが重要です。
一度ライトに入れて硬化させてしまうと、残念ながらやり直しはできません。

しかし、マニキュアと違ってジェルの場合は、ライトに入れる前であれば今塗っているジェルを拭き取ってやり直すことができるんです♪

特に、難しいアートなどのデザインをやり直そうと思った時に、下のベースやカラーまで落とさなきゃならないと思うと、ちょっと憂鬱になりますよね。でも、ジェルネイルなら硬化させなければ、今やっているところからリスタートできる点がメリットです。

はみ出しなどに関しても同様で、ライトに入れる前なら簡単に取れるので、はみ出しを見つけたら、ウッドスティックや爪楊枝などでしっかりと除去してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
もしかして、これが原因かもしれない・・というものは見つかりましたでしょうか。

例えば、「ジェルネイルがすぐ剥がれてしまう」という悩みは一緒でも、その原因は実にさまざまです。

失敗するとヘコみますが、実験しながらコツコツと上達していくのもまた、楽しいですよね。

失敗は成功のもと!

セルフジェルネイラーはみんな通る道ですので、今後も諦めずにジェルネイルを楽しみましょう♪