セルフネイルを始めるとよく見かけるようになる”仮硬化”。
ですが、仮硬化っていったい何なのか、完全硬化とは何が違うのか、セルフネイル初心者には判断が難しいですよね。
そこで今回は、セルフネイルの仮硬化についてご紹介いたします。
この記事の目次
セルフネイルの仮硬化の前に…ライトは大丈夫?
ライトの入れ方が間違っていると、セルフネイルは失敗することがあります。
主なトラブルは
- 固まらない
- 流れる
- くもる
- 黄ばみ
この4つです。
あなたが使っているライトの選び方が正しいか、正常に硬化できる状態か、確認をしましょう!
- LED 16W以上
- UV 36W以上
これがセルフネイルに使用するライトの目安です。
ワット数が高ければ高いほど固まるかといえばそうとも言えませんが、最低限上記のワット数のものをそろえるようにしましょう。
UVライトに関しては、ランプが古くなっていないかもチェックポイントです。
UVライトは使わなくても自然消耗していくので、半年~1年に1回を目安に交換します。
セルフネイルの基本「仮硬化」とは?
仮硬化は表面だけが硬化しており、中までしっかり硬化されていない状態のことです。
仮硬化を繰り返していくことで、大体メーカーの規定硬化時間になります。
メーカーによっても異なりますが、仮硬化の目安は、
- UV 約10~30秒
- LED 約5~10秒
です。
ベース、カラー、トップ、すべての工程で仮硬化の状態で進めていくことができます。
完全硬化とは?
完全硬化は、その名の通り、完全にジェルを硬化させることです。
中までしっかり硬化され、パーツもしっかり固定されます。
仮硬化と完全硬化を分ける必要はない!
仮硬化をする、とジェルネイルの説明でよく見かけますが、これは完全硬化でも問題ありません。
ですが、完全硬化させるにはLEDでも30秒かかるので、すべての指を完全硬化させていては時間がかかってしまいます。
そこで、仮硬化という短い硬化時間を活用することで、スムーズにジェルネイルの工程をこなしていくことができるのです。
仮硬化を活用したセルフネイルのコツ
ジェルネイルを硬化するとき、まとめて5本硬化していませんか?
実は、一度にまとめてジェルネイルを硬化させるのは、プロのネイリストでもあまりやりません。
まずは1本ずつ塗布→硬化
セルフネイル初心者は、ジェルを塗ったら1本ずつ固めるようにしましょう。
1本ずつ塗布→仮硬化を繰り返して進めていきます。
慣れてきたら、2本、3本と本数を増やすようにします。
- 親指 1本
- 人差し指・中指 2本
- 薬指・小指 2本
の3回くらいがおすすめです。
親指はグーで入れる
親指を硬化するときは手をグーにして爪が横にならないようにして硬化します。
このように、手のひらで挟んでしまってもOKです。
斜めになってジェルが流れていかないようにしましょう。
爪をランプに近づけない
ライトの近くに爪を置くと黄ばみの原因となります。
ライトの中に手を入れたら、手は浮かさず下にぴったりとつけるようにしましょう。
また、サイドにもランプがついていることがあるので、ライトの中心に手をいれるようにしましょう。
トップジェルは長めに硬化する
トップジェルは、メーカーの規定時間よりも長くライトに入れることで硬化不足を防ぎツヤがしっかりでます。
UVは1分以上、LEDは30秒以上が目安です。
ノンワイプトップジェル以外は、完全硬化した後に未硬化ジェルをしっかり拭き取りましょう。
仮硬化の時間に注意すべきセルフネイルデザイン
基本的に仮硬化の回数や完全硬化の時間など、そこまで気にする必要はありませんが、デザインによっては、仮硬化の時間に注意する必要がある場合もあります。
このような、クリアと全面カラージェルを塗布するデザインが混合している場合、工程の違いから仮硬化の時間に差が出てしまうことがあります。
ジェル同士がしっかりと密着するためには、べたべたした未硬化ジェルが重要です。
仮硬化をし過ぎるとこの未硬化ジェルが取れやすくなってしまう場合があります。
特に細かいアートなど、こまめに仮硬化をするような場合、アートを施していない別の爪の未硬化ジェルの硬化しすぎに要注意です。
工程の内容を考慮して塗布するタイミングを変えたり、仮硬化が何度も必要な爪だけをライトに入れるなどして、調節するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
セルフネイルの基本ともいえる仮硬化。
仮硬化をうまく活用すれば、セルフネイルの仕上がりや時間もぐっとよくなります。
仮硬化や完全硬化の時間はメーカーによっても異なるので、使用前にはしっかりチェックしましょう!