爪が乾燥していると意識しだしたのはどんな時でしたか?
白くなった時?縦線が目立った時?二枚爪になった時?
爪の乾燥は今も恐ろしいほど進んでいます。
このままでは状態がどんどん悪化して、さらなる爪トラブルを招きかねません。
では一体何が原因でどう保湿すればいいのでしょうか…?
この記事の目次
乾燥によって起こる爪の不調
「ささくれができる」「白っぽくなる」のはもちろんですが、爪自体が乾燥するとこのような不調が現れやすくなります。
- 爪表面に縦線が出る
- 爪表面が凸凹になる
- 爪が割れたりちぎれやすくなる
- 爪が薄くなる
- 二枚爪
もちろん乾燥以外にも「爪切りを使っている」「(足の爪の場合)自分の足にあった靴を履いていない」などの原因も考えられますが、いずれも乾燥というのは爪の健康に密接に関係しているもので、不調が改善されてからも再発を防ぐために意識すべき大切なことなので、日頃から入念にケアをする必要があるのです。
爪が乾燥する原因とは
「特にそこまでひどくないから大丈夫」と安心していてはいませんか?
でも、爪が乾燥する原因って意外とたくさんあるんです!
正しい乾燥の原因を知ると「普段のなんでもない行動が直接的な原因になるんだ!」と気付くことができますよ。
石鹸・食器用洗剤など洗浄剤による乾燥
ほぼ毎日触れているであろう石鹸や食器用洗剤などの洗浄剤は、汚れと同時に手についている油分までも落としてしまうので乾燥してしまいやすいです。
特に水仕事が多い美容師さんや主婦の方は洗浄剤に触れる機会が多いので、こまめにケアをしないといけません。
紫外線による乾燥
爪は髪や肌と同じタンパク質でできているので、強い紫外線を浴びるとパサパサのダメージ髪になってしまうように爪も水分が奪われてカピカピになります。
除光液による乾燥
除光液をつけたコットンで爪をこすると、ツヤがなくなって白っぽくなりませんか?
あれがまさに乾燥してしまった証拠。
除光液には主にアセトンという成分が入っていて、これが乾燥を促します。
貧血による乾燥
特に月経がある10代〜40代女性がなりやすい貧血。
貧血とは大まかに言えば血色素=ヘモグロビンが減っている状態のことで、酸素や栄養を各所に運ぶ血流の働きが悪くなって細胞が正常に機能しなくなってしまいます。
爪も酸素や栄養が届かなくなる分保水力や保護力が弱まるので、乾燥が進みやすくなってしまうのです。
加齢による乾燥
歳をとると新陳代謝が悪くなるため、皮膚の角質層で蓄えるはずの水分が蓄えにくくなり(保水力が下がり)、皮脂の分泌量も減少することで爪も乾燥しやすくなります。
食事による乾燥
「身体を作るのは食事」…その言葉にもあるように、食生活も爪に大きく影響します。
例えば「〇〇だけダイエット」「好きなものだけをひたすら食べる」など偏った食生活を送っていたり、忙しいからと栄養ドリンクや栄養補助スナックで食事を済ませていたりしていては爪の乾燥だけでなくあらゆる身体的・精神的不調を招いてしまいます。
爪の乾燥にはワセリンが良いって本当?
ネットを見ていると「爪の乾燥対策にワセリンが良いのでは?」という記事を多く見かけますね。
確かにワセリンは手荒れや唇の荒れなど全身に使える軟膏として長年愛されています。
主に原料が石油でそこから不純物を取り除いて作られているので低価格ながらも保護力に優れたアイテムです。
ただ勘違いしてはならないのが、ワセリンは皮膚に膜を作って水分を外に逃がさない働きがあるもの、直接的に「潤いを与える」働きはないということ。
ですから既に水分を蓄えた肌に塗ることに意味があり、水分がないカサカサのところに塗るのはワセリンが働く環境としてはあまり適していないということになってしまうんです。
爪の乾燥を防ぐ対策7選
では、どのようにケアするのが効果的なのか…7つの対策をまとめてみました!
ネイルオイルを塗る
ネイルオイルは安くて500円前後高くても2,000円程度で手に入る、頼れる保湿アイテムです!
塗り方のポイントは
①爪を縁取るように4辺につけること
②反対の指でくるくるとマッサージしながら塗ること
③1日3回以上塗ること
こうすることで浸透力がぐんとUPします!
マニキュアのように丁寧に塗る必要はないので簡単!
不器用さんや男性でもサクッと手軽にできちゃいます◎
塗った後の指先は血色も良くなってぷるんとしていて…まるで若いピチピチの頃の指先に戻ったみたいになりますよ!
ハンドクリーム塗る
また、ネイルオイルを塗った上でハンドクリームを塗るのもGOOD!(ワセリンもここで活躍できますね)
ハンドクリームはネイルオイルよりも浸透しにくいもののカバー力は抜群なので、ネイルオイル→ハンドクリームの順番にケアすることでよりしっかりと保湿することができます。
ですが、ハンドクリームはネイルオイルよりもベタつきやすいので、苦手な方も多いでしょう。
その場合は夜寝るときだけそのWケアをしてあげると良いでしょう。
爪美容液を塗る
画像出典:ネイルリペアセラム公式サイト
あまり聞き馴染みのない「爪美容液」ですが、爪に直接塗ることで爪の内部に潤い成分が行き渡り、爪そのものを保湿することができたり、爪環境を整えて成長をサポートしてくれたりします。
値段は数千円とそれなりにしますが、爪を効率的にケアしたい方にはおすすめです。
ツヤツヤでハリのある美爪を目指せます!
手袋の着用
水仕事にはゴム手袋、紫外線にはUVカット、就寝時にはコットンやシルクの柔らかい手袋…
様々な場面で手袋は大活躍します!
その時々で必要な手袋は異なりますが、ぜひ常備してあらゆる刺激から爪を守ってあげましょう。
加湿器を使う
冬場になると空気が乾燥するので、室内ごと保湿をして爪の乾燥を予防しましょう。
「肌が乾燥しにくくなっているかも」と感じられればOKです。
除光液の使用を控える
爪のことを考えると除光液は極力使わないほうが良いです。
もし使うとなればアセトンフリーのものを使ったり、終わった後はネイルオイルや爪美容液などできちんと保湿するよう心がけましょう。
食生活の改善
古くから「まごわやさしい」という言葉があります。
ま…豆、ご…ゴマ、わ…わかめ、や…野菜、さ…魚、し…しいたけ、い…芋
これを1日にバランス良く食べることで、健康的な食生活を送ることができます。
また、ビタミンAは爪の主成分であるケラチンの働きを支え保水力を高める作用があるので、野菜は野菜でもビタミンAが豊富なにんじんや、鉄分も一緒に摂れるパセリなどを含めると良いでしょう。
日々のセルフケアで爪を乾燥から守ろう
私が「歳をとったなー」と感じたきっかけとなったのが爪の変化です。
縦筋なんてそれまで見たことなかったので、本気で病気を疑いましたが、調べると加齢が原因と…安心しましたがそれと同時にかなりショックを受けたのを今でも覚えています(笑)
ただ「爪は肌とは別物」と思っていたのが「見え方が違うだけでほぼ同じもの」という事実が知れたので、最近はごく当たり前なこととして化粧水や乳液を使う感覚でネイルオイルやハンドクリームを使うようになりました。
おかげで爪は加齢に負けることなく元気!
ぜひ皆さんも保湿ケアをして爪をあらゆるダメージから守ってあげてくださいね。