セルフネイルでは様々な道具を使います。
そんなセルフネイルに欠かせない道具たちですが、きちんとした管理のもと使用しないと、思わぬ皮膚トラブルなどにつながってしまう場合があります。
ネイルサロンによって道具の消毒方法は異なりますが、今回は教科書にも載っている基本的な道具の消毒方法についてご紹介いたします。
この記事の目次
セルフネイルで行うべき道具の消毒とは?
まずは、消毒の基本について確認しましょう!
洗浄
消毒や滅菌の前に行う衛生管理方法。
石鹸と水で洗う、衛生管理の最も基本となります。
消毒
病原菌微生物(悪さをする菌)を殺す、または除去すること。
道具だけでなく、環境、皮膚などに対しても行われる方法です。
殺菌
特定の細菌を殺すこと。
滅菌
すべての微生物を殺す、または除去し、微生物が存在したい状態にすること。
良い菌、悪い菌すべての菌に対して行われます。
セルフネイルの消毒に使う道具
- 中性洗剤
- エタノール(濃度76.9~81.4%)
- バットや平たい入れ物
- キッチンペーパーや清潔なタオル
- ハイター(次亜塩素酸ナトリウム)
セルフネイルの道具の消毒方法
1. 洗浄
水と中性洗剤、スポンジを使って洗います。洗った後はしっかり水で流します。
※食器洗いと同じ要領です。
2. 消毒
バットにエタノール、またはハイターをいれて、器具を10分以上浸す。
※エタノールの場合は原液、ハイターの場合はハイター:水=3;7に希釈する。
※ハイターを使う場合は必ずゴム手袋を使う。
3. 水洗い
流水でしっかりと流します。
4. 乾燥
キッチンペーパーや清潔なタオルで水けをしっかりふき取り乾燥させます。
5. 保管
未消毒のものとしっかり区別し、収納ケース等に保管する。
道具の消毒に使うエタノールは”消毒用”を使用する
ドラッグストアでエタノールを買おうとしたら、エタノールって種類があるんだ…どれを買えばいいの…?と思うのがセルフネイルあるあるです。
一般的にドラッグストアで販売されているエタノールは、
- 無水エタノール
- 消毒用エタノール
- 消毒用エタノールIP
の三種類です。
無水エタノールが一番純度が高く、しっかり消毒できそうですが、実はエタノールが消毒の力を発揮するのは70~80%の濃度です。
そのため、無水エタノールを購入した場合は、水で薄めなければ消毒効果を得ることができません。
セルフネイルで購入するなら、”消毒用エタノール”を購入しましょう。
消毒用エタノールIPはイソプロパノールが配合された消毒用エタノールです。
イソプロパノールは、酒税対策のために配合されており、配合されていないものより価格も安価です。
イソプロパノールの副作用なども報告されていますが、セルフネイルで使用するにあたって問題があるとは考えにくく、また、除光液などにも配合されているため、今までも知らない間に使っていたということも多いです。
消毒用エタノールと消毒用エタノールIPの消毒効果に違いはないので、ご自身でお好きな方を選んでくださいね!
布類の消毒
布類(ガーゼやタオル)の消毒は、ハイターなどの漂白剤が一番です。
お使いの漂白剤の使用方法をよく読み、正しく消毒しましょう。
汚れがわかりやすい、漂白剤による色落ちを気にする必要がないという点から、セルフネイルで使用する布類は白色のものがおすすめです。
ウォッシャブルファイルの消毒は?
洗って繰り返し使えるウォッシャブルファイルですが、洗って繰り返し使うよりも、使え無くなったら交換するのがおすすめです。
というのも、ウォッシャブルファイルは細かい目の間にダストが入り込み、金属の道具のようにはきれいに洗浄できないからです。
触ったり、見たりして目が無くなってきているファイルは、新しいものと交換するようにしましょう。
このとき、使い古したファイルは新しいファイルの面取りに使用することができます。捨てずに保管しておいて、新しいファイルを下すときにぜひ活用して下さい。
新しいファイルが古くなったら、面取り用ファイルも交換とするのがおすすめの使い方です!
セルフネイルは道具の消毒はしっかり!
セルフネイルで使用する道具は、直接皮膚に触れることが多いため、正しい衛生管理が非常に大切です。
正しい消毒法を行っていれば、皮膚トラブルなども防ぐことができます。
また、他人に施術をする場合は、毎回机や器具をエタノールで拭き取り、1日の最後にはすべて消毒をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
そこまでしっかり消毒したことなかったな…という方もいらっしゃったのではないでしょうか?
正しい消毒は安全なセルフネイルの基本ですので、ぜひ正しい道具の消毒を行って、トラブルのないネイルライフを送りましょう!