ジェルネイルのメリットといえば、マニキュアよりも乾くのが早くて、断然持ちが良いこと!
しかし、マニキュアと変わらないくらいの持ちなのであれば、セルフでやるにしてもわざわざ工程が面倒なジェルネイルをやるのはちょっと・・と悩みますよね。
今回は、みんなのジェルネイルの持ちの平均と、セルフでも持ちを良くするためのちょっとしたコツをご紹介いたします。
この記事の目次
セルフジェルネイルみんなどのくらい持つ?
たったの1日で剥がれてしまうという人もいれば、6週間ぐらいは大丈夫!!という人まで、ジェルネイルの持ちに関しては人それぞれ。
もちろん、技術が一番大きな要因ですが、爪そのものの状態や、使用しているメーカーが合わなくても、ジェルネイルの持ちに大きく影響してきます。
また、生活習慣の特徴で水仕事を毎日する人や、長風呂をする人など、どんな生活をしているかによっても持ちは変わってきます。
セルフジェルネイルの持ちの平均とは
持ちは人それぞれ違う!と言ってしまえばそれで終わりですが、やはり平均的に考えて、このぐらいは持たせたい、という希望もありますよね。
サロンで行うときは1万円近くかかりますから、それが1週間足らずで剥がれてしまうとなれば、ちょっと考えものです。
また、ジェルネイルは付け替えのときのオフが、爪にとても負担がかかります。あまりに持ちが短すぎると、何度もオフをしなければならなくなるため、繰り返しているうちに地爪が弱り、結果として、さらにジェルネイルの持ちは悪くなってしまうことも。
では、ジェルネイルを行った場合は、どのくらい持つのが理想的なのでしょうか。
ハンドの場合
ジェルネイルの持ちは、ハンドとフットで爪の伸びる速度に違いがありますので、少し持ちの平均が異なってきます。
ハンドの場合、爪の伸びる速度から考えて、持ちの平均は約3週間〜4週間といわれています。1ヶ月以上は余裕で持つ!というツワモノもたまにいますが、できれば一ヶ月以内にお直しをしましょう。
きちんとした施術を行えば4週間〜5週間剥がれずに持つことも可能ですが、爪が伸びてくるとジェルネイルとの境目が目立つようになり、そこから水が入ったり、雑菌が繁殖したりする危険性があります。
また、シャンプーがしづらくなったり、コンタクトをつけづらくなったりなど、日常生活の中でも色々と支障が現れます。
爪の健康と、精神衛生上の面も考慮して、ジェルと地爪の境目が気になってくる3週間程度で付け替えるようにするのがベター。
もし、2〜3日で剥がれてしまうようであれば、セルフジェルネイルのやり方自体を間違えている可能性がありますよ!その原因と、持ちを良くする方法については後述します。
フットの場合
フット場合の持ちの平均は、約5週間〜6週間ほどです。ハンドに比べて長く感じますね。うっすら感じているとは思いますが、爪の伸びる速度は手よりも足の方が遅いので、それに合わせて、フットネイルの持ち期間もハンドより長めになっています。
ネイルチェンジは、2ヶ月は過ぎないぐらいの間に行うのが理想です。
セルフジェルネイルの持ちが悪い原因とは
では、セルフジェルネイルの持ちが悪い原因とは一体何なのでしょうか。ここではよくある持ちが悪くなる原因についてご紹介いたします。
- 指先をよく使う
- 湯船に指をつけている
- 家事や仕事で水仕事を行う。
- 洗浄力の強い洗剤を使用している
- デスクワークやその他手をよく扱う仕事をしている
- プレパレーション(下準備)が甘い
- エッジまでしっかりと塗っていない
- その他ジェルネイルの技術不足
- 爪の保湿をしていない
- 地爪が薄い・柔らかい
- ジェルが安物で持ちが悪い
持ちが悪い原因は様々ですが、以上のようなもの多くの原因として考えられます。
【技術】セルフジェルネイルの持ちを良くする方法
丁寧な甘皮処理
多くのセルフジェルネイラーが怠っている工程が、甘皮処理。ジェルネイルはベースを塗る前に、プレパレーションと言って、下準備を行う必要があります。このプレパレーションの工程の中の甘皮を丁寧に処理することによって、ジェルネイルの持ちに大きく影響してきます。
この工程をしっかりやらず、甘皮にジェルが乗ってしまうと、剥がれやすく、すぐに浮いてしまう原因になります。めんどくさがらず、丁寧にケアを行うのが持ちを良くする秘訣ですよ。
丁寧なサンディング
ジェルが爪にくっつく原理は、爪に適度についた傷に合成樹脂が流れ込み、ライトで硬化した際に固まって爪とジェルが密着する、というものです。したがって、サンディングという爪の表面をやすりで削る工程が甘かったりすると、ジェルがうまく密着しないので、ペリッとはがれてしまいます。特に、甘皮部分もしっかりとサンディングを行いましょう。
爪の油分やダストの除去
サンディングを行った後は、爪表面に残ったダストはきれいに取り除きましょう。また、爪表面に油分が残っていると、ジェルと油分が反発してつきが悪くなってしまいます。ジェルを塗る前に、エタノールやプレプライマーと呼ばれるものを爪に塗り、油分と白い粉をしっかりと除去することも大切です。
この一手間が、セルフジェルネイルの持ちに大きく影響します!サンディング不要タイプのジェルを使用している人も、爪の油分はしっかりと落としましょう。
ジェルのはみ出しに注意する
セルフでジェルを行うとき、ちょっとぐらいのはみ出しだったら許容範囲かな、などといって、そのままにしていませんか?
ジェルネイルの持ちをよくしたいなら、ジェルのはみ出しは厳禁です!マニキュアと違って一度硬化してしまうと直しが効かないので、ライトに入れて硬化させる前に入念にチェックを行ってください。この時点ではみ出しが見つけられたら、ウッドスティックや爪楊枝、綿棒などでキレイに取り除きましょう。これをやらずにそのままライトで硬化させると火傷の原因にもなるので、必ず除去するようにしてくださいね。
爪の先端(エッジ)にもジェルを塗る
持ちをよくするためには、一番衝撃を受けやすい爪先を頑丈に補強することが大切です。そのためには、爪表面だけではなく、エッジと呼ばれる爪の先端にもジェルを塗りましょう。こうすることで、爪先もふんわり丸みを帯び、外部の衝撃からクッション代わりになって割れたり欠けたりするのを守ってくれます。
アトピー持ちの人など、無意識にかゆくてかいてしまい、肌に傷をつけてしまうのを防ぐためにジェルネイルをしている人もいるように、エッジをしっかり塗れば爪先が保護できますよ。爪表面にしか塗ってなかった!というセルフネイラーさんは、今日からしっかりとエッジにも塗ってみてくださいね。
定期的にトップコートを塗る
ジェルネイルが剥がれやすい人は、数日置きにトップコートを塗り直すと長持ちします。浮いてきたネイルもトップコートの重ね塗りで対応しましょう。
【日常生活】セルフジェルネイルの持ちを良くする方法
爪切りを使わない
ジェルネイルが伸びてきたとき、爪切りでバチンと爪先を切っていませんか?ジェルネイルをしている状態というのは、爪先に硬いプラスチックが乗っかっているようなもの。
硬いプラスチックを爪切りで無理やり切ると、衝撃でヒビが入って白くなりますよね。ジェルにも空気が入りますし、地爪の層にも空気が入って、ジェルが剥がれやすくなったり、爪が二枚爪になってしまったりする恐れがあります。
爪先の長さを変えるのは、きちんとオフをしてから爪やすりで整えるようにしましょう。
水仕事の時はゴム手袋を使用する
ジェルネイルは水に弱い性質があるので、洗い物やお風呂掃除など、水仕事をする時はなるべくゴム手袋を着用するようにしましょう。
お風呂で湯船に浸かる時なども、指は浸からないようにするのもちょっとしたポイント。もちろん、お風呂上りにもオイルを塗るなど、保湿を心がけましょう。
シャンプー時はブラシを活用する
お風呂でのシャンプー時も、なるべく指に力を入れたり圧をかけたりしないようにするのがおすすめ。そのためには、ブラシを使ってみるというのもひとつの手。もともと長さ出しをしていて爪が長い、という場合や、大きめパーツをつけているので髪の毛にひっかりやすいという人も、シャンプーブラシを使うと頭皮まですっきりと洗えますよ♪
爪にも保湿対策を行う
ジェルネイルの持ちが悪い原因のひとつが、「乾燥」。まずは爪が乾燥しないように、常日頃から保湿をするように意識しましょう。
最近では薬局でネイルとハンド両方に使えるクリームが販売されているので、お手洗いの度にこまめにぬるようにすると良いでしょう。
また、爪が最も成長するのは夜寝ている間なので、就寝前には爪の根元にキューティクルオイルを塗るとより効果的です。よく眠れる香り付きのオイルなどで、気持ちもリラックスしながらお手入れをすると心も一緒に休まりますよ。
爪を強くする栄養素を摂る
地爪がもともと弱い、ジェルネイルをやりすぎて爪が薄い、といった人は、まず自分の爪を強くすることを考えましょう。保湿も大切ですが、これから生えてくる爪を元気でしっかりしたものにするのが大切。爪の主成分であるタンパク質(ケラチン)、亜鉛、ビタミン、ミネラル(ケイ素)などを、3食の食事の中からたっぷりと補給しましょう。
爪周りをマッサージする
強い地爪にするためには、爪の血行を良くして栄養分が十分に行き渡るようにしてあげることが大切です。爪の根元、爪のサイドを反対の指でギュッとつまみ、血行を促進してあげましょう。
ジェルネイルが浮いてきたときのセルフでの対処法
1本だけ浮いてしまった!という時は、応急処置をしましょう。また、程度によって応急処置で対応可能なものと、潔くオフしてしまった方がいいものがあります。それぞれの区別の考え方と、具体的な応急処置方法をご紹介いたします。
トップコートを塗る
あと数日だけでいいのでもたせたい!かつ、少し欠けていたり浮いていたりする程度という場合は、トップコートを塗りましょう。引っ掛かりがなくせるので、日常生活でのストレスをぐっと減らせます。
ネイルグルーでくっつける
先端だけがペラっと剥がれていて、浮いている状態であれば、ネイルグルーという接着剤で応急処置をするのもひとつです。
やり方は簡単で、爪とジェルの間にグルーを入れ、上からギュッと押さえてくっつけます。あまり長期間地爪につけているのは良くないので、あくまで応急処置として使いましょう。瞬間接着剤やボンドなど、ネイル用品ではないものの使用は控えてくださいね!
ファイルで削る
爪先が少しだけ欠けてしまったときなどは、ネイルファイルで削り、そのあとの全体的な形を整えるだけで綺麗になります。できればその上からさらにトップコートを塗ってあげるとより長持ちします。
ニッパーで浮いたジェルをカットする
少し大きめに浮いている場合は、その部分をニッパーでカットし、ひっかかりをなくします。その次に、ジェルと地爪の間にできた段差をなくすために、ファイルで削り、カットした部分にベースジェルを塗りましょう。その後カラー、トップと重ねていくと、自然と周りのネイルと馴染んできます。
半分以上浮いたらオフ!
爪の半分以上浮きが現れてしまったら、潔くオフしてしまいましょう。1本だけだしもったいないな・・と思って補強したいと思う気持ちもわかりますが、爪のことを考えるとオフしてしまった方が良い場合もあります。
セルフジェルネイルが浮いた状態を放置するのは危険!
ジェルネイルが浮いてきたとき、「1本だけだし大丈夫かな。」という安易な考えは危険です。「どうせもうすぐ落ち着くし、「もうちょっとこのままで大丈夫」と思う気持ちもわかります。
ですが、もしジェルネイルが浮いてきたら、このような状態を放置しておくのはおすすめできません、なぜなら、浮いた状態や乾燥した状態でいると、グリーンネイルという状態になってしまう危険性があるからです。
グリーンネイルとは、緑膿菌という常在菌の一種に細菌感染することで、爪が黄色や緑色に変色する症状のことを言います。最初は黄色味がかったような感じなのですが、重症になると真緑色に変色することから、その見た目にちなんでグリーンネイルと呼ばれています。
一度グリーンネイルになってしまうと、爪が伸びて感染した部分がなくなるまではジェルネイルはできなくなってしまいますし、皮膚科へ行って、抗菌剤の外用薬を塗って治療を行わなければなりません。
セルフでもジェルネイルの持ちはよく出来る!
いかがでしたか?
セルフだとどうしてもすぐに剥がれてしまう・・リフトしてしまう、といった方は、ぜひ持ちが良くなる方法を試してみてくださいね♪