セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

ジェルネイルの最中に、「痛い!」と感じたことはありませんか?

セルフの場合、何かやり方を間違えたのかな?それとも自分の爪自体が悪いのかな?なんて、不安になりますよね。

今回は、セルフジェルネイル中に痛い!熱い!と感じる原因と対策法についてご紹介いたします。セルフネイラーさんじゃなくても、サロンの施術中に痛みに襲われたらどうしたらいいんだろう、とお悩みの方も必見です!

セルフジェルネイルが痛い!熱い!3つの原因とは

セルフジェルネイル中に感じる痛みの原因は、主に3つです。LEDライト(またはUVライト)に入れたときに発生する「硬化熱」、爪をサンディングしすぎて薄くなってしまったことによる「摩擦熱」、3つめがジェルの成分自体が爪に合わずに痛みを感じるパターンです。

それでは、それぞれの原因について、さらに深く見ていきましょう。

1.硬化熱で痛い!

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

「硬化熱」とは、ジェルが固まるときに発生する熱のことを言います。ジェルは、もともとはとろ〜んと粘性があるのに、光に当てるとカチッと固まりますよね。この時実は、光によってジェルが化学反応を起こしているんです!
ジェルの中には光重合開始剤(フォトイニシエーター)と呼ばれる成分が入っており、UVライトやLEDライトを当てるとその成分たちがギューっと集まってきて固まります。この際、反応熱が起こり、爪が熱く感じたり、痛く感じたりします。

しかし、全員が全員硬化熱を感じるわけではありません。では、どのような時に痛みを伴うほどの硬化熱を感じるのでしょうか。

そもそも爪が薄い人

爪が厚い人に比べて、薄い人は硬化熱を感じやすいです。

厚塗りしすぎている

先ほどご説明したように、「硬化熱」とはジェルネイルの化学反応で起きる熱なので、当然薄く塗った場合に比べ、ジェルを厚塗りすると熱く感じやすくなります。特にベースは地爪の上に乗せるので、薄く塗って二度塗りすると痛みが和らぎますよ。

LEDライトを使用している

UVライトに比べて、LEDライトの方が硬化時間が短いため、硬化熱を感じやすくなります。UVライトに切り替えてみるか、ジェルを薄く塗って二度塗りなどしてみましょう。

秒速硬化!など速乾系のジェルを使用している

硬化が早いということは、すなわち反応熱が起きやすい成分を使用しているということです。10秒で簡単硬化!などとうたっているものは、特に硬化熱を感じやすい傾向にあります。

ノンワイプトップジェルを使用している

ノンワイプとは、その名の通り、硬化後の未硬化ジェルが出ないので、拭き取りがいらないジェルのことを言います。
通常のジェルの場合は、化学反応が起きた際に固まらないジェルが残るのですが、ノンワイプトップは残りません。・・・ということは、すべての成分がギューっと集まって固まろうとするので、通常のジェルよりも高い熱を発するのです。
時短や曇り防止のメリットを選ぶかどうかの前に、爪との相性を考える必要があります。

2.爪を削りすぎて摩擦熱で痛い!

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

ジェルネイルは、サンディングと言って、爪を削って傷をつけることによって地爪とジェルをくっつけています。このサンディングの加減を間違えてやりすぎてしまうと、爪がペラペラになってしまい、地爪が薄く痛みを感じやすい状態になってしまいます。
また、付け替えの周期は3〜4週間が目安ですが、早めの周期で頻繁にネイルチェンジを行うことによっても爪が薄くなってしまいます。無理矢理なオフの仕方でも爪を傷めてしまいますので、浮いてきたからといってぺりぺりと剥がしたりするのもよくありません。

3.ジェルがしみて痛い!

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

ノンサンディングジェルによくあるのが、強い酸を使用しているケース。これは爪を削らない代わりに、爪を強い酸を使って軽く溶かしてくっつける、という仕組みになっているため、爪への負担がサンディングよりも大きくなってしまうことがあります。ジェル自体が爪に合わず、しみて痛みを感じる場合もあるので、こちらも注意が必要です。

痛みが出づらいセルフジェルネイルの対策

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

もし今セルフジェルネイルの際に痛みを感じる場合は、以下の方法を試してみてください。

LEDライト→UVライトに変更する

ライトを変更することで、固まる時間がゆっくりになり、痛みや熱さが和らぎます。

ハードジェル→ソフトジェルに変更する

一般的にハードジェルの方が、固めるための成分がたくさん入っているので、光に当てた際の硬化熱がソフトジェルよりも高くなります。ジェル自体を変更してみて、痛みの感じ方に違いがないか確認してみましょう。

ノンワイプジェル→拭き取りタイプに変更する

拭き取りの手間はかかってしまいますが、それよりも痛みを感じずに、快適にセルフネイルが続けられることの方が大切です。拭き取りありのタイプに変更して、様子を見てみましょう。

皮膚にはみ出さないようにする

これはもう絶対確認してください!
皮膚にジェルがついたまま硬化させてしまうと、硬化熱で火傷をしてしまうばかりではなく、ジェルネイルアレルギーを発症してしまうリスクも高まります。また、硬化させてしまった後に取り除くのは難しく、ファイルなどで削るしか方法はありません。
ライトに指を入れる前に、ジェルが付いていないか必ず色んな角度から確認をして、もしついているのを発見したら、ウッドスティックやつまようじなどで拭き取りましょう。

爪が薄くなっていて痛い場合

明らかに爪が薄くなってしまっている場合は、しばらくジェルネイルはお休みするのがベター。もちろん、お休みしている間もキューティクルオイルをこまめに塗って、保湿することも忘れずに。

また、爪を強化するベースを塗って、保湿するのも良いでしょう。
次にジェルネイルを再開するときも、ネイルチェンジのタイミングは3週間〜4週間程度にとどめてくださいね。あまりに頻繁なオフは地爪を傷めてしまうので、頻度を守って付け替えるようにしましょう。

ジェルがしみて痛い場合

強い酸が使用されていないメーカーのジェルを使用しましょう。比較的高値になる場合もありますが、まずはベースジェルだけでも爪に優しいものを使用するのをおすすめします。

ネイルサロンで痛みを感じた場合はどうしたらいい?

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

セルフでは痛みを感じた時にはすぐライトから手を引っ込めてみたり、ジェルを変えてみたりと色々試行錯誤ができますが、サロンではなかなか言いづらいですよね。

もし、ネイルサロンで痛みを感じた場合はどうしたら良いのでしょうか?

結論、我慢せずにすぐネイリストさんに言いましょう!
もし、不満そうな顔をされたら、即刻ネイリストさん自体変えてもらうと良いでしょう。ほとんどのネイリストさんなら、親切に対応してくれるはずですよ。マシンを使って削っている場合などは、ファイルに変更して力加減を調節してもらうこともできます。

ライトに入れた瞬間「痛い!」と感じたら、すぐに出してしまって大丈夫ですよ!そして、その旨をネイリストさんに言いましょう。

ネイリストさんはいつもお客様のお顔を見ながら「大丈夫かな?」と気にしていますので、素直に言っていただけた方が逆に安心します!ですので、怖がらずに勇気を出して言ってみてくださいね。

まとめ

セルフジェルネイルが痛い!熱い!オフや硬化が苦痛で仕方ない原因とは

いかがでしたか?
ジェルネイルがとっても身近なものになってきた反面、ジェルやライトの性質など、基礎的な知識がないと、痛みを感じた時にどう対処していいかわからず、とても動揺してしまいますよね。

ジェルネイルを本格的に始めるのであれば、そうした基礎的な知識も少しずつ押さえておくと、びっくりしたり、焦ったりすることが少なくなりますよ。時短ややりやすさのみではなく、あなたの爪に合った優しい方法を選んで、楽しくジェルネイルを楽しんでくださいね。