華のある職業、ネイリスト。
ほとんど女性の世界ですから、人見知りで自称「コミュ障」な自分には向かないんじゃないか、と不安に思っているも多いようですね。

しかし、実際はというと、人見知りでも人気なネイリストはたくさんいますし、話し上手だからといってお客様に好かれるとは限らないんです。

ネイリストは人見知りでもなれる！その理由とは

女性が多い美容業界の中でもネイリストは接客以外に特に問われるものがあります…

それは…

「技術」です。

いくら愛嬌があって話し上手な人でも、技術がなければお客様には好かれませんよね。

【結論】人見知りのネイリストでも技術があれば◯

一般的に職人色の強い、陶芸家やそば打ち名人などの要素も兼ね備えているのが、ネイリストという職業です。
ですので、腕が良ければ、リピーターになってくれるお客様はたくさんいます。

特にネイルは細かい作業がほとんどなので、カウンセリング以外会話をしなくても、不思議ではありません。

もちろんお客様によっては「たくさん会話をしたい」という人もいますが、「作業に集中している」「丁寧に施術してくれている」「無理して話さなくていいから楽」と話さないことを良く捉えてくれるお客様も多いです。

寡黙なネイリストが好きなお客様もいる

実際に100人1000人接客につくと、色んなお客様と出会います。
明るくお喋りが大好きなお客様もいれば、癒しや安らぎを求めてネイルサロンに足を運ぶお客様もいます。

ですので、無理して会話をするよりも、自分の空気感を気に入ってくださる方に好かれた方が、自分自身も楽ですし、お客様もそうした出会いを喜んでくれるはずです。

これは、この仕事の魅力の一つとも言えますね。

また、不思議なことに、自分とタイプが似ているお客様がリピーターになることも多いです。
相性・フィーリングを大切に、自分らしいもてなし方でお客様を喜ばせられると、やり甲斐を持ってお仕事ができると思いますよ。

人見知りネイリストが成功する3つの心得

人見知りでも技術があればネイリストとして活動できますが、次の3つの心得を意識すると、より有能なネイリストとして活躍できるでしょう。

心得①話し上手より聞き上手になることが大切

コミュニケーションが上手い人、人に好かれやすい人は、実は大抵聞き上手です。

聞き上手なネイリストによって、お客様中心の会話になる
↓
聞き上手なので、自然とお客様を肯定したり共感する流れになる
↓
お客様の心が開く、良き理解者であると信頼される

これは接客業だけでなく、誰とコミュニケーションを取るにも有効な技なので、ぜひ普段から意識してみてください。

会話量としては、自分:相手だとすれば2:8か1:9ぐらいになれると、相手が満足感を得やすいと言われています。

心得②人見知りは◯・無愛想は△

「人見知りでも大丈夫だよ」とお伝えしてきましたが、勘違いしてはならないのは、人見知りは良くても無愛想では接客業には適しません。
特にネイリストは、ずっとマスクをしたまま接客をしていることが多いので、表情も伝わりづらいです。

・声が聞こえない
・目が怖い
・物の言い方が強い

などは、お客様だけでなくネイリスト同士のトラブルの原因にもなるので、人見知りで口数が少なくても、なるべく明るく穏やかに接することができるように普段から心がけましょう。

心得③ネイルサロン選びも大事 

また、もしもこれから就職先を選ぶなら、ネイルサロンの雰囲気にも注目してみてください。

例えば

・元気で若々しいネイリストやお客様が多いサロン
・落ち着いていて、大人なお客様が多いサロン
・安さ&スピード重視なサロン
・こじんまりして、少人数で営業しているサロン

などなど、同じネイルサロンでも色んな系統のお店があるので、給与や勤務体制だけでなく、自分にあった雰囲気のお店で働きましょう。

言わずもがなですが、人見知りの場合は、落ち着いていたり少人数で営業しているサロンがおすすめです。
安さ&スピード重視のサロンは、カウンセリング以外の会話は不要！としているところが多いので、接客面においては楽は楽でしょうが、お客様と密な関係になりにくいので、リピーターになってもらいづらい傾向があります。

リピーターになってもらうこともそうですが、自分が勤めているネイルサロンを変えたり開業したりした時についてきてくれるようなお客様と出逢いたいということであれば、それも含めて就職先を選んでくださいね。

ネイリストは人見知りでも活躍できる！

ネイリストは「技術だけでも成立する」ので、接客業の中でも少し特殊かもしれませんね。
ですが、やはり接客業としてホスピタリティ精神も欠かせませんし、1回の接客が2〜3時間とかなり長いので、お互いに心地の良い環境作りが必要なはずです。

とはいえ、まだお客様に接していないうちは、とにかく技術を磨きましょう
接客術は、実際にお客様を担当するときで大丈夫です。

ぜひ今できることに集中して、一人前のネイリストになってくださいね！