- セルフでやると、ネイルがはみ出てしまう
- 頑張ってもサイドが流れる
- 根元がガタガタ・・・
あなたもこんなお悩みありませんか?
今回は、セルフネイルにありがちなはみ出てしまった時の対処法と、はみ出さずに塗るコツをご紹介いたします。
さらに、はみ出し防止対策にぴったりな便利グッズもご紹介いたしますので、ぜひ合わせてごらんくださいね。
この記事の目次
ジェルネイルがはみ出してしまう原因とは
- 筆に取るジェルの量が多すぎる
- 筆圧が強すぎる
- マニキュアを塗る感覚で塗っている
- 甘皮ケア(プレパレーション)がしっかりと出来ていない
ジェルネイルがはみ出しやすい人の特徴は、主に上記のようなことが原因です。
ジェルネイルがはみ出ると危険な3つの理由
ジェルネイルをはみ出さずに塗る必要があるのは、何も見た目が素人っぽくなるからだけではありません。
ジェルネイルをはみ出さずに塗るコツをご紹介する前に、なぜはみ出ると危険なのか、3つの理由をご紹介いたします。
- 皮膚についたまま硬化させると火傷の原因に
- リフトしやすくなる
- リフトした状態を放置してグリーンネイルになる危険性
まず、皮膚にジェルネイルがついた状態で硬化させると、硬化熱で肌が火傷をしてしまう可能性があります。
また、ジェルネイルがはみ出てしまうと、その部分が剥がれやすく、その亀裂をきっかけにネイル全体がリフトしやすくなってしまいます。
さらに!リフトした状態をそのまま放置することによって、通称グリーンネイルと言われる爪の病気になってしまうこともあるので、注意が必要なのです。
せっかく時間をかけてしたネイルがはみ出ていると、爪を見るたび気になって、全く気分があがりませんよね。
それでは早速、はみ出さないためのコツを押さえていきましょう!
ジェルネイルがはみ出さない5つのコツとは
まず、プロネイリストがはみ出さないように施術ができるのは、ジェルの特性をきちんと理解できているからです。
私たちセルフネイラーが飛ばしてしまう、「理論」がしっかりと頭に入っているからこそ、はみ出さないためにはどうしたら良いか、ということが体だけではなく、頭でも理解できているのです。
では、マニキュアとは違う、ジェルネイルの特徴とは一体何なのでしょうか。
ジェルネイルの特性とは
ジェルネイルはマニキュアとは違い、水飴のようにどろっとした形状をしています。
これって一体何の成分でできているんだろう、と思ったことはありませんか?
実はこれ、合成樹脂、つまりいわゆるプラスチックの一種なのです。
ジェルネイルはこの合成樹脂にUVライトやLEDライトを当てて、プラスチックを爪の上で硬めているのです。空気に触れると固まるマニキュアと大きく違う点のひとつです。
ですので、ジェルネイルは硬化させずにそのままにしておくと固まらないため、横流れが起きやすいのが特徴です。
まずはこの特徴を、しっかりと覚えてくださいね。
はみ出さないコツ①ベースジェルを塗る量はちょっとで大丈夫
最初のはみ出さないコツは、ベースジェルを「少ない量で塗ること」。
ジェルがはみ出す原因のひとつは「乗せすぎ」ですので、失敗しないためには、最初は少ない量を乗せ、二度塗りをしましょう。
セルフジェルネイル初心者のうちは、こうすることで、失敗を大幅に防ぐことができますよ。
ジェルネイルの場合、次に重ねたジェルも、重力に引っ張られて広がり、下のジェルとくっつこうとする性質があります。
ですので、一番初めのベースジェルがはみ出ていると、その後に重ねるジェルもはみ出てしまいますので、ここがとっても肝心です。
はみ出さないコツ②ジェルは爪と皮膚の1mm空けて塗る
ここもポイント!
ジェルネイルは皮膚につかないよう、感覚としては0mm程度のすき間を開けるような感じで、全体に塗っていきます。
まず、爪の2/3程度のところに筆を置き、爪先に向かって塗り、その後サイド、甘皮という順番で塗ると塗りやすいですよ♪
サイドを塗る時は筆の角を使ったり、親指でサイドの皮膚をぐっと引き下げて、爪が見えるようにしましょう。
最初からギリギリを攻めよう!という気持ちでのぞむと大概はみ出してしまいますので、むしろ隙間を空けて塗ろうと思うくらいで塗るのがコツです。
はみ出さないコツ③ジェルはセルフレベリングを待つ
セルフレベリングとは、重力に引っ張られてジェルが横へと流れていき、周りのジェルとなじむ現象のことを言います。
ジェルはこのセルフレベリングという性質によって、塗った後しばらく放っておくと、表面がだんだんと平らになって、自分で勝手につるんとなってくれます。
ですので、ジェルネイルをならそうならそうと思ってマニキュアのように何度も筆を当てると、逆に表面が凸凹になってしまうのです。
ジェルネイルの場合はマニキュアとは異なり、セルフレベリングをゆっくりと待ってから硬化させるましょう。
その際、粘度が高いジェルほどセルフレベリングには時間がかかりますので、焦らずに、ジェルがつるんとしてくれるのをじっくりと待ちましょう。
また、先ほどもご説明しましたが、下のベースがはみ出さずにきれいに塗れていれば、上から重ねるカラージェルも、それ以上の範囲を超えて流れていくことがありません。
ですので、例えば「トップで厚みを持たせるためにジェルの量を多く塗りたいけれど、はみ出てしまうのが怖いな・・」と思っている方でも安心!
下の層がきれいに塗れていれば、はみださずにぷっくり可愛いネイルも簡単にできちゃうのです♪
はみ出さないコツ④1本ずつ仕上げる
ジェルを塗布するとき、まとめて何本も塗布してしまっていませんか?
セルフレベリングは表面をなだらかにしてくれるジェルの特性ではありますが、長く時間がたちすぎるとどんどん流れ出てしまうというデメリットもあります。
プロでも、まとめて5本塗るのは至難の業。
セルフネイルの場合は、1本ずつ塗布→硬化をして、ジェルが流れ出してはみ出してしまうのを防ぎましょう。
はみ出さないコツ⑤スキンダウンする
スキンダウンとは、その名の通り、肌(スキン)を下げる(ダウン)ということ。
サイドにジェルを塗布するときは、他の指を使って、皮膚を下に引っ張るようにして爪をしっかりと露出させてから塗布しましょう。
こうすることで、はみ出しだけでなく、爪の周りの皮膚にも付きにくくなります。
ジェルネイルがはみ出さないコツまとめ
①ベースジェルを塗る量はちょっとで大丈夫
②ジェルは爪と皮膚の0.1mm空けて塗る
③ジェルはセルフレベリングを待つ
④一本ずつ仕上げる
⑤スキンダウンする
覚えましたか?
以上3つのコツを意識しながら、何度も練習してみてくださいね。
がんばってやってみたけれど、なかなか上手く出来ない…という方は、プレパレーションが甘い可能性がありますので、そちらも参考にしてみてください。
ジェルネイルがはみ出しにくい塗り方
筆は寝かせる
筆の角度が付きすぎていると、力が入りやすく、コントロールしにくいので、ジェルがはみ出しやすくなってしまいます。
特にサイドを塗るときは、筆を寝かせて塗布するようにしましょう。
根元は押して塗る
根元のラインをはみ出しせずにきれいに出すコツは、ジェルを根元の少し手前に置いて、根元に向かって筆を軽く押して塗ることです。
1mm程度の隙間が残るところまで押してくださいね。
左右にすらしながら繰り返すことで、根元のラインをきれいに塗布することができます。
ジェルネイルがはみ出してしまった時の対処法
さて、ここまでは「はみ出さないためのコツ」をお伝えしてきましたが、万が一はみ出してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
リカバリーの方法についても詳しくご紹介いたします。
ジェルネイルのはみ出しは硬化前に確認を!
ジェルネイルはマニキュアと違ってライトで硬化させるので、一度硬化してしまった後に直すことはできません。
ベースは透明で見づらいかもしれませんが、硬化前にしっかりと確認をしましょう。
甘皮についた・皮膚についた場合
画像出典:楽天
もし、硬化前に甘皮などにはみ出しているのが確認できたら、ウッドスティックで取り除きましょう。
ウッドスティックは立てて爪のキワに入れ、線を引くようにしてジェルを除去すると、綺麗なラインができますよ♪
ジェルネイルを硬化後に気づいた場合
硬化後にはみ出しに気づいた場合は、エメリーボード(爪やすり)で皮膚にはみ出した部分を削りましょう。
皮膚にやすりをかけると痛いので、地爪に使用する目の細かいタイプを選んでくださいね。
ただし、上記でお伝えしたように、硬化前に入念にチェックを行うことをおすすめします。
皮膚にジェルがついた状態で硬化させると、皮膚が火傷を負ってしまうこともあり、とても危険です。
慣れない最初のうちは1本ずつ硬化させるのも良いかもしれません。
他の指をやっている間にどうしてもサイドに流れやすくなってしまうので、流れる前に硬化させてしまいましょう。
おすすめのジェルネイルはみ出し防止対策グッズ
さて、ここまで色々とはみ出さないコツに関してお伝えしてきましたが、利き手側はやっぱり腕がプルプルしてはみ出してしまう・・というあなた。
そんな時は、はみ出し防止対策グッズを活用するのもおすすめですよ!
時短・簡単・便利なジェルネイルはみ出し防止グッズをご紹介いたします。
ネイルプロテクター ピールオフタイプ
出典:楽天
商品情報:1シート入り(両手1回分)フリーサイズ
参考価格:108円(税込)
ピールオフタイプのはみ出し防止テープ。マニキュアにもジェルネイルにも使用できます。ジェルネイルの場合は、硬化してしまった後に気づいたはみ出しを、ファイルで削りたい時などにも便利。テープの上からファイルで削れば、皮膚を傷つけないので痛くありません。
ネイルプロテクター はみ出し防止保護クリップフィンガーシールド
出典:楽天
商品情報:10サイズ26ピース
参考価格:302円(税込)
10サイズ26ピースが入った、クリップタイプのはみ出し防止グッズ。プラスチック素材なので、しっかりと爪のキワにはめ込むことができます。スタンプネイルなどにも便利!1回使い切りのテープと違って繰り返し使えるところも◎
Belinda ピールオフネイルガード
出典:楽天
商品情報:《成分》ラテックス、増粘剤、食塩水 《内容量》7g
参考価格:980円(税込)
液体タイプのマスキングテープ。スタンプネイル、スポンジグラデ、ウォーターマーブルなどにも使用できます。テープやクリップタイプとは異なり、爪の形を選ばないので、どんな人でも使いやすいのがポイント。たっぷりと入っているので、意外とコスパもgood!
ジェルネイルのはみ出し防止対策の裏技!?
少しでも節約&時短したいセルフネイラーさんたちが編み出したはみ出し防止対策といえば、マスキングテープやボンド。
はみ出し防止対策を、家にあるものだけで今すぐ簡単にやりたい!という方は、以下の裏技を試してみるのもアリかもしれません。
ボンド
セルフネイラーさんたちの間で流行ったボンドを使ったマスキング。作り方は簡単で、
①ボンド
②水
③着色顔料(お好み)
この3つを混ぜ合わせるだけ。ジェルネイルをした後、ぺろんと乾いたボンドを剥がす瞬間はちょっと快感。
ただし、水とボンドの量の調整が難しいのと、ボンドが完全に乾ききるまでに時間がかかるのが難点。これなら市販の液体マスキングを買ったほうが無難??
ウォーターマーブルなどを行うのもちょっと難しいのでご注意ください。
マスキングテープ
セルフネイラーさんご用達のマスキングテープ。指の周りにマスキングテープを貼って、皮膚をガード!まさかこんな使い方もできるなんて、本当に万能ですね。
ちなみに、この時使用するのは、なるべく色のついたものの方がわかりやすくておすすめです。ボンドは乾かすのに時間がかかるため、マスキングテープの方が時短になるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
はみ出さないためのちょっとしたコツから、便利グッズまで、あなたにぴったりの解決法は見つかったでしょうか。
ぜひ参考にしていただき、明日からははみ出しゼロで、素人ネイルから卒業しましょう!