- 1週間も経たずに浮いてきた
- 何度塗り直しても気泡が入ってしまう
- 曇ってしまいツヤや透明感がない
こうした失敗ってセルフジェルネイル初心者にありがちですよね。
可愛くて長持ちするはずのジェルがこうなってしまっては、数時間かけて努力しても水の泡…。
ここでは失敗してしまった原因と、解決法をわかりやすくお伝えします!
この記事の目次
セルフジェルネイル失敗7選と簡単に上手くなるコツ
失敗別に原因と解決法をまとめました!
1.ジェルが取れる・浮く(リフトする)
「安いジェルを使っているから…」「硬化が足りないのでは…」と様々な原因が思い浮かびますが、このジェルがリフトするのは主に3つの原因が考えられます。
プレパレーションが足りていない
プレパレーションとはサンディングや甘皮ケアのことです。
実はこのプレパレーションは、一番時間をかけてもいいというくらい重要な作業です。
なんでもそうですが基礎が大事です。
家を建てる時でも壁のデザインや屋根の色をどんなにこだわっても基礎となる骨組みがしっかりしていないと長持ちしませんよね?
ネイルも同様プレパレーションがきちんとできていないと、たとえ爪とジェルの密着力をよくするといわれているプライマーを使っても、持ちの良いことで知られている高品質なジェルを使ってもすぐ取れてしまいます。
ベースジェルが正しく塗れていない
ベースジェルを塗る際、仕上がりをぷっくりさせたいからと一度にたっぷりと乗せてしまってはいませんか?
もしくは表面がザラザラするほどうっすらとしか塗っていないなんてことはありませんか?
ベースジェルの理想形は「サイド・根元は限りなく薄く、中心と先端は厚く」…。
一見難しいように思いますが、塗る量と手順さえ理解すれば後は慣れです。
3週間長持ちさせたい!水仕事にも強いジェルネイルがしたい!という方は、正しいベースジェルの塗り方をマスターしましょう♪
爪が薄い
地爪が薄いと人というのは衝撃に弱く、ジェルが取れやすい傾向にあります。
もし地爪が薄い人なら1度にジェルをたっぷり使って厚みを出すのではなく、ベースジェルやトップジェルなどを2度塗りし、厚めのジェルネイルに仕上げてみてください。
2.気泡が入る(バブル)
ジェル表面にプツプツと気泡が入り「いつか消えるだろう」と重ね塗りをしても全く消えず、結局残ってしまうことってありますよね?
これは主に道具の扱い方が原因なんです。
ジェルを混ぜすぎている
特にカラージェルは久しぶりに使おうと蓋を開けるとジェルが分離していることがあるので、つまようじなどで混ぜることがあると思いますが、この時にコンテナ内をぐじゃぐじゃと混ぜてしまうと中に空気が入って爪の上でも気泡ができてしまいやすくなります。
ジェルの粘土にもよりますが、基本的にはコンテナ内をつまようじで8の字に優しく混ぜましょう。
またつまようじを指先でくるくると回して周りのジェルを巻き込んでいくような混ぜ方をしても、気泡が入ることなくジェルが均等に混ざるようになるのでおすすめです◎
ハケ圧が強い
塗るときに筆を爪に対して直角に持ったり、強く掻き出すような感じで塗ってしまうと、爪の上で気泡ができてしまいます。
まずは筆を親指・人差し指・中指で軽く持ち、小指を塗る手の上に乗せて(小指を支えにする)ジェルを塗りましょう。
この時、塗るというよりかはジェルを爪に乗せて優しくならすように塗ると力が入らず綺麗に塗ることができます。
ジェルの触りすぎ
爪の上でジェルを頻繁に触ってしまうのも気泡の原因になりやすいです。
触る回数はなるべく最小限に済ませ、セルフレベリング(表面張力)をうまく使いましょう。
このセルフレベリングとはジェルを乗せた後に机と平行になるよう指を置いて少しの間じっとすることで、ジェルが自然と平らになっていく性質のこと。
これはプロのネイリストさんもやっていることなのでぜひ癖づけてください!
3.ツヤが出ない・曇る
最後の仕上げである未硬化ジェルの拭き取り作業!
せっかくここまで上手にできたのに、この時にジェルが曇っていてツヤが出てないとテンションだだ下がりでよね(泣)
実はこれにもあらゆる原因が挙げられます。
ジェルのライトが合っていない
UVライト用のジェルなのにLED用ライトを使っていたり、LEDライト用のジェルなのにUVライトを使ってはいませんか?
またライト自体が古く機能していない可能性もあるので併せてチェックしてみてくださいね。
硬化時間が短い
プロのネイリストが実際にやっているツヤを出すコツ!
それは…完全硬化の際に規定の時間よりも少し長めに入れること!
UVライトなら約1分、LEDライトなら約30秒多めに硬化すると、ぷるんとした透明感のあるネイルに仕上がりやすいです◎
拭き取りの際にコットンやワイプを使っていない
ティッシュやキッチンペーパーで拭き取ってしまうとジェル表面に傷がつきやすく、曇ってみえてしまいます。
ですので厚みのあるコットンやワイプを使い優しく拭き取るようにしましょう。
正しく拭き取れていない
道具の見直しと一緒に拭き取り方も今一度見直してみましょう。
コットンやワイプを、ポリッシュリムーバーまたはジェルクレンザーをひたひたになるくらいまで湿らせ、ジェル表面をくるくると優しく拭き取ります。
次の指に移る際は先程使った面と違う面を使いましょう。
もしこうしても少し曇っているようなら、未硬化ジェルが完全に取りきれていないのかも…その場合はエタノールを使って再び拭き上げてみてください!
すると根こそぎ未硬化ジェルが取れて、一気にピッカピカのツヤが生まれますよ♪
4.凹凸ができる
マニキュアの延長でジェルネイルを始めた方は特に陥りやすい問題ですね!
所々分厚かったり薄かったり、指それぞれ分厚さが違ったり…。
これはジェルの根本的な性質を理解し、正しく扱えるかがカギとなります。
ジェルの量が多い
ベースジェル・カラージェル・トップジェル全てにおいて入れることですが、筆でジェルをこれでもかとたっぷり掬って塗ってしまっていると、凹凸は生まれやすいです。」
「少なかったら足す」という精神で、最初は少量から乗せていくよう心がけてみましょう。
セルフレベリングを使っていない
凸凹になったジェルは後になって凹んでいるところを埋めたり、突き出しているところを削ったりして平らに仕上げることはできません!
唯一凸凹を直せるのが、硬化前に行うセルフレベリングです。
セルフレベリングは初心者を救ってくれるありがたい性質です。
フルに活用してくださいね。
5.縮む
ジェル表面にシワのようなものが出てくるのがいわゆる「縮み」の現象。
これにも3つの原因が考えられます。
水分・油分除去がきちんとできていない
ジェルを行う前に必ず行うべき「水分・油分除去」。
これを怠るだけでジェルネイルは何をやってもどんなものを使っても長持ちません。
また、この単純な作業にも2つのポイントがあります。
①爪の溝まで拭いているか
キッチンペーパーにクレンザーやエタノールを染み込ませ、それを親指に巻いて軽く力を入れながら爪を拭きます。
この時に甘皮ポケットやサイドの溝、爪先の反対側までしっかりと拭き取ることが大切です。
②拭いた後、物を触らないでいるか
また拭いた後に少しでも物に触ってしまうと、目には見えない油や汚れがついて再び拭きとりをしなくてはなりません。
拭いた後の指は何も触れずにいること!
もし触ってしまったらもういとど拭き取りをすること!
ジェルを塗ってからライトを入れるまで時間がかかっている
初心者がやってしまいがちなのが、5本一気に塗って一気に硬化…
「いちいち入れるのが面倒だから楽チンで良い!」と思っている方も多いようですが、これこそジェルが爪の上で縮む原因を作ってしまっている行為です。
塗ってから硬化までが早ければ早いほど、綺麗に硬化することができます。
ですので最初のうちは面倒かもしれませんが、まずは1本ずつ塗って硬化しましょう。
そして塗るのに慣れてきたらプロのネイリストのように2〜3本硬化(親指は1本で硬化)するようにしましょう。
ベースジェルとカラージェルの相性が悪い
何度塗っても縮む場合はベースジェルとカラージェルの相性が悪いことが考えられます。
色を変えたりメーカーを変えましょう。
6.色ムラ
色ムラの原因は「2.気泡が入る」や「4.凹凸ができる」など原因と同じです。
- ハケ圧が強い
- ジェルの量が多い
- 表面張力を使っていない
また、顔料の違いで薄い色よりも濃い色の方が色ムラになりにくいです。
「色ムラが怖い…」という方はぜひ濃い色から試してみてくださいね。
苦手意識を克服できるかもしれません♪
7.うまく硬化しない(固まらない)
これは「3.ツヤが出ない・曇る」の原因に近いです。
ジェルのライトが合っていない
UVライト用のジェルなのにLED用ライトを使っていないですか?(もしくはその逆)
古いライトを使っていませんか?
硬化時間が短い
ライトの説明書に書いてある時間以上はライトに入れていますか?
UVライトなら約1分、LEDライトなら約30秒多めに硬化するとツヤも出やすくなります◎
失敗は学びのチャンス!セルフネイルのプロを目指そう
いかがでしたか?
ジェルの性質・道具の利便性を正しく理解し、少し工夫してみることで格段にうまくなれるのがジェルネイルの魅力です!
ぜひ技術を上げて、友達に自慢できるジェルネイルを仕上げてくださいね♪