セルフでジェルネイルを始めてみたいけれど、なんだか難しそう。
- まず何から揃えたらいいの?
- 基本のやり方は?
- 初心者でも自分でできる簡単なデザインもある?
今回は、セルフネイルを始めたばかりの人から、まだこれから始めようか悩んでいる超初心者の方必見!セルフジェルネイルの基本的なやり方をまとめていますので、ぜひご参考ください。
この記事の目次
【初心者】セルフジェルネイルに必要なネイル道具
まずは、セルフジェルネイルに必要な道具をみていきましょう!
メタルプッシャー
メタルプッシャーは、プレパレーション(下準備)のときに、甘皮を押し上げたり、甘皮(ルーススキン)を除去するのに使います。
オフの際、浮いたジェルをはがすのに使うのも、メタルプッシャーです。
爪のカーブに合ったものがベストですが、合わなくても十分使えます。
100均などで売っている安いものでOKです。
スポンジバッファー(220〜240)
スポンジバッファーは、爪の形を整えた後のバリの除去やサンディングで使用します。
下地がスポンジなので、爪への負担をかけ過ぎずにやすりがけができます。
エメリーボード
爪の形を整えるのに必要なエメリーボードは、板のように薄いのが特徴です。
エメリーボードでなくても爪の形を整えることはできますが、爪の角など細かい部分をやすりがけするには、エメリーボードが便利です。
ウェットティッシュ
プレパレーション(下準備)で甘皮を除去するのに使います。
水を含ませたガーゼでもよいのですが、ウェットティッシュだとそのまま捨てられるので便利です。
キューティクルリームーバー
プレパレーション(下準備)で甘皮を除去する際、キューティクルリムーバーを塗って、フィンガーボオウル(お湯を張ったボウル)に指をつけると、甘皮がより柔らかくなり、はりついた甘皮を除去しやすくなります。
甘皮が残っているとジェルネイルの仕上がりやモチに影響が出てしまうので、ぜひ使ってみましょう。
ネイルファイル(180G)
爪の形を整える、サンディングする、オフをするなど、様々なシーンで使います。
ネイルファイルは消耗品なのであまり高いものを買う必要はありませんが、安いものはすぐ削れなくなってしまうので、ネイル用品専門店のネット通販などで他のファイル(スポンジバッファー、エメリーボート)などと一緒にまとめて購入するのがおすすめです。
LEDライト
ジェルネイルはLEDライトがなければ固まりません。
ライトにはLEDのほかにUVという種類もありますが、LEDが硬化時間も短く、ライトの交換(電球切れ)などがないのでおすすめです。
LEDライトは高いものほどパワーがあり、硬化不足などのリスクも少なくなります。
何度も買い替えるものではないので、口コミなどを参考に、良いものを手に入れましょう。
キッチンペーパー
専用のワイプもありますが、キッチンペーパーで十分代用できます。
筆についたジェルの拭き取り、プレパレーション(下準備)での油分・水分拭き取り、未硬化ジェルの拭き取りなどで使用します。
スーパーやドラッグストアに売っているもので構いません。
エタノール
プレパレーション(下準備)の最後の仕上げである油分、水分の除去や未硬化ジェルの拭きとりで使用します。
筆についたジェルの拭き取りや器具の掃除でも使用するので、使用頻度も高いです。
エタノールには、無水エタノール、消毒エタノール、消毒エタノールIPという種類があります。
それぞれの違いは、
- 無水エタノール
現役では消毒効果なし、水を混ぜると消毒エタノールになる、高価 - 消毒エタノール
消毒効果がある、酒税課税されるため少し高い - 消毒エタノールIP
消毒エタノールにイソプロパノールを配合させることで酒税非課税にしたもの
となります。
セルフジェルネイルで使用する場合は消毒エタノールまたは消毒エタノールIPを購入しましょう。
消毒エタノールIPに含まれるイソプロパノールには毒性がありますが、一般的に販売されているジェルクリーナーや除光液などにも含まれているものなので心配はありません。
イソプロパノール配合の有無以外、消毒エタノールと消毒エタノールIPに違いはないので、イソプロパノール無配合で選ぶあれば消毒エタノールを、価格で選ぶのであれば消毒エタノールIPをおすすめします。
コットン
ジェルオフやウッドスティックに巻き付けてプレパレーション(下準備)などで使用します。
ジェルオフ専用のコットンもありますが、100均や薬局に売っている安価なもので構いません。
ベースジェル
爪との密着度が高いクリアジェルです。
水仕事をよくする方や指先をよく使う方は、より高密着のベースジェルを選びましょう。
カラージェル
色のついたジェルです。
半透明のカラーやパールやラメが入ったものなどもあるので、やりたいデザインに合わせて購入しましょう。
トップジェル
トップジェルは、トップジェル専用のものとクリアジェルとして販売されているものがあります。
クリアジェルはカラージェルと混ぜたり、ジェルの厚みを出すことができますが、クリアジェルをトップジェルに使用する場合は、未硬化ジェルの拭き取りが必要になります。
トップジェル専用のジェルは、ツヤが良く、未硬化ジェルの拭き取りがいらないノンワイプのものが多いです。
ノンワイプトップジェルの場合、厚みを出すことはできないので(黄ばみやひび割れの原因になる)、厚みを出したい場合には、クリアジェルとノンワイプトップジェルを併用しましょう。
ウッドスティック
プレパレーション(下準備)で甘皮(ルーススキン)の除去をしたり、はみ出して皮膚についてしまったジェルを女供するときなどに使います。
ウッドスティックも使い続けるとささくれてきたり、汚れが目立ってくるので、消耗品と考え安くてもいいので多めに用意しておきましょう。
筆
ジェルネイルにはマニキュアボトルタイプのものとコンテナタイプの2種類があります。
マニキュアボトルタイプであればハケがついていますが、幅が狭く、毛が硬くて塗りにくいことが多いので、どちらのタイプを使う場合もジェルネイル用の筆は用意しておきましょう。
筆も使い続けるうちにコシがなくなったり、ケバケバしてきたり、先が割れたりしてきます。消耗品のひとつと考え、高い筆を数本用意するよりは、安い筆をたくさん用意して、ベース用、カラー用、クリア用、トップ用と分けて使うのがベストです。
【初心者】自分でできるセルフジェルネイル基本のやり方
セルフジェルネイルの道具が容易で来たら、早速基本のやり方をみていきましょう!
なりたい爪の形の種類を選ぶ
まずは、爪の形を選びます。
代表的な爪の形は、
- スクエア
- スクエアオフ
- ラウンド
- オーバル
- ポイント
この5つです。
セルフジェルネイル初心者の方におすすめなのは、ラウンドやオーバルなど、丸みのある形です。
ポイントやスクエアのように角がある形は、角からジェルが剥がれてきやすいので、まずはラウンドやオーバルなどで練習し、慣れてきたら新しい形に挑戦してみましょう!
プレパレーション(前処理)
爪の形が決まったら、プレパレーション(下準備)をします。
手順①:ファイリング
エメリーボードで爪の形を整えます。
左右対称になるよう、爪を正面から見ながら削ります。
この時、左右にゴシゴシ削ってしまうと二枚爪の原因になってしまうので、一方方向に削ってください。
形が整ったら、スポンジバッファーで爪のバリを落とします。
手順②:甘皮処理
キューティクルリムーバーを爪の根元につけ、お湯を張ったボウルに指を5分ほどつけて、甘皮をふやかします。
甘皮をメタルプッシャーで押し上げ、コットンを巻いたウッドスティックの濡らし(またはウェットティッシュで)、爪に張り付いたルーススキンをこすり落とします。
爪の根元、爪の両サイド、細かい部分まで丁寧に除去しましょう。
手順③:サンディング
爪の表面をスポンジバッファーでサンディングします。
サンディングは、爪の表面に傷をつけ、でこぼこさせることで、ベースジェルの密着をよりよくする工程です。
少し傷がつけば十分なので削りにすぎには要注意してください。
削りすぎて爪が薄くなると、ジェルがはがれやすくなります。
手順④:ダストを取り除く
爪についているダストを落とします。
ダストが残っていると、ジェルを塗布したときにツブツブが出てしまうので、皮膚の間なども丁寧に取り除きましょう。
手順⑤:爪の油分をとる
エタノールをキッチンペーパーにしみ込ませて、爪についている水分や油分を除去します。
拭き取った後に指で触ってしまうとまた油分がついてしまい、ジェルの剥がれの原因になるので、油分水分除去が済んだ手で爪を触ったり髪を触ったりしないようにしましょう。
ワンカラージェルネイルのやり方
まずは、基本のワンカラージェルネイルのやり方の手順を覚えましょう。
手順①ベースジェル塗布
プレパレーション(下準備)が終わったら、ベースジェルを塗布します。
筆にとるベールジェルの量は、米粒大です。
まずは爪の中央から爪先に向かって半分を塗り、爪先のエッジも塗ります。
その後爪の根元から爪先に向かって塗り、全体に塗布します。
エッジをしっかり塗ることで先端からジェルが剥がれるのを防ぐことができるので、エッジも忘れずに塗布しましょう。
また、爪の両サイドは、皮膚をひっぱりスキンダウンさせて塗るとキワのギリギリまで塗ることができます。
手順②硬化する
塗布した後すぐに硬化せず、5~10秒ほどセルフレベリングを待ってジェルメーカー指定の時間、硬化します。
セルフレベリングとは、ジェルが自然となじむ性質のことで、このセルフレベリングを利用すると筆の跡や多少の凸凹もなだらかになります。
手順③カラージェル塗布
ベースジェルの硬化が終わったら、カラージェルを塗布します。
カラージェルもベースジェルと同じ要領で塗っていきましょう。
1度塗りでは発色がきれいに出ない場合は、2度塗り、3度塗りをします。
1度でたくさんのせて厚くしてしまうと、顔料を含んだカラージェルでは硬化不足を起こしてしまいます。
硬化不足になってしまうと1からジェルをやり直さなければいけないので、希望の発色になる薄く塗って硬化を繰り返しましょう。
手順④硬化
セルフレベリングを待ってジェルメーカー指定の時間、硬化します。
手順⑤トップジェル塗布
カラージェルの塗布が終わったら、トップジェルを塗布します。
トップジェルの塗り方も、ベースジェル、カラージェルと同じです。
手順⑥:硬化
セルフレベリングを待ってジェルメーカー指定の時間、硬化します。
手順⑦:未硬化ジェルの拭き取り
トップジェルの硬化が終わったら、キッチンペーパーにエタノールをたっぷり染み込ませて、未硬化ジェルを拭き取ります。
この時、エタノールをしっかりしみ込ませること、1本ずつきれいな面で拭き取ることがポイントです。
エタノールが足りなかったり、1度拭き取った面でふき取りをすると曇りの原因になります。
ノンワイプトップジェルの場合は、この工程は省きます。
これでセルフジェルネイルの完成です♡
【初心者】自分でできるセルフジェルネイルの基本のオフのやり方
爪が伸びてきたらジェルオフしましょう。
また、剥がれや浮きが出た場合にも、早めにオフしましょう。
グリーンネイルなどの爪の病気の原因になります。
ジェルオフに用意するもの
- コットン
- アルミホイル
- ジェルリムーバーorアセトン
- ネイルファイル(80G-100G)
- スポンジバッファー
- メタルプッシャー
ジェルオフの手順
- アルミホイルをカットする
- コットンをカットする
- コットンをリムーバーにひたす
- ネイルファイルでジェルを削る
- リムーバーに浸したコットンを爪にのせ、アルミホイルを巻く
- 5~10分放置する
- 浮いてきたジェルをメタルプッシャーではがす
1度のオフでジェルが剥がれ切らないときは、もう一度4~7を繰り返してオフしましょう。
無理にはがすと地爪が剥がれてしまいます。
セルフジェルネイル初心者におすすめ!自分でできる簡単シンプルデザイン♪
最後に、初心者でも自分でできる、おすすめの簡単なセルフジェルネイルデザインをご紹介します!
ワンカラー×ワンポイント
シンプルなワンカラーも、ワンポイントを足すことで一気におしゃれに!
パーツをのせるだけなので、初心者でも簡単です!
ネイルシール
ネイルシールを使えばこんなに可愛いネイルも簡単にできちゃいます!
大きなネイルシールはよれやすいので、はじめは小さめのネイルシールで始めると簡単です。
フレンチネイル
ジェルネイルの王道のフレンチネイル!
比較的簡単でデザイン性も高いので初心者の方におすすめです。
フレンチの幅を変えたり、形をかえたりすれば、様々なバリエーションも楽しめます!
まとめ
いかがでしたか?
セルフジェルネイルは必要な道具も多く、知識も必要ですが、道具をそろえてやり方を覚えれば、マニキュアと同じように自分でもできちゃいます!
コツやポイントを抑え、セルフジェルネイルライフを楽しみましょう!