- 爪が小さくてネイルが似合わない
- 人目に付くのが恥ずかしい
- 爪のピンクの部分を伸ばしたい
など、爪が小さいことをコンプレックスと感じている女性はたくさんいらっしゃいます。
縦にすらりと長い爪なんて私にはなれない…と思っている方も多いですが、小さい爪は矯正することができると知っていますか?
今回は小さい爪の原因&対処法、そして小さい爪にも似合うネイルデザインについてご紹介いたします。
この記事の目次
爪が小さい原因
爪が小さい原因は、遺伝によるものもありますが、普段の生活や健康状態が原因で小さい爪になってしまう場合もあります。
栄養不足
爪も皮膚の一種であり、お肌と同じようにきれいに成長するためには栄養が必要になります。
ファーストフードやコンビニ弁当など栄養の偏ったものや不規則な生活習慣は、爪に必要な栄養がいきわたらず元気に成長しない原因となります。
爪が栄養不足になると、爪が小さくなってしまうだけでなく、爪が薄くなったり縦線などの凹凸ができてしまう場合もあります。
爪の病気
爪の水虫である爪白癬(つめはくせん)にかかると、爪が水虫になってしまうと、爪が成長できず小さい爪の原因となります。
爪白癬は指の間にできる水虫とは異なり、かゆみなどの自覚症状が少ないため、治療が遅れてしまうことが多いのが現状です。
爪の色が濁っている(白濁や黒ずみなどの変色)がある場合は、早めに皮膚科で診察を受ける必要があります。
また、咬爪症とも呼ばれる爪を噛んでしまういわゆる噛み爪も、爪が小さい原因となります。
爪がどんどん短くなってしまうだけでなく、爪が小さくなることで細菌もたまりやすく、不衛生な状態になってしまいます。
噛み爪は無意識に癖でやってしまう行為のため、根気よく治療する必要があります。
冷え性による酸素不足
栄養不足とも似ていますが、冷え性になると血の巡りが悪くなります。
特に手先足先は心臓から遠いため、冷えやすい場所です。
冷え性になり血の巡りがわるくなると、爪の成長に必要な酸素が足りなくなり、爪の成長を阻害してしまいます。
深爪
深爪は、爪が指よりも短く、皮膚に爪が食い込んでしまっている状態です。
深爪になると爪からはみ出た指先の肉が盛り上がり、小さい爪の症状を助長させてしまいます。
爪が小さいことによって現れる症状
爪が小さくても見た目以外の弊害はないと思われがちですが、もともと爪は指先の皮膚を守る役割を持っているため、様々な悪い症状が出てしまう場合があります。
指先が太くなる
深爪の項目でもご紹介した通り、指が爪よりも出ていると、はみ出た肉の部分が盛り上がってきます。
爪は指先の保護をする役割がありますが、保護する爪がないため、指がその代役となり指先が太くなってしまうのです。
皮膚の炎症を起こしやすい
爪が小さいと爪周りの皮膚に大きなダメージがかかり、そのダメージから指先を守るために、指先の皮膚が厚く硬くなります。
厚くなった皮膚は皮膚炎をおこしやすくなり、皮膚トラブルを抱えやすくなります。
皮膚炎にともなって、ささくれなどもできやすくなります。
爪が割れやすくなる
皮膚は硬くなると乾燥します。
指先が乾燥すると爪も乾燥し、ひび割れなどの症状がおこりやすくなります。
小さい爪を長くすることはできるの?
小さい爪には見た目以外にも様々なデメリットがあることがわかりましたでしょうか?
でも、私の爪は長くならない…とあきらめる必要はありません!
爪を長く成長させる方法があります!
小さい爪を伸ばすのに重要なハイポキニウムとは!?
まず、はじめに爪の部位の名称をみてみましょう!
指の爪側
フリーエッジ
爪が伸びて白くなっている部分をフリーエッジといいます。
ネイルベッド
爪と皮膚がくっついているピンクの部分をネイルベッドといいます。
爪が小さい人はこのネイルベッドが小さいことがほとんど。
美しい形の爪を目指すなら、このネイルベッドを伸ばす必要があります。
指の腹側
ハイポニキウム
爪と皮膚がくっついているキワにある、薄い皮のような部分をハイポニキウムといいます。
ハイポニキウムには、爪と指をつなぎ合わせる役割、そして爪の内部に雑菌などが入らないように守る役割をもっています。
ネイルベッドを伸ばすには、このハイポニキウムが重要になってきます。
小さい爪のネイルベッドを伸ばす方法
小さい爪のネイルベッドを伸ばすなら、ハイポニキウムのケアをすることが大切です。
早速、ハイポニキウムのケアや伸ばし方についてご紹介します。
保湿をする
ハイポニキウムが乾燥すると、爪と皮膚が剥がれてしまう場合があります。
そのため、保湿は非常に重要です。
もちろん保湿はハイポニキウムだけでなく、爪や皮膚にも必要なことなので、こまめな保湿をするようにしましょう。
ハンドクリームでの保湿が一般的ですが、爪にはネイルオイルなどのオイルタイプが浸透しやすくおすすめです。
甘皮回りだけでなく、ハイポニキウムにもオイルを塗ることで、爪から剥がれない、柔軟なハイポニキウムになります。
常に清潔にする
爪やハイポニキウムを健康な状態で育てるためにも常に清潔を保つ必要があります。
手には雑菌が付きやすく、特にハイポニキウムや爪のキワなど溝がある部分にたまりやすくなっています。
石鹸と柔らかいブラシを使って細かい溝まで丁寧に洗い、常に清潔な状態が保てるようにしましょう。
フリーエッジは2mm以上
爪の伸びている白い部分は、2mm以上残すようにしましょう。
ハイポニキウムはフリーエッジにくっついているので、ここを短くし過ぎてしまうとハイポキニウムがくっつく場所がなく、どんどん短くなってしまいます。
手のひら側から見て、2mm以上フリーエッジを残すようにすることが、ハイポキニウム伸ばすコツです。
指マッサージで成長を促す
爪も血液を通して栄養や酸素を受け取り成長しています。
そのため、マッサージなどで栄養や血液の巡りをよくすることで、ネイルベッドやハイポニキウムなどの爪の成長を促すことができるのです。
【誰でも簡単にできる指マッサージ】
1. 手のひらを下に向けた状態から手首を持ち上げて反らし、手のひらの筋肉をほぐす(左右10秒ずつ)
2. 爪の両サイドを反対の手の親指と人差し指で挟んで押す(10本の指すべて)
3. 爪と指の腹を反対の手の親指と人差し指で挟んで押す(10本の指すべて)
ちょっと痛いけど気持ちいいくらいの力でこの指のマッサージをしてみましょう!
ネイルをする
ジェルネイルをすると、ハイポニキウムを伸ばしやすくなります。
その理由は、爪の強度が増すためです!
ネイルベッドを伸ばすには、爪と皮膚がくっついている部分を伸ばさなければなりませんが、爪が柔らかいとハイポニキウムもよく動き、爪から皮膚が剥がれてしまいます。
ジェルをすると爪が硬くなり爪にくっついている皮膚も動きにくくなります。
こうして皮膚が爪から剥がれるのを予防することで、ネイルベッドを伸ばすことができるのです。
ご自身でセルフジェルネイルをするのもよいですが、深爪、噛み爪矯正を行っているサロンもあるので、気になる方は一度プロのネイリストに相談することをおすすめします。
ネイルベッドを伸ばすおすすめ動画
まとめ
いかがでしたか?
小さい爪は見た目だけでなく、皮膚炎をおこしやすくなる、指先が太くなるなどの症状を引き起こしやすくしてしまいます。
小さい爪は、普段のケアなどで改善することが可能です。
自分でできるハイポニキウムのケア・育成はもちろん、小さい爪を伸ばす専門のサロンなどで相談して、すらっと縦長の美しい爪を目指してみてはいかがでしょうか?