セルフジェルネイルをしているとき、時には失敗してしまうこともありますよね。
やり直しがきくといわれるジェルネイルですが、すべての失敗を修正できるというわけではありません。
今回は、ベースジェル・カラージェル・トップジェルの失敗、アートの失敗をした際の修正方法についてご紹介いたします!
この記事の目次
ジェルネイルの失敗を修正する前に…
やり直しが可能なジェルネイルですが、やはり、修正はしないのがベストです。
修正をすることで。汚くなったり、取れやすくなったりするからです。
なので、可能であれば1からすべてやり直しをするのがおすすめ!
特にアートの場合は、修正ではなく、誤魔化すワザを身に付けることも大切です。
また、修正するにあたって大切なことは、”できるだけ早く修正する”ということです。
硬化するまで調整できるのがジェルネイルの魅力ではありますが、時間がたてばたつほど、修正も難しくなりますし、仕上がりも汚くなります。
修正するときは、できるだけ早く対処するようにしましょう。
甘皮除去で失敗を減らす
このように、甘皮(ルースキューティクル)がたくさんついていると、ジェルがはみ出したり、皮膚についたり、失敗しやすくなります。
丁寧なプレパレーションを行い、このようなきれいな状態でジェルネイルを始めるようにしましょう!
【プロ直伝】ジェルネイルやアートを失敗した時の修正方法!
【ベース・カラー・トップ】硬化前の修正方法
大きくはみ出してしまった場合
このようにベースジェルがサイドや根元に大きくはみ出してしまった場合。
ウッドスティックではみ出したジェルを取り除き、ウッドスティックについたジェルをキッチンペーパーなどで拭き取ります。
ウッドスティックでジェルを取る→拭き取るを繰り返して、はみ出したジェルをすべて取り除きましょう。
さらに、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーで皮膚についたジェルを拭き取り、ジェルが爪だけに塗布された状態になったら硬化します。
ジェルには流動性があり、はみ出したジェルを取り除いてもまた流れ出てきてしまうこともあります。
ジェルをとってもとってもはみ出してきてしまう場合は、修正はせず、すべて拭き取ってやり直しするようにしましょう。
はみ出しが小さい場合
はみ出しが小さい場合は、ウッドスティックで簡単に除去することができます。
はみ出した部分がとれたら、ジェルが流れ出てくる前に素早く硬化しましょう。
裏にはみ出した場合
このように爪の裏にジェルがはみ出してしまうこともあります(わかりやすいように茶色のカラージェルを使っています)。
爪の裏にジェルがたくさんはみ出してしまうと、そこからジェルが剥がれてしまうので、硬化する前に修正しましょう。
筆を使って、ジェルが溜まっていない程度までジェルを取り除きます。
爪の裏にジェルがついていても、薄くついている分にはジェルが剥がれてしまうことはありません。
適度な量に調節できたら、硬化しましょう。
【ベース・カラー・トップ】硬化後の修正方法
はみ出してしまった場合
大きくはみ出したまま、硬化してしまった場合は、ネイルニッパーなどを使ってはみ出したジェルを切り取ります。
はみ出したジェルをカットできたら、エメリーボードを使ってはみ出したジェルを削り、ジェルと皮膚を分離させます。
皮膚にくっついていたジェルが取り除かれ、爪と皮膚が分離しました。
たくさんジェルがはみ出した状態で硬化してしまった場合は、修正するよりもオフしてやり直すのがベストです。
そのまま修正して仕上げても、すぐにジェルが剥がれてしまう可能性がります。
面倒かもしれませんが、上記の修正方法は、あくまではみ出しが少ない場合のみに有効です。
皮膚についた場合
このように皮膚だけにジェルが付いてしまった場合の修正は簡単です。(わかりやすいように茶色のカラージェルを使用しています)
ネイルニッパー、メタルプッシャー、ウッドスティックなど、道具は何でもOK!
ペロっと剥がれることが多いので、簡単に除去することができます。
ジェルがはみ出す原因は?
ジェルがはみ出してしまうのは、
・筆にとるジェルの量が多い
・ジェルがゆるい(柔らかいジェル・気温が高い)
・一度に硬化する本数が多い
などが原因となっている場合がほとんどです。
はみ出しの失敗を防ぐために、
・筆にとるジェルの量は少な目にして、足りなかったら追加する
・粘度が高めのジェルを使う
・1本ずつ塗布→硬化する
などの対処をして、はみ出しの失敗を防ぐようにしましょう!
【アート】硬化前の修正方法
筆で修正する方法
線が二重になってしまった、太くなってしまった場合のアートを硬化前に修正します。
スクエアのブラシにエタノールを含ませ、軽く拭き取ります。
筆を押すようにして、ラインを整えます。
ラインに沿って筆を動かし、はみ出したジェルを拭き取ります。
筆を押すようにしてラインを整えます。
綺麗に修正できました!
修正が完了したらすぐに仮硬化します。
拭き取って修正する方法
描いた部分を拭き取って修正することもできます。
キッチンペーパーにエタノールを含ませて、失敗したアートを拭き取ります。
ただし、この方法は波ラインの部分を仮硬化してなければ、すべてのアートを拭き取ることになってしまいます。
普段から、アートがうまくいったら、こまめに硬化して万が一失敗した時に修正してもやり直さないで済むようにしておきましょう。
【アート】硬化後の修正方法
硬化したアートを修正する場合は、ネイルファイルを使って削り落とします。
使用するのは180Gのウォッシャブルファイルです。
アートの一部を修正する場合
削り落としたいアートにネイルファイルを当てて、そっと動かし、除去したいアートの部分だけど削り落とします。
細かい部分は、エメリーボードなど、細かく削れるネイルファイルを使いましょう。
ネイルニッパーで取り除いてもOKです。
すべて削り落とせたら、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーでダストを拭き取ります。
点々模様を消すことができました。
アート全体を修正する場合
アートの一部を修正する場合と同様に、180Gのウォッシャブルファイルでアートを削り落とします。
全体のアートを修正する場合は、アートを削り終えた後、全体的にネイルファイルをかけましょう。
すべてのアートが削り落とせたら、エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーでダストを除去します。
アート全体を修正できました。
ここからアートを描き直す場合、このまま描くとカラージェルをはじいてしまうことがあります。
スポンジバッファーを全体にかけ、表面を滑らかにします。
ベースジェルを全体に薄く塗布して完全硬化します。
この時、必ずベースジェルを使いましょう。クリアジェルだと細かいアートなどは滲んでしまいます。
ここまでやってから、アートの描き直しをするようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
ジェルネイルとアートの硬化前、硬化後の修正方法をご紹介いたしました。
今回ご紹介した方法で修正は可能ですが、冒頭でもお伝えした通り、修正したジェルネイルは汚くなったり、剥がれやすくなったりします。
もしやり直せるのであれば、1からやり直して、せっかくのジェルネイルが長持ちするようにしてくださいね!