ネイルサロン衛生管理士は、JNAが発行する民間資格です。
個人でネイルサロンをひらきたいと考えている方にとっては重要な資格となります。
今回は、ネイルサロン衛生管理士の資格試験内容や合格のポイントについてご紹介いたします。
この記事の目次
ネイルサロン衛生管理士とは
ネイルサロン衛生管理士は、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が制定する民間資格です。
ネイルサロンを正しく活用するための知識を問われる内容となっています。
180分の講習では、ネイルサロンで起こりやすい皮膚疾患や道具などの正しい消毒方法など、サロンワークで必要な知識を衛生管理指導員が解説をします。
ネイルサロン衛生管理士の必要性
ネイルサロン衛生管理士は、取得しなくてもネイリストとして働くことができます。
そのため、取得必須の資格ではありません。
ですが、資格不要のネイリスト業界だからこそ、衛生管理がきちんとされていないサロンも増え、爪のトラブルなどの増えているといわれています。
間違った衛生管理は、爪の病気など健康を害するおそれもあるため、ネイリストとして衛生管理の知識は持っておいて損はないでしょう。
中でも、これから独立を考えているという方は、積極的に取得したい資格です。
ネイルサロン衛生管理士の資格試験詳細
受験資格
満18才以上
※ネイリストとしての実務経験は不問
受験会場
JNA認定校
受験料
一般 10,000円
JNA会員 6,000円
試験内容
講習(180分)
筆記試験(20分)
合格
筆記試験では20問が出題されます。
20問中16問(80点)以上とることができれば合格となります。
不合格の場合、補修受講が行われます。
有効期限
ネイリスト衛生管理士の資格には有効期限があります。
取得した年を含む3年目の12月末までが有効期限となり、資格継続手続きをする必要があります。
1度、資格継続手続きを行うと「永続認定」となり、無期限の資格となります。
資格発行
合格するとその日のうちにディプロマが発行されます。
ネイリスト衛生管理士の合格ポイント
ネイリスト衛生管理士の取得は、ネイリスト関連の資格の中でも最も簡単ともいえる資格です。
180分の講習の中で学んだことが筆記試験にでるため、ネイリスト検定やジェルネイル検定のように事前の筆記試験対策も不要です。
比較的簡単に取得できること、18歳以上ならだれでも受けられるということから、ネイリストだけでなく、美容師やエステティシャンなど、美容業界の方の多くが取得している資格です。
国家資格ではないので、ネイリスト衛生管理士を取得したからといってネイリストとしてできることが増える…ということはありませんが、衛生管理を正しく行うことはネイルサロンを運営する上で基本中の基本となるので、独立の有無にかかわらず取得するのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ハードルの低いネイリスト衛生管理士資格ですが、ネイルの基本でもある衛生管理を学ぶという点では非常に意味のある資格です。
独立は考えていないという方でも、ぜひネイリストとして衛生管理の基本を学び、安全・安心のネイルをお客様に提供できるようにしましょう!