セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

少し前までは、セルフジェルネイルに必要なものは、ネット通販か専門店で購入するしかなく、価格も高いものが多かったのですが、最近では、セルフジェルネイルをされる方がとても多くなり、100均などでもかなり専門的な道具やパーツも売り出すようになりました!
手ごろな価格で道具をそろえられるとなれば、セルフジェルネイルを始めたい!という方もいらっしゃいますよね!

そこで今回はセルフジェルネイルに必要なものをリストアップしました!
併せてセルフジェルネイルの基本のやり方もご紹介しています!

セルフジェルネイルに必要なもの

まずは、セルフジェルネイルを始めるにあたって必ず必要になる道具をご紹介します。

エメリーボード

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

板状の薄いネイルファイル(爪やすり)です。地爪の長さ調節や爪の形を整えるのに使用します。
薄いので爪のサイドなど、細かい部分も削りやすくなっています。

スポンジバッファー(100/180G・180/220G・220/280G)

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

スポンジでできているネイルファイルです。
数字はグリット数といい、やすりの目の細かさを表し、数が大きいほど目が細かくなり、小さくなるほど粗くなります。

スポンジバッファーは、サンディングで使用します。
傷をつけることで、ジェルと地爪の密着度を高めることができます。

ウォッシャブルネイルファイル(80G・100G・180G)

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

爪の根元や爪先のサンディングに使います。
ジェルネイルは根元や爪先が剥がれやすいので、ネイルファイルでサンディングするとはがれにくくすることができます。

かなり削れるので、地爪には使用しないでください。

ブラシ類

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

ダストを除去するのに必要な、爪ブラシとふさふさブラシ(メイクブラシ)。
どちらも100円ショップのものでOKです!

爪ブラシは大き目のもののほうが使いやすくておすすめです。

エタノール

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

セルフジェルネイルに必須の道具「エタノール」。

未硬化ジェルの拭き取り、筆のふき取りなど、消毒、水分油分除去など…なんにでも使えるスーパーアイテムです。

 

ジェルクレンザー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

地爪の油分、水分除去に使用します。
ジェルネイルの仕上げである未硬化ジェルの拭き取りや筆のケアにも使用します。
ジェルクレンザーは、薬局やドラッグストアなどでも販売されている、消毒エタノールでも代用が可能ですが、持ちが悪い方はジェルクレンザーを使うと持ちがよくなることがありますので、用意しておくと便利なアイテムです。

ポリッシュリムーバー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

除光液です。

最後のふき取りに使うと、ツヤ感がアップします。
(※すべてのトップジェルでツヤ感がアップするわけではありません)

アセトン

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

ジェルオフに使う溶剤です。

安いものだとアセトンが100%ではない場合があります。
ジェルの落ち具合が変わってくるので、できるだけアセトン100%のものを用意しましょう。

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

アセトンの使用頻度が高い方は、気密性の高いびんにオフのサイズに切ったコットンを入れ、アセトンをしみ込ませておくと便利です。

ブルークロス(キューティクルリムーバー)

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

甘皮を柔らかくする液体です。

甘皮がガッチリ爪にくっついていると、除去するときに痛みを感じることや皮膚を傷つけてしまうことがあります。
キューティクルリムーバーは、甘皮を柔らかくし、除去しやすくしてくれるので、皮膚や爪への負担も少なく甘皮処理をすることができます。
また、甘皮は残っているとジェルの剥がれの原因なるので、キューティクルリムーバーを使って甘皮を柔らかくし、細部までしっかりと除去することでセルフジェルネイルも長持ちするようになります。

ブルークロスは商品名なので、別のメーカーのものでもかまいませんが、一番よく甘皮がとれるのでおすすめです。
ブルークロスは大きなボトルに入っているので、小さなポリッシュボトルに入れ替えて使用しています。

ネイル用ニッパー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

固いところや地爪を切るのに使用するニッパーです。

2500円くらいのものが切れ味もよくおすすめです。

キューティクルニッパー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

甘皮をカットするのに使用するニッパーです。

こちらも、高ければ高いほど、切れ味がよく、仕上がりもよくなります。

写真のキューティクルニッパーはヒカリの1万円くらいのキューティクルニッパーです。

シザー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

シルクをカットしたり、ネイルシールをカットしたりするのに使います。

シザーは500円くらいでも十分なので、切れ味の良いものを用意しましょう。

ベースジェル

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

サンディングありでおすすめなのは、プリジェル、またはバイオジェルです。

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

ノンサンディングでおすすめなのが、パラジェルです。
ただし、パラジェルは取り扱いが難しいので、セルフジェルネイル初心者の方には、サンディングありのベースジェルをおすすめします。

クリアジェル・トップジェル

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

トップや埋め込み、ジェル同士を混ぜるミキシングには、コストパフォーマンスの良いビューティーネイラーのソークオフジェルがおすすめです。

少し慣れた方は最後のトップコートにハードジェルであるクリストリオジェルがおすすめです。

慣れるまではグレースジェルなど他メーカのトップジェルをおすすめします。

ペーパー類

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

セルフネイルで必要なペーパー類は

  • キッチンペーパー(ふき取りなどに使用)
  • コットン(オフで使用)
  • クッキングシート(ジェルのミキシングに使用)

です。

あらかじめカットしてケースに入れておくと便利です。

アルミホイル

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

アルミホイルはオフで使用します。

指の第二関節あたりまですっぽりまけるくらいの大きさでカットしておくと便利です。

ガーゼ

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

プレパレーションの際に使用します。薬局や100均で売っている安いものでOK!

こちらも使いやすい大きさにカットしておくと、すぐに使えて便利です。

筆類

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

左から

  • ベース・トップ用スクエア筆(ネイルパートナーフラット#4)
  • フレンチ用筆(シャイニージェル熊野筆)
  • カラージェル用オーバル筆(ネイルパートナオーバル#4)
    →濃い色用と薄い色用で2本用いしておくと便利
  • アート用スクエア筆
  • アート用ライナー筆2本(らぴじぇる・マナネイル)
  • ラメライン修正用筆(使い古したスクエア筆)
  • ドット棒(どこのブランドでもOK)

必ずキャップをして保管するようにしましょう。

メタルプッシャー

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

メタルプッシャーは、セルフジェルネイルのもちが大きく変わる甘皮処理で使用します。
ジェルオフでも使います。

ストーンプッシャー(セラミックプッシャー)

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

プレパレーションで使用します。

甘皮の押し上げと根元のサンディングが同時にでき、このストーンプッシャーで根元のサンディングをすることで、ね

ライト

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

ワット数は大き目の者がおすすめ。低いとしっかり固まらない場合があります。

写真のライトはシャイニージェルの18wのLEDライトです。
お値段もお手頃でワット数も十分、コンパクトなのでセルフネイルにもおすすめです。

セルフジェルネイルであると便利なもの

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

これから紹介する道具は、あると便利!な道具です。
なくてもセルフジェルネイルはできるので、あとから買い足してもOK!

ジェルを塗る前、爪を整えるときに使用

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

ジェルを塗布するときに使用

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

プレプライマー

ジェル(ベース)の塗布前に使用して、油分水分除去専用の溶剤です。
必要なもののところでは、ジェルクレンザー(エタノールで代用可能)を使用すると書いていますが、プレプライマーを使ってもOKです。

プライマー

プライマーはイルボンドなどとも呼ばれる、地爪とジェルの密着度を高める溶剤です。
ジェルネイルが剥がれやすい先端や根元に塗布してからジェルを塗ることで、剥がれにくくなります。

プライマーには、ライトで硬化するものと硬化不要のものがあるので、説明書をしっかりみてから使用しましょう。

また、爪の中心部に塗ってしまうとジェルががっちり地爪に密着してしまいオフに時間がかかってしまうので、爪の根元と爪先だけに塗布するようにしましょう。

ウッドスティック

木製の棒です。
はみ出してしまったジェルを除去したり、爪に張り付いた甘皮処理にも使えます。
爪楊枝でも代用することができます。

スパチュラ

コンテナタイプのジェルを撹拌(混ぜる)したり、ジェルを混ぜるときに使用します。
爪楊枝でも代用が可能です。

パレット

ジェルを混ぜるときに使います。
アルミホイルやクッキングシートでも代用することができます。

ジェルのオフに使用

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

シャイナー

やすりの目が非常に細かいネイルファイルです。
ジェルオフをしたあとにシャイナーで磨くと、爪がピカピカになります。

キューティクルオイル

爪の周りの皮膚に塗ることで、皮膚の保湿をしてくれます。
ジェルオフでは、ジェルリムーバーによって皮膚の水分が一気に奪われてしまうのでキューティクルオイルでしっかりと保湿をしてあげましょう。

また、皮膚や爪の感想は、ジェルの剥がれの原因にもなりますし、地爪のデコボコや筋、二枚爪などの原因にもなります。
ジェルを長持ちさせるため、健康な爪をはやすためにも日ごろから爪のケアとして使用するのがおすすめです。

セルフジェルネイルの基本のやり方

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

セルフジェルネイルに必要なものがそろったら、早速ジェルネイルに挑戦してみましょう!
ここでは、基本的なジェルネイルのやり方をご紹介します。

下準備(プレパレーション)のやり方

まずは、ジェル塗布前に、爪の下準備をします。

  1. エメリーボードで爪の形・長さを整える
  2. 甘皮処理
  3. サンディング
  4. ダスト除去
  5. 油分・水分除去

エメリーボードは、左右に動かさず、一方方向に動かすようにしましょう。
左右に動かすと二枚爪の原因になります。

エメリーボードで爪を整えた後、スポンジバッファーで爪のバリを落としましょう。
残っていると先端からジェルが剥がれてしまします。
爪の裏側をスポンジバッファーで軽く下から上に動かすとバリを除去することができます。

甘皮処理は、メタルプッシャーで甘皮を押し上げた後、爪に張り付いた甘皮(ルーススキンを除去します。
甘皮が残っているとジェルネイルのもちが悪くなるので丁寧に仕上げます。

サンディングはスポンジバッファーで力を入れず爪全体をまんべんなく削ります。
ネイルファイルを使って爪の根元と爪先を軽くサンディングしておくと、ジェルの密着が良くなりはがれにくくなります。

ファイリングをして出たダストは、しっかり落としましょう。
残っていると、ジェルにダストが混ざって表面がツブツブしてしまいます。
爪だけでなく、周りの皮膚やしわの間なども丁寧に落とします。

最後にジェルクリーナーやエタノール、プライマーを使って油分、水分を除去して下準備(プレパレーション)は完了です。

>>プレパレーションの詳しいやり方

単色ジェルネイルのやり方

  1. ベースジェルを塗布
  2. 硬化
  3. カラージェル塗布
  4. 硬化
  5. トップジェル塗布
  6. 硬化
  7. 未硬化ジェルの拭き取り
  8. 完成!

下処理が終わったら、ジェルを塗布していきます。
まずは、爪との密着がいいベースジェルです。(兼用の場合はクリアジェルを塗布します)
ジェルを塗るときのポイントは、

  • 爪のキワまで塗布する
  • 筆には力を入れず滑らすように動かして塗布する
  • 中心から爪先の半分→根元から爪先の全体の順で塗布する
  • エッジも忘れずに塗布する
  • はみ出したジェルは拭き取る

この5つです。

ジェルを塗るとき、ジェルが均一に乗らなかったり筆跡がついてしまっても大丈夫!
ジェルにはセルフレベリングという、自然になじむ性質を持っているので、塗布後そのまま5~10秒待つとデコボコや筆跡も目立たなくなります。
粘度が低く緩いジェルの場合はどんどん広がって皮膚についてしまうので、ジェルの様子を見ながらセルフレベリングを待つ時間を見極めてくださいね。

ジェルが塗れたらメーカー指定の時間、ライトで硬化します。
この時、5本すべての指を一度に効果しようとすると、親指だけどうしても角度が付いて硬化しきれないことがあります。
その場合は、人差し指~小指の4本を塗布→硬化、親指に塗布→硬化と2回に分けると硬化不足もなく安心です。
工程が増えて手間ではありますが、特にセルフジェルネイル初心者の場合は、ジェルネイルを塗るのに時間がかかってセルフレベリングでジェルが広がりすぎてはみ出してしまうことがあるので、分けて塗布・硬化することをおすすめします。
ベースジェルと同じようにカラージェルも塗布・硬化します。
カラージェルは1度では発色が悪いので2~3度塗りするときれいに発色します。
ただし、顔料が入っているカラージェルは硬化不足を起こしやすいので厚塗りは厳禁です。
一度で発色するように厚く塗るのではなく、塗布→硬化を繰り返して、硬化不足が起きないようにしましょう。

カラージェルの塗布・硬化が終わったら、ベースジェルと同じようにトップジェルを塗布・硬化します。
トップジェルを硬化した後は、ジェルクレンザーをワイプにたっぷり染み込ませて、未硬化ジェルを拭き取ります。
この時、ジェルクレンザーはたっぷりと染み込ませてください。
ジェルクレンザーの量が少ないと未硬化ジェルがきれいに拭き取れず曇りの原因になります。
また、一度拭き取った面で次の爪を拭き取るのも曇りの原因になるので厳禁です。
必ず新しいワイプまたは新しい面で拭き取るようにしましょう。

未硬化ジェルがしっかりふきとれたら、セルフジェルネイルの完成です!

ジェルネイルオフのやり方

  1. コットンを爪の大きさにカットする
  2. ネイルファイルでサンディングする
  3. コットンにジェルリムーバーをしみ込ませる
  4. 爪にコットンをのせアルミホイルを巻く
  5. 10~15分待つ
  6. メタルプッシャで浮いてきたジェルを落とす

セルフジェルネイルは3~4週間したらオフをしましょう。
長期間楽しめるのがジェルの魅力ですが、時間がたちすぎるとジェルが浮いたり剥がれたりすることもありますし、何より伸びた地爪が見えている状態は美しくありません。

まず準備として、コットンを爪の大きさにカットしておきます。
アルミホイルもカット必要があれば準備しておきましょう。
次にネイルファイルで爪の表面をサンディングします。
目の粗いグリッド数の小さいネイルファイルで一気に削るとあっという間に地爪まで削れてしまいます。
地爪まで削ってしまうと次にジェルネイルをしたときにはがれやすくなりますし、爪の健康を損ねてしまうので注意が必要です。
サンディングの目安は、カラージェルがところどころ削れているくらいです。地爪まで削ってしまう心配がある場合は、カラージェルに傷がつくくらいのところでサンディングを終えましょう。

サンディングが終わったら、ジェルリムーバーをしみ込ませたコットンを爪にのせて、アルミホイルで巻いて固定します。
リムーバーが皮膚についてしまうと皮膚が一気に乾燥してしまうので、ジェルリムーバーをしみ込ませたコットンが皮膚につかないように気をつけましょう。

アルミホイルを巻いたらその状態で10~15分待ち、その後、アルミホイルを外して浮いてきたジェルをメタルプッシャーで落とします。
この時、ジェルが硬くて落ちないときは無理にはがさないでください。一緒に地爪まではがれてしまいます。
一度でオフしきれないときは、もう一度サンディングからやり直してください。

ジェルがきれいに落とせたら、ネイルオイルとハンドクリームで爪や皮膚をしっかり保湿しましょう。
ジェルリムーバーは揮発性が高く、爪や皮膚が非常に乾燥します。
ささくれや二枚爪の原因にもなりますのでジェルオフのあとはしっかりケアしてくださいね。

>>ジェルオフの詳しいやり方

まとめ

セルフジェルネイルに必要なもの【道具の役割と基本のやり方】

いかがでしたか?
セルフジェルネイルに必要なものを調べていると、あれもこれも必要ですごくお金がかかる!と思いますよね。
でも、最低限のものがあればセルフジェルネイルはできます!

まずは必ず必要なものをそろえて、セルフジェルネイルにチャレンジしてみましょう!
セルフジェルネイルを続けていくと、おのずと自分に必要なものがわかってきます。
徐々にあったら便利なもの、追加してセルフジェルネイルがより楽しくできるようにしていきましょう♪