ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

芸能人やおしゃれ女子にはもはや定番!指先を華やかにする「ジェルネイル」。
一見マニキュアと同じような感じがしますが、何が違うのでしょうか?
また、実際にジェルネイルをやってみたい場合は何から始めるべきなのでしょう?

こちらではジェルネイルの基礎知識ややり方などを詳しくお伝えします!

ジェルネイルとは〜マニキュアとの違い〜

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

そもそもジェルネイルとは、水あめのようなとろっとしたジェル状の合成樹脂を爪に塗り、専用のライトを当ててジェルを固めること(ジェルネイル用語「硬化」)によってできるネイルのことです。

そのジェルネイルはマニキュアにはない魅力がたっぷり♪

  • 自然乾燥が入らない!
    (仕上がればすぐに物を触ったりお出かけをしてもOK)
  • ぷっくりとしたツヤのあるデザインで可愛い♪
  • しっかり固まるので立体的なデザインが作りやすい!
  • マニキュアのような独特のにおいがない
  • 爪が分厚くなるので爪が割れにくくなる
    (プロのギターリストでやっている人も多い!)
  • 3〜4週間と長持ちする!

良いことだらけで今すぐにでも始めたくなっちゃいますよね♪

ジェルネイルの主な種類

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

始めるにはまず、ジェルネイルの種類について理解しておく必要があるのでチェックしておきましょう!

ジェルネイルには主にハードジェルとソフトジェル、2つ種類があります。
その違いを詳しく説明しますね。

ハードジェルとは

硬く強度があるので耐久力が強いのが特徴。
長さ出しや重めのストーンを使うネイルに適しています。

透明度が高くツヤ感にも優れているのでハードジェル愛用者も多いのですが、一方で地爪が薄くなりやすいというデメリットがあります。
ハードジェルは強度が強い分オフをする際にジェルを削り落とす作業が必要なので、どうしても地爪も一緒に削れてしまうんですよね。

技術次第というところもありますが、何度かジェルを繰り返すうちに爪先がしなるほど弱くなってしまうこともあるので、爪を休ませる(爪を生え変わらる)ことものちに必要になってくるかもしれません。

ソフトジェルとは

現在のネイルサロンの多くはこのソフトジェルがメインです。

別名ソークオフジェルとも呼ばれ、ハードジェルよりも強度が低い分、オフをする時はハードジェルほど削らなくてもアセトン(溶剤)で除去できるので、地爪をそこまで傷めることはありません。
また、ソフトジェルは柔らかく折れにくいという特徴もあります。
元々爪が薄かったり割れやすいという人は、爪を保護するためにもこのソフトジェルがおすすめです。

さらに、ソフトジェルには代表的な3種類のメーカーがあり、ネイルサロンを探す時はそのサロンで扱っているメーカーを調べて決めることもあります。

  • バイオジェル
    硬度が高くぷっくりネイル向き、ツヤが綺麗
    やや値段が高めだが、世界的に有名なメーカー
  • カルジェル
    伸びが良いので薄づきな自然なネイルができる
    扱いやすいのでセルフジェルネイル初心者に◎
  • パラジェル
    扱いが難しいが、発色が良く色持ちしやすい
    オフをする際のサンディング(表面を削る工程)が不要

ジェルネイルのやり方・手順

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

可愛いネイルが長持ちする魅力的なジェルネイルですが、実はマニキュアほど単純な作業ではないんです。
専用の機械・道具一式、それにテクニックも必要!

ここでは基本的なジェルネイルのやり方について説明しましょう。

1.手を消毒する

まずジェルネイルをする上で大切なのは、グリーンネイルにならないよう注意することです。
グリーンネイルとは、水や手汗などによってジェルと爪の間で菌が繁殖し、地爪が緑色に変色してしまうこと。
施術前にエタノールで消毒しておくと、そうした爪トラブルを予防することができます。

2.爪の長さと形を整える

ここからジェルネイルの下準備、ジェルネイル用語でいう「プレパレーション」を始めます。
爪切りだけでなくエメリーボードという専用の爪やすりを使って、1本1本長さと形を整えます。

3.甘皮処理

キューティクルリムーバー(甘皮を柔らかくする液)とプッシャー(甘皮を取る道具)で甘皮ケアします。
こうすることで爪が長く見え、ジェルの持ちも良くなります。

4.サンディング

サンディングとは、ファイルという専用のやすりを使って地爪の表面を細かく傷つけることです。
爪表面に凸凹をつけることでのちに塗るジェルが密着しやすくなります。
(このサンディングが不要なジェルもあります)

5.爪表面の消毒

手を洗ってタオルで水分をしっかり取ったら、キッチンペーパーやワイプという専用の布にエタノールをつけ、爪全体をしっかり拭きます。

6.水分油分除去

別のキッチンペーパーに水分油分を除去できるプレプライマーを含ませ、爪を拭きます。
これでジェルがすぐ剥がれてしまうのを防ぎます。
※ここまでの作業がプレパレーションです※

7.ベースジェルを塗る

クリアのベースジェルを筆で塗り、LEDまたはUVライトで硬化させます。

8.好きなデザインを作る

ここから好きなアートを施していきます。
カラージェル塗ったりラインを引いたりストーンをのせたり…
その都度硬化させます。

7.トップジェルを塗る

剥れたり割れたりしないよう、トップジェルを塗って硬化させます。

8.未硬化ジェルを拭き取る

ライトから抜いたばかりの爪表面にはベタベタとした未硬化ジェルが付いているので、ジェルクリーナーかエタノールを含ませたコットンで拭き取ります。

9.エッジと皮膚のくっつきを取る

ジェルがエッジ(爪の先の断面)と皮膚がくっついて違和感があるようならエメリーボードで軽く削る

長くなってしまいましたが…これで完成です!
これらを1本1本の丁寧にやることが、ジェルネイルを長持ちさせる秘訣です。
逆に言えば、これをやらないと3〜4週間どころか1週間も持ちません!
どれも意味がある、とても大切な作業です。

セルフジェルネイルは経験を積んでいくことが大切!

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

ネイルサロンでやってもらう場合は1〜2時間(デザインによる)ですが、セルフでやると最初の方は4〜5時間近くかかってしまう人も少なくありません。

また、この作業一つ一つにコツがあるので、セルフの場合は慣れるまでチャレンジし続ける覚悟が必要です!
(1回や2回で終わってしまっては、せっかく買った道具一式がもったいないですからね)

慣れてくれば、季節・イベント・シーンにあわせて自分でアートを考えたり、自分の爪を見て「かわいいー!私もネイルしてほしい!」と友達などに頼まれることもあったりして、とっても楽しいです!
多少苦戦しても「どうすれば上手にできるかな?」「もっと技術を磨きたい!」と向上心を持ってチャレンジしましょう!

ジェルネイルをオフする(落とす)やり方

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

そして頑丈なジェルネイルは、落とすのにもやり方があります。
マニキュアのように除光液でするっとは落とせません!

1.ジェル表面に傷をつける

ファイルという専用の爪やすりを使って、ジェル表面を削っていきます。
これでジェルリムーバーを染み込みやすくさせます。

2.ジェルリムーバーをジェルに染み込ませる

爪サイズのコットンにジェルリムーバーを含ませ爪上にのせ、気密性を高めるために10cm四方に切ったアルミホイルでしっかり巻き、1本に対し10分程度放置。

3.ジェルを剥がす

アルミホイルを開けるとジェル浮いてきているので、ウッドスティックで剥がします。
※取りきれなければ2をもう一度行う※

4.爪をケアする

全てが落とせたら手を洗い、キューティクルオイルやハンドクリームで保湿して完了です。

このオフをプロのネイリストにお願いしても30〜40分、ストーンなどが付いているとそれ以上にかかることもあるので、セルフとなるとオフだけで1時間以上はかかってしまうかもしれません。

ですからセルフの場合、オフ+デザインで5〜6時間かかってしまうのは最初のうちは仕方のないこと。汗
少しずつコツを掴んでいけば一つ一つの作業がスピーディになり、デザインによってはトータル3時間程度でできるようにもなるので、粘り強く続けていきましょう!

ジェルネイル長持ちテクニック

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

ジェルネイルは一般的に3〜4週間持ちますが、気に入ったデザインであればできるだけ長持ちさせたいですよね!
そこでジェルネイルを長持ちさせるテクニック(日々の過ごし方)をお伝えします!

定期的にトップコートを塗る

普段何気ない生活の中でもジェルは傷つきます。
特に薄いカルジェルは一度大きな傷がつくと剥がれやすくなってしまいます。
そして紫外線も大の苦手!
透明なデザインが黄ばんだり、カラーも変色してしまうこともあります。

そうしたダメージを防ぐのに役立つのがトップコート。
5日に1回のペースでジェル用のトップコートを重ねてお気に入りのジェルを守りましょう。

保湿をする

甘皮部分の乾燥がひどいとジェルが浮きやすくなってしまいます。
キューティクルオイルで甘皮部分をケアし、潤いを与えてあげましょう。(ハンドクリームでも可)

長湯しない

長い時間お風呂に入ってしまうと地爪が水分を含んで変質し、ジェルとの密着度が弱くなってジェルが剥がれやすくなります。
また、剥がれかけたジェルをそのままにしておくと、中の水分が腐ってグリーンネイルになってしまうので、長い時間水に触れたり湿度の高いところにいるのはできるだけ避けるようにしましょう。

負担がかかる作業に注意する

美容師や主婦など水仕事の多い人や、事務などのパソコン作業が多い人は常に爪に負担をかけてしまっているため、指の使い方や爪のケアに気をかけましょう。
例えば、
水仕事の多い人
→水に触れるときは極力手袋をする
パソコン作業が多い人
→タイピングは指の腹を使うよう意識をする

また髪を洗う時は爪でこすらないようにする、フットジェルネイルをしている場合はパンプスなどきつい靴をなるべく履かないようにする…なども、ジェルネイルを長持ちさせるのに有効です。

ジェルネイルで毎日をHappyに過ごそう!

ジェルネイルとは【初心者向け基礎知識】種類・やり方・長持ちテク

「爪が可愛いと女子力がぐん上がった気分になれる♪」「セルフネイルをしながら撮り溜めしたドラマを観るのが至福の時間」「ママ友との会話ネタになった!」などなど、ジェルネイルは私たちの何気ない毎日を明るく華やかにしてくれます!

ぜひチャレンジしてみてくださいね♪