セルフジェルネイルに無くてはならないのがクリアジェル。
ですがいざ探してみると、ベースもクリアジェル…トップもクリアジェル…しかも何も書かれていないクリアジェルまであって、初心者からすれば「どれも一緒でしょ?」と思ってしまいますよね。
しかしそれは大間違い!
今からクリアジェルとは何なのかわかりやすく説明するので、ぜひ参考になさってください!
この記事の目次
クリアジェルネイルとは?
クリアジェルネイルとは、その名の通り「透明なジェル」のことをいいます。
ただ、一言で「クリアジェル」と言ってもその種類は様々で、用途に合わせて使い分ける必要があります。
クリアジェルの種類は?
クリアジェルは主に3種類あります。
- ベースジェル
- トップジェル
- ミキシングジェル(ベースジェルでもトップジェルでもないクリアジェル)
見た目にはほとんど差がないのですが、素材は全くの別物。
例えていうなら洗剤のようなものでしょうか。
洗剤には一般的な洗濯用の合成洗剤の他にも漂白剤や研磨剤、台所用洗剤などがあり、それぞれを用途に応じて使い分けていますよね。
クリアジェルもそれぞれに役割があり、使い分けをする必要があります。
一つ一つ解説していきましょう。
ベースジェルの特徴と役割
プレパレーション→サンディングありのベースジェルを使うならサンディング→水分除去・油分除去を終えた後に塗るクリアジェルがベースジェル。
柔らかい素材で作られており、地爪とベースジェルの上に乗せるジェル、それぞれの密着度を高める役割があります。
トップジェルの特徴と役割
トップジェルは、綺麗なツヤを出したりジェルを頑丈にして長持ちさせるために最後の仕上げとして塗るクリアジェルです。
そのためトップジェルは、柔軟性のある素材で作られたベースジェルとは違い、硬い素材でできています。
ミキシングジェルの特徴と役割
一方ミキシングジェルというのは、いわゆるベースジェルともトップジェルとも書かれていないクリアジェルのこと。
次のような場面で使われることが多いです。
- カラージェルを混ぜて透明感のある色を作る時
- ラメと混ぜる時
- 厚みを出したい時
- たらしこみネイル(ドロップアート)をしたい時
「ミキシング」=「混ぜる」ですが実際の使い方は様々であるため「ミキシングジェル」ではなく「クリアジェル」として表記されることが多いようですね。
非常にややこしいのでセルフネイラー初心者さんが混乱するのも無理はありません…。
ミキシングジェル(クリアジェル)はベースジェルで代用可!
ちなみに、ベースジェルやトップジェルはそれぞれ用意すべきですが、ミキシングジェル(クリアジェル)はベースジェルで代用してもOKです。
ただ、コストを考えるとベースジェルよりもミキシングジェル(クリアジェル)の方が安い傾向にあるので、使用頻度が多いようなら別途でミキシングジェル(クリアジェル)を用意すると良いでしょう。
オールインワンのクリアジェルはNG? その理由とは
最近では、ベースにもトップにも使えるオールインワンジェル(クリアジェル)というものが売られていますが、それは洗剤でいうと「洗濯洗剤と台所洗剤を混ぜたような奇妙な洗剤」ということになります(笑)
少し極端な例え話になってしまいましたが、本来は柔らかい素材であるべきベースジェルに硬い素材が混じっていたら?
もしくは硬い素材であるべきトップジェルに柔らかい素材が混じっていたら?
私はオールインワンシャンプーを使うと必ず髪がきしみます。
あれと同じような不調が起きてしまいやすくなるということですね。
「絶対にダメ!」ということではないですが、持ちや仕上がりのことを考えると正直おすすめできません。
もしすでに買ってしまったという方は、勿体無いのでぜひミキシングジェルとして活用してくださいね。
プロ厳選!おすすめクリアジェルとは?
例えば料理が苦手な方が全く切れない包丁を使いキャベツの千切りにチャレンジしたとして…
どうでしょう?それで見事な千切りができたら、それはもう奇跡としか言いようがないでしょう(笑)
それと同じで道具選びもある程度重要なわけです。
(もちろん知識・技術はそれ以上に大切ですよ)
こちらでは技術力アップの近道として、プロのネイリストが実際に使っているクリアジェルをそれぞれお伝えしますね。
おすすめクリアジェル(ベースジェル)
プリジェル エクセレントベースa
画像出典:Amazon 商品詳細ページ
純国産のプリジェルはネイルサロン御用達メーカー!
中でもベースジェルは優れた密着力と柔軟性を持っており、サロンで大活躍しています。
おすすめクリアジェル(トップジェル)
プリジェル トップシャイン
画像出典:Amazon 商品詳細ページ
プリジェルのトップジェルはベースジェル同じく優秀です!
抜群の透明感とツヤ感があり、ネイルアートを引き立たせてくれます。
LEDライトは30秒、UVライトは1分ほど規定時間よりも多めに硬化すると、よりピカピカに仕上がりやすくなるので試してみてくださいね!
グレースジェル ワイプレストップ
画像出典:Amazon 商品詳細ページ
未硬化ジェル拭き取り不要のトップジェルです。
「いつもベタつきがうまく取れない」「少しでも楽にジェルネイルをしたい」という方におすすめです。
※硬化熱を感じやすいのでご注意ください
おすすめクリアジェル(ミキシングジェル)
ビューティーネイラー ソークオフジェル クリア
画像出典:Amazon 商品詳細ページ
柔らかすぎず硬すぎない絶妙なテクスチャーなので初心者でも扱いやすい!
そして、プチプラ・大容量というのも魅力的なクリアジェルです。
上記参考:資格なしでできる!プロネイリストが絶対教えたくない今すぐ使えるセルフネイル術
「[質問]どこのジェルネイルがおすすめかおしえていただきたいです」
クリアジェルネイルのやり方
これまたややこしいですが、1カラー・フレンチネイル・グラデーションネイルと様々なデザインがある中で「クリアジェルネイル」というものがあります。
いわゆる、ベースジェルとトップジェルだけで仕上げる透明なネイルのことです。
ジェルネイルは地爪補強にもなるので、学校の校則が厳しかったり会社でカラーネイルが禁止されているという方におすすめ!
やり方を説明するのでぜひトライしてみてくださいね。
1.プレパレーションをする
細かいポイントがたくさんあるので別ページで説明させていただきます!
長持ちさせるためには欠かせない作業なので時間がかかってもしっかり行なってくださいね。
2.サンディングをする
サンディングありのベースジェルを使用する場合、プレパレーションの後にサンディングをしましょう。
スポンジファイルを使って1本の爪に対し4方向から満遍なくサンディングします。
3.水分除去・油分除去をする
キッチンペーパーにエタノール(もしくはクレンザー)を染み込ませ、反対の手の親指に巻いて爪全体・皮膚との溝までしっかり拭き取ります。
しっかり拭き取らないと、ジェルは水分・油分に弱いので取れやすくなってしまうのでここも入念に!
また拭いた後の指は必ず何も触れないこと!
万が一触れてしまった場合はもう一度拭き取りを行なってくださいね。
4.ベースジェルを塗って仮硬化
ベースジェルを塗っていきましょう。
ベースジェルを軽く付けた筆を爪にのせ、伸ばしながらジェルの基礎となる枠を作ります。
そして硬化せずにもう一度先程よりも少し多めのジェルを取ってジェルを伸ばし、ある程度馴染んだら10〜20秒程度セルフレベリング(表面張力)します。1度目に作った枠に自然と流れていくイメージです。
表面の凸凹も防ぐことができます。
表面が平らになったことを確認したら仮硬化しましょう。
5.トップジェルを塗る
ベースジェルと同じように2回に分けてトップジェルを塗っていきましょう。
始めに少量のトップジェルを筆に取り、中央→サイド→根元→エッジの順に塗り、再び先程よりも少し多めのジェルを取って爪中心部分にのせます。
ここから筆圧をかけずに筆を動かし、中央のぷっくりを綺麗に保たせながら周りのジェルを馴染ませます。
色んな角度からジェルが寄っていないか、変な凹凸がないかを確認したら、完全硬化させましょう。
6.未硬化ジェルを拭き取って完成
ノンワイプジェルでなければ未硬化ジェルを拭き取って完成です!
クリアジェルネイルおすすめデザイン集
上記でお伝えした通り、一般的にクリアジェルネイルとは透明なネイルのことを指しますが、どうやら「透明感のある色を使ったネイル」や「透明感のあるデザインのネイル」も「クリアジェルネイル」と呼ばれているようです(笑)
これといった定義はないんでしょうね。
- シンプルで清潔感のあるネイルが好き
- ネイルはできるけどあまり派手なものは仕事的にダメ
という方のために、どんなデザインがあるのかをご紹介しますね。
アーティスティックなクリアジェルネイル
ふんわりドットのクリアジェルネイル
センスが光るホロ&スタッズのクリアジェルネイル
ビビットカラーもおしゃれなクリアジェルネイル
差し色が可愛いクリアジェルネイル
こなれ感で周りと差をつける!クリアジェルネイル
クリアジェルとは基礎であり応用でもある!
いかがでしたか?
クリアジェルには持ち・デザイン・フォルムのすべてを担う重要な働きがあります。
うまく扱えるようになることでジェルネイルがぐんと楽しくなるので、ぜひクリアジェルと早く仲良くなってくださいね♪