ジェルネイル検定中級の課題である「フレンチ」は、同級のグラデーションと同じくジェルネイルの基本の技術です。
美しく、かつ正確にフレンチを仕上げるためには、フレンチを描くコツを知っているかが重要です。
今回は、ジェルネイル検定中級のフレンチについてご紹介いたします。
この記事の目次
ジェルネイル検定中級「フレンチ」やり方のコツ
カラージェルの選び方
白フレンチをきれいに仕上げるためには、とくかく発色がよくパキッと鮮明に描くことができる白のカラージェルがおすすめです。
メーカーの中には、フレンチ用のカラージェルもあるので、そういった専用のものを使用してもよいでしょう。
フレンチは、しっかりと発色させようと何度も重ね塗りをしてしまうと、先がぼてっと厚くなってしまいます。
そのため、少ない回数で仕上げられるよう発色の良いカラーを使用するのがベストです。
また、粘度は少し高めのカラージェルの方が、鮮明なラインをかくことができます。
柔らかめのカラージェルは修正がしやすいですが、柔らかい分どうしてもラインが不鮮明になりやすいので、固めのジェルがおすすめです。
ブラシの選び方
フレンチを描くためには、フレンチ用の斜めにカットされた筆(アンギュラー筆)がおすすめです。
細かなラインを仕上げるためには、筆の幅は細めがよいでしょう。
また筆の毛は柔らかすぎるとラインをつなげるのが難しくなるので、コシが強めの筆がフレンチラインをつなげやすくおすすめです。
1度目から慎重に
白のカラージェルには顔料が多く含まれているため、たくさんの量をのせてしまうと生焼けになってしまうことがあります。
そのため二度目の塗布でムラをカバーしようと調節しても、うまくカバーできません。
白フレンチを美しく仕上げるためには、1度目からしっかりとフレンチの形を作り上げましょう。
ベースジェルで土台作り
爪の表面に凹凸があると、フレンチをうまく描くことができません。
そのため、まずは土台となるベースジェルを丁寧に仕上げることが大切です。
ベースジェルをしっかり塗布して、つるんと凹凸のない表面に仕上げてから、フレンチラインを仕上げましょう。
ガイドラインを引いてからフレンチを描く
まずは、フレンチが映えるバランスといわれる爪の先端1/3にジェルを塗布します。
次に、トップエンドの位置を決め、ガイドラインを引きます。
中心からガイドラインに向かって円弧を描いて繋げます。
はみ出た部分は、エタノールを含ませた筆で修正しましょう。
全体、エッジに塗布をして硬化します。
二度目の塗布は、1度目よりも多めのカラージェルをとって、1度塗りのフレンチに沿って塗布、硬化します。
いきなりフレンチラインをフリーハンドで描くのではなく、フレンチの幅、深さを決めてガイドラインを描いてから点と点をつなげるように描くことで、左右対称のフレンチラインを描きやすくなります。
ジェルネイル検定中級「フレンチ」合格ポイント
フレンチのスマイルラインに決まりはない
フレンチのスマイルラインには特に決まりがありません。
どんな角度でもOKです。
重要なのはスマイルラインの形よりも左右対称や幅がそろっているかどうかです。
フレンチラインは左右対称に
爪の真ん中を中心として、左右対称なカーブを描くようにしましょう。
利き手と反対の方向に中心がずれやすいので、爪全体を見て中心がずれていないか、確認しましょう。
5本のフレンチの幅をそろえる
小指の幅は太く、親指の幅は細くなりがちです。
全体を見ながら、5本すべての指のフレンチの幅をそろえるようにしましょう。
目とモデルの手との距離が近いとバランスがわかりづらくなります。
距離をとって遠目で全体のバランスを確認しましょう。
イエローラインが見えすぎるのはNG
ネイルベッドが小さく、フリーエッジが長いと、フレンチの幅によってはイエローラインが見えてしまいます。
イエローラインが見えてはいけないわけではありませんが、仕上がりとしてあまり美しくはありません。
フレンチの幅に指定はないので、ネイルベッドが一番短い爪に合わせてフレンチの幅を決め、全体を合わせていくことで、イエローラインが見えてしまうのを防ぐことができます。
ジェルネイル検定中級「フレンチ」練習参考動画
まとめ
いかがでしたか?
美しいフレンチラインを描くには、ガイドラインをひくなどのコツも非常に重要ですが、使用するカラージェルによっても仕上がりが変わってきます。
特にフレンチラインがぼけてしまう、滲んでしまう、くっきりと出ないという場合には、白のカラージェルが柔らかすぎる可能性もあります。
フレンチ用の白カラージェルにしただけで仕上がりがぐっと良くなった!という場合もあるので、一度試してみるのもおすすめです。
試行錯誤を重ねて、合格点がもらえるフレンチカラーリングを目指しましょう!